フッ化水素酸についての覚書
フッ化水素(HF)の続きから行きましょう。
フッ化水素の水溶液をフッ化水素酸と言いますが、
このフッ化水素酸の保存方法は?
答は、ポリエチレン容器に保存
なぜガラス瓶ではなくて、ポリエチレン容器なのか?
というと、ガラス瓶だと溶かしてしまうからなんですね。
ガラスとフッ化水素酸の反応式は、よく聞かれます。
「入試でよく聞かれる&覚えにくい反応式」の上位3つに入るでしょう。
SiO2 + 6HF → H2SiF6 + 2H2O
です。
覚えにくいのは、なんと言ってもH2SiF6 ですね。
この物質は名前も聞かれるので、名前を覚えましょう。
ヘキサフルオロケイ酸
え?('д'|l!)
ちょっと見たり聞いただけだとなかなか覚えられない名前ですよね。
それじゃあ説明して行きますよ。
ヘキサ=6個
フルオロ=フッ化
ケイ酸=H2SIO3
です。
ヘキサ(6個)フルオロ(フッ化された)ケイ酸(H2SiO3 )
でもこれだけじゃ、まだ今イチピンと来ませんよね。
大切なのは、
一体どこがフルオロ(フッ化)されたのか?
です。
これは、酸素原子(O)がフルオロ化された(=Fに代わった)んですね。
ここを覚えておきましょう!
ただそのためには、前提として、
ケイ酸=H2SiO3
は覚えている必要があります。
これを覚えられていない、という人は、
炭酸=H2CO3
から辿って行きましょう。
炭素(C)とケイ素(Si)は同じ14族で仲間
炭(C)をケイ(Si)に変えただけ
と覚えるんですね。
えっ?
炭酸=H2CO3
も覚えてない?
ひええー─ェ━o┤*´Д`*├o━ェ─
そ、そしたら、
炭酸は水に何が解けた水溶液ですか?
あのシュワシュワはなんですか!?
飲むとお腹が膨らんでゲップが出るあれは何ですか(`Д´)!?
二酸化炭素(CO2)
ですよね。
だから、炭酸は
H2O + CO2 → H2CO3
となるんです。
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