【目標点別】センター生物を得点するための勉強法を徹底解説

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これから本格的な受験勉強を始めようという人にとっては、センター生物ではどのような問題が出て、成功する高得点目標点を取るためにはどうすればよいのかとか、どういう勉強をしていけばよいのかとか、どの参考書・問題集を使えばよいのかとか、様々な疑問があるかもしれません。

これらの疑問のすべてに一言で答えるとすれば、「白紙」の上に正確に知識、考察、実験、生体の構造や変化、生体物質の働き、合成のされ方などを総合的に書けるようにしさえすればよく、そのような勉強法や参考書を選択すればよいということです。

「白紙」の上であるのですからつまり、問題を見て対応するのではなく、初めから「白紙」の上に自ら必要な情報を作成できるように力をつければ確実に目標点を達成できるということです。

この記事ではセンター生物を得点するために知っておくべきポイントについてこの具体的な方法を見ていきましょうについて紹介していきますので、参考にしてみてください。

1.センター生物の概要

1-1センター生物の大問ごとの構成

2015年度以降の現行過程に即した出題形式の大問構成を見ていきます。
大問1から5は必答で、「生物」の教科書の編に即しています。、大問6,7は一方を選択して回答するという形式です。

大問1、①生命現象と物質
大問2、②生殖と発生
大問3、③生物の環境応答
大問4、④生態と環境
大問5、⑤生物の進化と系統

ここまでは必答です。

「生物」の教科書の編に即しています。ここまでをそれぞれ①~⑤とすると、大問6は、2015年度は①と②から臓器移植について、2016年度は①と③からイネの栽培、大問7は、2015年度は①と⑤からDNAと進化、2016年度は②と③から社会性昆虫、からの出題で、複数の基本情報を組み合わせて総合的に考察する問題です。特に①が多くの問題に絡んできます。

この選択問題である大問6,7は総合力と科学的思考を必要としていてやや難問です。

1-2センター生物の問題の特徴

大問1から5についてA,B2つのリード文があり、それぞれに実験・観察文が付加されていることが多いです。また、文章の穴埋め問題と考察問題の組み合わせによる小問や、観察・実験からの考察による小問があり、単純知識だけを問う問題は少ないくなっています。全体的に図やグラフ、測定値を表にしたものを見て、基礎知識と照らし合わせて考えることによって答えが導かれるという問題が多くを占めています。

問われることの種類を大きく3つに分けると以下ですのとおりです。

A)用語知識を問うもの
B)生体の物質や構造の変化の仕方など、判明している事実の知識を問うもの
C)実験を読み取り、数値計算や、論理的考察をさせるもの

このうちのAとB、BとCなどのように2つを組み合わせて1つの小問とすることもあります。

2.センター生物の対策に必要なもの

2-1「白紙」

冒頭からお伝えしている「白紙」とは、まさに「まっさらな紙」のことであり、覚えることを図式や表に書いて、視覚化していくためのまっさらな紙を用意しましょうに重要なものとなります。

ファイリングして閉じる必要もなければ、丁寧に書く必要もありません。計算用紙のようなものだと思ってください。覚えてしまったら捨ててしまうものです。手で書いてかつ客観的に見て覚えることで、入試問題をはっきりとした知識で対処するというのが目的です。

書き方の例を挙げておきます。例えば、問題集を解き進める中でこのような問題に出会うことがあります。

生物問題例

※2016年度弘前大学入試「理科」から一部抜粋

問題には図が描かれていませんが、細胞が分裂したり移動したりして、時間的空間的流れがあるので、図式化したほうが分かりやすい内容になっています。

あるいは、問題に図があっても、図の中身についての出題がされていて、はっきりと図的な理解をしておかないと解けないこともあるでしょう。

そういう場合に教科書や、問題集の解説を参考にしながら「白紙」に図をまとめ上げていくという作業をしてみましょう。

以下のような「白紙」作成になります。今回は教科書の図を役立ててみました。

hakushi

※書き方のポイント
・時間的な流れがあるものは、左から右へ時系列に並べる
・細胞小器官など、形がどうなっているかとか、部分の名称や働きが何なのかなどを視覚的に覚えるべきものは、B5またはA4程度の大きさの紙を丸ごと使う大きさで書く
・視覚重視のため、イラストをメインにして、イラスト化できない情報のみ文字で
・思い立ったらすぐ書いてみる(問題を解く中であいまいだなと感じたらすぐにやってみましょう)
・細部にこだわりすぎない(全体像をつかむことが大事なので)
・まず書き始めは何も見ずに、詰まってきたら教科書を見ながら続きを書く

2-2教科書または教科書的参考書

単に言葉を暗記していくだけでなく、働きや意味を「白紙」に書いていくためには、絵であったり、関係図であったり、表としてまとめていくことで、断片的な知識をまとめ上げていく能力がまずは必要です。

なぜなら、2つの理由、すなわちそれが知識を忘れにくいものにするということとし、考察問題への対応力に結び付くということによりますためです。

したがって、「白紙」を書いていく上で、書く内容や情報を集めたり調べたりするために教科書または参考書を用意してください。

さらに、問題集や過去問では、必要な知識すべてが得られるわけではありません。情報の漏れが少なからずあるはずです。出題される可能性があることを網羅しているのが教科書や教科書的な参考書です。知識を得ていくメインが教科書、問題集はサブというとらえ方でいいでしょう。

2-3総合問題集

センター試験対策といっても、いきなりマーク式問題集をやるべきではないです。まずは基本知識を問うてくる総合的な問題集から始めたいところです。何を「白紙」に書いていけばよいか、そのきっかけをもらうためです。

つまり、過去問集ではない総合的な問題集は章ごとに問題が分かれていて、問題ごとにテーマがあります。減数分裂の問題とか、バイオーム、メンデル遺伝、動物の本能行動、筋肉の収縮・・・等々のテーマについての問題になっていると、それに関する「白紙」を始めやすく、こういった「白紙」のきっかけを得るというのはマーク問題集ではしにくいです。

さらに、総合問題集だとマーク問題集ではありえない、記述問題や、イラストを描いて答える問題がるので、「白紙」で覚えた事柄を確認するという場面に、問題を進める中で必ず遭遇できます。

従って、単純に問題を解いて答え合わせをし、間違えたところを覚えるという「消化していく」というやり方ではなく、覚えるために問題集を使い、回答するために必要な知識で、まだはっきりと覚えきれていないものを、都度書き上げていくようにすべきです。

さらに覚えられたかを確かめてみるというスタンスを自然ととることができるので、総合問題集を使うべきです。

2-4その他必要に応じて図解、資料集など

図解・資料集はセンター試験8割程度までの目標であれば、必ずしも必要ではありません。教科書の本文や図をしっかり読んで意味理解を優先すべきです。それでも補えないような、より詳しいデータや、どうしてもある種の生物の写真を見たい場合などには参考にしてもよいですが、必要となるのはセンター9割以上安定を目指す場合や、むしろ2次試験での高得点を目指す場合となります。

3.目標点別勉強法

ここでは目標点別での勉強法をご紹介します。あなたが目指す点数について参考にしてください。

3-1 目標60点以上

用語や判明事実の知識をさらっていくことで十分狙える点数です。まずは教科書を読んで分野ごとに大まかにどういうことが書いてあるかを理解したうえで、必要最小限のことだけを書かれた参考書で基礎を覚えていくとよいでしょう。

◼モデルプラン
①教科書(生物基礎・生物)の通読で流れをつかむ…約1か月(9月)
生物の教科全体を通じて、どういうことを学ぶのか、どんな単元があって、どういう順番でということを大まかにつかむ目的です。センターの大問1から5が編に即しているので、そうすることでどういう流れで出題されるのかを知ることができます。1日2項目を読み、週末にはその週で読んだ章を読み直すというペースでいけば1か月程度で読み終えられるでしょう。

②宇宙一わかりやすい高校生物 (学研)…約2か月(10・11月)

基礎のみを書かれた参考書で、覚えておきたいことを「白紙」にまとめる練習をしましょう。

イラストが非常にシンプルでかわいらしい。にもかかわらず必要なことはきっちり描かれている良作です。

「白紙」に書いて説明をしていくことそのもののやり方をつかんでいくために良いでしょう。ぜひ、同書のような図を描く練習をじっくりしていきたいです。
教科書を併用してゆっくりやっていきましょう。

生命現象や実験内容などについて、大まかな説明をできるようにして、センター試験で出題される実験問題やその他リード文の内容を理解するための土台作りのためにこれ本書をやります。

従って、細部まで完璧に覚えることに時間をかける必要はなく、おおまかに7割がたの単元で「白紙」が書けるようになったかなという頃に③へ進んで大丈夫です。(注意点として、用語の7割を言えるようにするのではなく、用語の内容の説明を7割がたできるようにすることを目指すということです。)

③らくらくマスター 生物基礎・生物 (河合出版)…約1か月(12月)

入門的な大学入試問題とその解説が、ポイントを押さえて書かれています。記述問題も含まれていますが、基礎的なものなので、知識の定着を目的として解いていくとよいでしょう。

目的は覚えていくべきことを、問題を通じて知っていくということ。1問1問解いたら教科書と参考書で調べ、「白紙」の作成も続けていき、おおよそ全体の8割の問題について答えの出し方を説明できるという頃に④に進みましょうたいです。

④マーク式総合問題集(河合)と大学入試センター試験実践問題集生物(駿台)の両方 …約1か月(1月)

生物のセンター用の問題集は出回っている種類が非常に少ないです。物理や化学、生物基礎は多く出版されていますが生物は指折り数えるくらいしかないです。河合塾と駿台は解説が詳しく、③で覚えきれなかった問題も実際の問題にトライしてみたらわかるかもしれないので、ぜひ2冊ともやってみましょう。

併せて、過去問もやるのですがやることが望ましいですが、2015年度と2016年度の本試と追試の計4回分のみをすれば十分です。それ以前過去の問題は出題分野が異なるのでやる必要はないですでしょう。

3-2目標70点以上

全体としての基礎がなんとなく分かってはいるだけでは届かず、どの分野もある程度の「白紙」の作成ができる必要があります。ぼんやりとした知識をはっきりとさせていくという意識を持っていきたいです。生物で大きく躓くわけにはいかない、どうしても7割死守したいという人に最適な勉強法をご紹介します。

◼モデルプラン

①教科書(生物基礎・生物)の通読で流れをつかむ…約1か月(7月)

生物の教科全体を通じて、どういうことを学ぶのか、どんな単元があって、どういう順番でということを大まかにつかむ目的です。センターの大問1から5が編に即しているので、そうすることでどういう流れで出題されるのかを知ることができます。1日2項目を読み、週末にはその週で読んだ章を読み直すというペースでいけば1か月程度で読み終えられるでしょう。

②大学入試完全網羅 日本一詳しい生物基礎・生物の解き方 (中経出版)…約2か月(8・9月)

書かれていた図を「白紙」にイラストを描いてみながら覚えていきましょう。その際、教科書を併用して見比べながら進めてみましょう。

分野ごとに基礎的な内容がどのようなものであるかを、教科書の本文や参考書を見たときに十分思い出せるし、ある程度の「白紙」上の説明を作成できるという状態を目指します。

用語を言えるようにするのではなく、用語の内容の説明をできるようにすることを心掛けましょう。この心掛けがセンター試験の実験問題やリード文を正確に読むための土台作りにつながります。
時間をかけすぎず、細部は後から覚えるという感じでおおまかに覚えたら③へ進みましょう。

③基礎問題精講 生物 (旺文社)…約2か月(10・11月)



大学入試の典型問題が載せられていて、記述問題、グラフ・表の読み取りも取り入れられていて、総合的に知っていくために良い問題集です。

マーク試験対策だとしても、記述問題に取り組むべきです。言葉による説明をしていくことで、自分の知識を客観化して、不十分な理解があることを発見して、覚える際に気を付けるべきところを自覚することが目的です。そうしなければ、文章の選択肢から正誤を判定する問題に対応する力をつけられません。

主に平日に進めて解けなかった問題は×をつけておいて、土日に2回目解いてみるということをしてください。それでも解けなかった問題は翌週の土日にもう一度解いてみましょう。日をおいて3回解くことで定着率アップを図ります。4回目以降は粘る必要はありません。それよりはむしろ先に進め次第、④に移ることを優先します。

④マーク式総合問題集(河合)と大学入試センター試験実践問題集生物(駿台)の両方 …約1か月(12月)


生物のセンター用の問題集は出回っている種類が非常に少ないです。物理や化学、生物基礎は多く出版されていますが生物は指折り数えるくらいしかないです。

河合塾と駿台は解説が詳しく、③で覚えきれなかった問題も実際の問題にトライしてみたらわかるかもしれないので、ぜひ2冊ともやってみましょう。併せて、過去問もやることが望ましいですのですが2015年度と2016年度の本試と追試の計4回分のみをすれば十分です。過去それ以前の問題は出題分野が異なるのでやる必要はないです。

⑤教科書通読 …センター直前期(1月)
細かい部分で覚え間違いがないか最終チェックをします。今までの「白紙」勉強で覚えたつもりになっていたが、実は間違えて覚えていたということが必ずあるはずです。それを見つけるためにやってください。最終ですので、紙背に徹するくらい熟読してください。

3-3目標80点以上

問題内容を見たときに、それに関連するイラストや関係図を描けるようになったぞという自信がついた頃に取れる点数です。確実に80点を目指したいという受験生は、国公立大や理系の私立大を目指しているけれどすけど、生物がネックになっているという人に多いのではないでしょうか。そんな受験生が絶対に8割キープできる方法をご紹介します。

◼モデルプラン

①教科書(生物基礎・生物)の通読で流れをつかむ…約1か月(6月)
生物の教科全体を通じて、どういうことを学ぶのか、どんな単元があって、どういう順番でということを大まかにつかむ目的です。

センターの大問1から5が編に即しているので、そうすることでどういう流れで出題されるのかを知ることができます。1日2項目を読み、週末にはその週で読んだ章を読み直すというペースでいけば1か月程度で読み終えられるでしょう。

②実践 生物重要問題集 生物基礎・生物 (数研出版)…約3か月(7~9月)

入試問題の寄せ集めではありますが、必要なことが過不足なく書かれていて、しかも記述問題が多いです。論述すべきことを、問題を通じてとらえ、理解し、自らの「白紙」作業に取り入れることによって、センター特有の実験考察に役立てられます。

1週目は散々な結果になるかもしれませんが、小問の一つでも間違えた問題や調べないとわからなかった問題は×印を、小問すべて解けた問題には○をつけていきましょう。

2週目をやるときの目安になります。×の問題は下記のチャート式でしっかり調べ、「白紙」をし、理解するということをやっていきますが、総合力を早めにつけたいので、時間をかけて何度も何度もというのではなく、消化したら次へ進むということを優先でいいです。まずは1冊やり終えてしまいましょう。

チャート式新生物 (数研出版)

教科書の内容にさらに詳しい内容や、実験、考察が書かれています。読むのがメインになるので主にやることはチャート、図録を片手に問題集を解き、覚えておくべきことを書いて覚えましょう。問題内容の該当部分を常に調べていくことを意識するとよいでしょう。

③教科書の通読と重要問題集(再度)…約2か月(10・11月)
問題集を終えたうえでもう一度教科書を編ごとに読み、編に対応する問題を解いていきます(教科書の編と問題集の編は対応しています)。

ただし○の問題は読み返すだけでいいです。×の問題について平日に解き、それでもまだ×であった問題を土日にもう一度解いてください。1つの問題につき最大で②と併せて3回やることになります。
4回目解くことまではしなくてよいので、消化できたら④へ進みましょう。

このような方法をとることで、典型問題の解き方を定着できるだけでなく、どのような問題が出るものなのかを知ることができ、センター生物でよくあるパターンの問題を解く際の思考回路を身につけることができます。

④マーク式総合問題集(河合)と大学入試センター試験実践問題集生物(駿台)の両方 …約1か月(12月)


生物のセンター用の問題集は出回っている種類が非常に少ないです。物理や化学、生物基礎は多く出版されていますが生物は指折り数えるくらいしかないです。河合塾と駿台は解説が詳しく、センター試験の出題のされ方に慣れ、解くコツをつかんでいくことができる本はこの2冊と過去問しかありません。

進めていく中で解説を読んだ翌日に、間違えた問題の答えの出し方を言葉で言ったり書いたりしながら再現するようにしてみてください。そうすることで解く際の意識の持ち方や、引っかかりやすいポイントが分かり、実力として定着できます。

併せて、過去問もやるのでのが望ましいですが2015年度と2016年度の本試と追試の計4回分のみをすれば十分です。それ以前過去の問題は出題分野が異なるのでやる必要はないですでしょう。

⑤教科書通読 …センター直前期(1月)
細かい部分で覚え間違いがないか最終チェックをします。今までの「白紙」勉強で覚えたつもりになっていたが、実は間違えて覚えていたということが必ずあるはずです。それを見つけるためにやってください。最終ですので、紙背に徹するくらい熟読してください。

3-4 目標90点以上

すべての内容を完璧に。分野ごとの詳しく正確な解説を自らできるようになれば達成可能です。満点を目指すつもりでいかないとなかなか取れません。

80点との違いは、80点目標は問題文依存での解説ができればよいが、90点は問題文にかかわらず、まったくの初めから高校生物の内容を詳しく説明できる必要があるということです。どうしても生物で高得点をたたき出したい人向けの勉強法をご紹介します。

◼モデルプラン

①教科書(生物基礎・生物)の通読で流れをつかむ…約1か月(5月)
生物の教科全体を通じて、どういうことを学ぶのか、どんな単元があって、どういう順番でということを大まかにつかむ目的です。
センターの大問1から5が編に即しているので、そうすることでどういう流れで出題されるのかを知ることができます。1日2項目を読み、週末にはその週で読んだ章を読み直すというペースでいけば1か月程度で読み終えられるでしょう。

②実践 生物重要問題集 生物基礎・生物 (数研出版)…約3か月(6~8月)

入試問題の寄せ集めではありますが、必要なことが過不足なく書かれていて、しかも記述問題が多いです。論述すべきことを、問題を通じてとらえ、理解し、自らの「白紙」作業に取り入れることによって、センター特有の実験考察に役立てられます。

間違えた問題は必ず×印をつけておき、覚えるために「白紙」にまとめてみた上で、週末に必ずもう一度解いてみましょう。

2回目解いても解けなければ2つ目の×印をつけておきます。まずは3か月で1冊やり終えますが、③へ進んだ頃にも×2つの問題は、同じ単元をやっている合間に必ず3回目解いてください。

③標準問題精講 生物 (旺文社)…約3か月(9~11月)

扱われる問題が相当高度で、特に実験の読み取り問題に対して非常に詳しく解説されています。センター試験の中でも難易度の高い問題を取りにいき、満点を目指すつもりで考察力を強め、結果として9割以上を取れればよいです。

知識、情報があいまいになったり、問題との関連を失ったりしてしまっては意味がないので、ぜひ問題文や解説文のページの上下左右の余白に、気づいたこと、解く際のポイントを書き込んでいきましょう。問題集を真っ黒にしてしまうつもりでいいです。

こうすることで知識と問題の関連がよりはっきりしてきます。また、「白紙」が不十分だと感じるようなことがあればすぐに何度でも教科書の該当部分を読み、自分で説明をしてみましょう。下の図録を片手にやっていき、分からないことやあいまいなことはすぐに調べましょう。
もちろん②で解けなかった問題の3回目をやってみるということも並行してやっていきます。

フォトサイエンス 生物図録 (数研出版)

より詳しい理解や、実際の写真で印象をはっきりつけることができるので、併用していきたい。解いた問題の周辺知識も調べられるので、より確実な記憶をするために役立てられます。

④マーク式総合問題集(河合)と大学入試センター試験実践問題集生物(駿台)の両方 …約1か月(12月)

生物のセンター用の問題集は出回っている種類が非常に少ないです。物理や化学、生物基礎は多く出版されていますが生物は指折り数えるくらいしかないです。

河合塾と駿台は解説が詳しく、センター試験の出題のされ方に慣れ、解くコツをつかんでいくことができる本はこの2冊と過去問しかありません。進めていく中で解説を読んだ翌日に、間違えた問題の答えの出し方を言葉で言ったり書いたりしながら再現するようにしてみてください。そうすることで解く際の意識の持ち方や、引っかかりやすいポイントが分かり、実力として定着できます。

併せて、過去問もやるのですが2015年度と2016年度の本試と追試の計4回分のみをすれば十分です。過去の問題は出題分野が異なるのでやる必要はないです。

⑤教科書通読 …センター直前期(1月)
細かい部分で覚え間違いがないか最終チェックをします。今までの「白紙」勉強で覚えたつもりになっていたが、実は間違えて覚えていたということが必ずあるはずです。
それを見つけるためにやってください。最終ですので、紙背に徹するくらい熟読してください。

4.生物が得意になるコツ

生物ができるようになるかどうかがちょっとした「コツ」を理解しているかどうかだと言っても過言ではありません。
多くの受験生は自己流で間違った勉強法をしてしまい失点してしまいます。なかなか生物で得点できないと悩んでいる方は以下であげる内容に必ず目を通してください。

4-1思い出す作業を具体的なやり方を決めて繰り返す。

「白紙」に図を書いて覚えていくというやり方は生物の受験勉強のすべてを通じて共通ですが、何を題材にということを少しずつ変えていく必要があります。

まず一から始める場合は、教科書またはそれに準じた参考書から始めることが重要です。基礎知識を正しく確認しながら、大まかな部分を覚えていくため目的です。

ある程度基礎がついたら、問題集を解きながら、分かりにくかった問題について新たに(教科書で初めにやった時の物ではなく新たに)「白紙」に書き、今度は1回目の時よりもより多くの情報を文字で書き込んでいってみてください。間違えた問題は、1週間おいて再度解き、再三「白紙」に書くことを繰り返しましょうをする。
この思い出し作業を何度もやることで、必要な情報を血肉として身に着けることができるはずです。

4-2知識を断片化しない

断片的な知識(用語、実験内容、臓器、細胞小器官、化学物質など)をばらばらのまま、数を増やしていくのではなく、全体的に結びついた有機的な知識の結合を意識すべきです。
センター試験の点数は「白紙」の上に書ける情報の「広がり×質」に比例します。

センター生物の点数 = k × 情報の広がり × 情報の質 (kは比例定数)

ここでいう情報の広がりとは、例えば細胞小器官において、2重膜構造といえば、共生説、原核生物から真核生物への進化、膜構造における流動モザイクモデルとATPアーゼ、物質の貯蔵と分泌の機構、などといった幅広く横に広がる生物の知識の面積を言います。

情報の質とは、それぞれの細胞小器官の働きについてどれだけ詳しくイメージ図を書け、各部位の機能、構造を記すことができて、どういった実験でそれが確かめられて、といった奥に食い込む知識の密度です。
この観点をもってすれば、単なる断片的な用語暗記は役に立ちません。意味理解に重点を置いた勉強をしていくとよいでしょう。

5 センターの点数を1点でも高くする極意

5-1 マーク式試験とはいえ、普段の勉強は筆記問題を重視

マーク式の問題集はあくまでも、実力がどれくらいついたかのチェックのためのものであり、本当の学力を上げて点数を伸ばすには筆記問題をやってみることが重要です。説明を言葉で書くことで、頭の中で論理が組み立てられ、忘れにくい記憶につながっていき、思考問題への対応もできるようになります。

5-2考察して答える問題は、答えの出し方を人に説明する

記述問題でなくても、考察して選択肢から選ぶような問題は導出過程を人に説明できるような言葉で説明してみよう(一人で壁に向かって説明しても可)。納得させられるような言葉が出てこないときは、該当箇所を必ず教科書で調べるなどする。紙や黒板に書いて説明をする、自分の説明を録音、録画してみる、なんていうことも可能であればおすすめです。

5-3マーク模試は積極的に受ける

家で解いてみるのと、実際に時間を計られて試験場で解くのとでは大いに気の持ち方が違ってきます。さらに、マークを塗りつぶす練習をしたかどうかは思いの外、重要だったりします。特に10月以降のマーク模試は積極的に受け、復習は、間違えた箇所のみならず、あっていたところもすべきです。その時たまたま合っていただけかもしれません。

5-4教科書通読を特に大事にする

学習プランの中に教科書通読を設けるのはもちろん、理解が不十分な単元が見つかり次第、該当箇所を読むということを徹底しよう。センター試験は教科書以外からは出ません。

いかなる参考書や問題集よりも最も効率よく情報を集められる本が、教科書なのです。受験直前期である年明けは、教科書を読み始め、知識の抜けがないか最終チェックをしておきましょう。読み終わったと同時にセンター本番がベストです。

6.まとめ

この記事では私自身の体験をもとに、目標点を取るための最善かつ最短の方法を得点別にまとめました。私たち動物は、外から有機物を取り入れないと生きていけません。基礎知識を取り入れて初めて同化できます。また不消化物は排出し、外へ説明しなければなりません。最もエネルギー効率を少しでも上げるためには、不消化排出量は減らしたいですけどね。是非とも効率よく知識を取り入れていく方法を実践しましょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。
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