東大生推薦!世界史の用語・年号が確実に記憶に残る覚え方

東大生推薦!世界史の用語・年号が確実に記憶に残る覚え方

世界史の学習には記憶が不可欠ですが、なかなか覚えられない人は多いのではないでしょうか?

「スペイン王カルロス1世は、神聖ローマ皇帝としてはカール4世だっけ5世だっけ?」

「ネストリウス派を異端にしたのって、ニケーアとエフェソスとカルケドンのどれだっけ?」

世界史には、似たような単語やシチュエーションが多いため、このような悩みをよく耳にします。

今回は、こういった悩みを解消し、確実に用語を覚えていく方法を教えます。

はじめにやっておくべきこと

身も蓋もない話ですが、テクニックや勉強法に走る前に、まずは机に向かって問題集や1問1答を進めたりといった、普通の勉強をやるようにしましょう。

これを避けて学力を上げることはできません。むやみにテクニックに走らないようにしましょう。

しかし、普通の勉強で伸び悩んでいる人や、もっと学力をつけたい人はこのページを読んでみてください。

1.世界史を身近にしていく8つの心構え

人それぞれ得意不得意があるわけですから、朝型の人が夜に勉強できないように、自分の苦手な勉強の仕方をしていてもなかなか頭に入ってきません。

まずは自分なりの勉強の仕方を身につけることが暗記の第一歩です。

ここでは8つの方法を挙げています。

全てを完璧にやる必要はありません。いくつか試しにやってみて、自分に合いそうなものを探してみてください。

1-1.電車、風呂、トイレなど、スキマ時間を利用する

学校帰りの電車ではついついケータイで遊んだり、ボーっとしたりしてしまいますが、そういった時間を勉強に回してみましょう。

特に世界史の暗記ものは単語カードや1問1答、参考書を読むことが中心なのでスキマ時間の学習に向いています。

「そんなことしたってたったの5分ぐらいでしょ」と思う人もいるかと思います、

しかし、1日5分ずつでも1年勉強を続ければ、5×365=1825分、つまり、30時間以上もの勉強になります。

お風呂では参考書は開けませんが、その日学んだことを整理してみたり覚えた語呂合わせを唱えてみたりと、できることはいろいろあります。

リラックスした状態なので頭にも残りやすいです。

また、「参考書は開けない」と書きましたが、実は赤本で有名な教学社から「お風呂でできる」シリーズという参考書を出しています。

スキマ時間の勉強のためにそこまでしなくてもよいですが、本がないと勉強が出来ない方などは使ってみるのも手だと思います。

1-2.体を動かしながら勉強する

近所のコンビニやスーパーなどに買い物に行ったり、散歩したり、駅から学校まで徒歩だったりする人はそういった歩きの時間も有効活用しましょう。

一人で歩いている時間はボーっとしがちですが、むしろ適度に体が動いているので睡魔に襲われることもなく、意外と集中しようと思えばかなり集中できるものです。

実際、運動をすることで記憶力が高まるなどといった実験結果もあるそうです。

参考書などを読みながら歩くのも効果的ですが、若干危ないので頭の中で学んだことを整理するだけでも十分です。

1-3.トイレに貼り付ける

トイレに貼り付ける - 世界史

トイレのような、それなりの時間見続けなければならないところにノートなどを貼り付けるのもよい方法です。

どんなに嫌でも何度も見ていればおのずと勉強になりますし、何よりも見る度に世界史をやらなければいけないという気にさせてくれます。

皆さんもテストの後には勉強しようと思っていても、しばらくすると忘れてしまって全く勉強しなかったり、特定の1教科ばかり勉強してほかの教科の存在を忘れてしまったりしたことがありませんか?

この方法ならトイレに入るたびに世界史の存在を思い出せるので、そういった状態に陥ることがなくなります。

何を貼り付けるのかですが、細かい年表などは避けた方が良いです。

全てを見るためにトイレに長居していて勉強時間が減ってしまっては本末転倒です。

そのため、上の画像のような、分量が少なく、ヴィジュアルで理解しやすいものが良いです。

ノートを書くときにも言えますが、色の使い方は、年号ならこの色、出来事ならこの色といったように、事柄ごとに色分けすると、綺麗に整理できます。

また、青色が記憶に残りやすく、赤は注意を引きつけるらしいので、年号が苦手な人は年号を青で書くといったように、苦手な事柄を青で書いてみたり、また、大事な出来事は赤で書いてみたりするのが良いと思います。

1-4.ニュースを見る

ニュースでは国際問題に関する話題がほぼ毎日あり、パレスチナ問題やEUといった世界史の学習と大きな関係があるものも少なくありません。

そもそもニュースはどんな人でも理解できるように、難しいことでも噛み砕いて説明されているので非常に分かりやすいです。

さらに、最近は現代史というか時事問題的な出題もされており、ニュースを観てさえいれば解けたということも多々有ります。

息抜き程度に参考書から一旦離れてネットやテレビでニュースを見てみてはいかがでしょうか。

1-5.暗記は夜寝る前に

暗記をするには覚える時間帯も大切です。

人間の記憶は寝ている間に整理されると言われています。

そこで、寝る直前に頭に詰め込むことで、記憶にしっかり定着させることができます。

「なんか怪しいな、本当かよ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、私自身がやってみたところ、昼間に覚えたものより格段に記憶に残りました。

ぜひ一度やってみてください。

1-6.自分で年表を作ったりして図式化する

自分で年表を作ったりして図式化する - 世界史

参考書を眺めるだけでなく自分で手を動かすことも一つの方法です。

当然のことですが試験会場に参考書は持ち込めないので、参考書に書いてあることを頭で理解はしているだけでは全く意味がなく、頭に入れた上で、自分で表現できるようになって初めて役に立つのです。

実際、参考書を読んだだけで分かった気になってテストに臨んで失敗している人も少なくありません。

そこで、自分で学んだ事柄を整理して年表や地図にまとめることで学んだ事柄がちゃんと身についているかどうかをチェックすることもできます。

しかも自分専用の図表も作れるので、今後の勉強にも役立ちます。

下に筆者が高校時代に作った年表をあげておきます。

このように、色で見やすくしたり出来事に順番に番号を振っていくと、見やすくなるし、物事の前後関係が覚えやすくなるのでオススメです。

1-7.マンガ、ゲームで興味をもつ

興味のあるなしは記憶に大きな影響を与えます。

興味のあることや楽しいことは苦労どころか暗記しようと思わなくても頭に入ってきます。

皆さんも自分の趣味のことを思い返してみてください。

「暗記して覚えよう」なんて思ったことはないはずです。

そこで、マンガやゲームなどを足がかりにして世界史へ興味を持つようにしましょう。(マンガでしたら集英社の『漫画版 世界の歴史』や学研の『学研マンガ世界の歴史』がオススメです。他にもこちらで紹介しております、参考にしてください。)

「興味を持とう!」と思って持てるものではないですが、「世界史の勉強が憂鬱」とか「受験だから仕方なくやってるけどこんなの何の役に立つんだよ」といった状態から「世界史って以外と面白いところもあるんだ」といった感じになるだけでも十分です。

世界史の勉強を楽しいと思えるようになれれば、暗記を意識しなくてもスルスルと知識が頭に入ってきます。

1-8.身近なことを世界史で例えてみる

前項でも書いた通り楽しいことは自然と覚えるものです。

そこで、世界史を堅苦しく捉えないで、もっと軽いノリで見てみましょう。

「この皇帝凄いイケメンだなあ〜」とか、「この大統領って国語の先生に似てるなあ〜」といったように、歴史上の人物を遠いものと考えないで、身近な友達のように考えましょう

「お前ってルターに似てるよな」といった感じで、友達を歴史上の人物に例えていじってみたり、「あいつに謝るとかカノッサの屈辱だわ」と言った感じで世界史の出来事と身近な出来事を重ねてみたりするのも一興です。

2.よく忘れてしまう語句もすっきり覚える!暗記のテクニック

ここではいざ用語に向き合った時のための暗記のテクニックを紹介します。

どれも暗記の効率アップに非常に役立ちます。

自分に合うものだけでも十分ですので、ぜひ参考にしてください。

下で大まかに、覚えたい事柄別に見て欲しい項目をガイドしましたので、忙しい方はご利用ください。

■細かい年号や年代が覚えられない!

数字独特の覚えにくさに困っているのではないでしょうか。人物や出来事と比べて年号は特徴に乏しくそのままでは覚えにくいので、語呂合わせで無理やり頭に叩き込むのが最も手っ取り早く効果的です。

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■西洋史などのカタカナが苦手!

西洋に馴染みがないため別世界のことのように感じてしまい、西洋史に対して漠然とした感覚になっているのではないでしょうか。そこで、まずは西洋人の肖像画などのヴィジュアルや名前の発音に慣れましょう

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■中国史で漢字が出てくるともうダメ!

そもそも漢字が苦手だったり、苦手意識があるのだと思います。しかし逆に漢字であるということは、文字自体の意味を考えることで答えを導けるなど利点でもあります。一度覚えてしまえば漢字であることは強力な武器になります。コツコツ書き取って覚えていきましょう

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■つながり、因果関係でいつも迷う!

出来事の間の相関関係に気づいていなかったり、暗記することにばかり気を取られていたりしているのではないでしょうか。つながりを理解するには参考書を読み直すのも一つの手ですが、順番に読み上げたりしてリズムで覚えてしまうのも有効です。

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■そもそも暗記全般が嫌い!

そもそも世界史という科目自体に抵抗感があり、勉強が苦痛になっているのではないでしょうか。そういった人は一旦勉強を離れてマンガやゲームといったことから始めて、世界史に興味を持つことから始めましょう。

1-71-8に戻ってみてください

2-1.見るだけでなく読み上げてみる。

英語や国語でも音読をしますよね?

同様に世界史でも一度読み上げてみるのが効果的です。

特に、「ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世」といった長い語句や、7選帝侯(マインツ、トリーア、ケルンの三大司教と……)や五賢帝(ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス……)やフランスの政体の変化(カペー朝から第5共和制まで)といった、いっぺんに複数の語句を覚える必要のあるものや、順番のあるものには非常に効果的です。

意味やつながりなどを考えるよりも、まずはリズムよく、ネルヴァ、トラヤヌス…♪と何度も読み上げて、何も見なくても全て引き出せるようにしましょう。

2-2.語呂合わせで覚える

鉄板の方法ですが、効果的です。

僕は自分で考えたことはないので、オススメの語呂合わせ参考書、「世界史年号ワンフレーズnew」を紹介します。

こちらの世界史のレベル別オススメ参考書のページでも紹介していますが、出来事→年号の順で、応用が利きやすい覚え方です。

しかも、「ドラコン、6つボール(ドラコンの成文法、前621年)」のような特徴的な語呂で、しかも随所に特徴的なイラストが載っていて、とても記憶に残ります。

いつもポケットなどの取り出しやすいところに入れておき、暇な時間を見つけたら取り出して読むようにしましょう。

時々自分で年号の部分を隠してチェックテストをして、覚えたものにはチェックをつけていくと良いです。

世界史年号ワンフレーズnew」がわかりにくい場合には、いっそのこと自分で語呂をつくるのもとても良いです。

しかし、その場合は数字を混同やすい語呂は避けるようにしましょう。

例えば、「行こう」だと、150か、15だか分かりにくく、普段はわかってはいても、試験本番で緊張したりすると思わぬミスをする恐れがあります。

2-3.肖像画など図表で、視覚で覚える

資料集を見ると色々な人物の肖像画や、歴史的な出来事を背景にした絵画が載っていますよね。そういったものを見て、視覚でイメージを膨らませて覚えましょう。

例えば、ダヴィドの「ナポレオンの戴冠式」を見ることで、教皇によって皇帝になったのではなく、フランス国民の指示を受けて皇帝になったということがはっきりと印象に残ります。

また、この絵画は(図表では分かりにくいですが)実物は非常に大きく、ナポレオンの権力のアピールという意味もあったということがわかり、フランス革命と第一帝政への理解が深まります。

このように絵画を読み解くことで、教科書や参考書をただ読むだけではさらっと流してしまったようなことも、印象に残りやすく、覚えやすいものになります。

オススメの図表集は「世界史図説タペストリー」です。図表が豊富であり、その上年表も付いていて非常に便利です。

2-4.頭文字や語句の長短に目を向けてみる

語句の名前自体は覚えているが、他に混同しやすいものがあって間違えてしまう。

例えば、第二次世界大戦の戦後処理会談で、蒋介石が参加したのはどの会議だったかとか、アリウス派とアタナシウス派のどちらが正統だったかといった時、無理矢理詰め込むよりも、頭文字や語句の長短に目を向けてみるのが効果的です。

前者は、蒋“介”石の「カイ」はカイロ会談の頭の2文字「カイ」だと覚えておけば忘れにくいですし、後者は長い方が正統となんとなくでも覚えておけば、アタナシウス派が正統だとわかり、本番の試験でも困りません。

このように、混同しやすい語句は、いっそのこと歴史的意味を考えずに、字面だけを見て覚えるのも良いです。

2-5.他教科の知識に結びつける

国語の現代文でも、哲学・思想系のテーマや環境問題や政治、経済などの現代社会の諸問題を扱った文章がよくあります。

そこで、そういった文章の復習をする際に、一緒に世界史の復習もしましょう。

ちょっと頭に止める程度の、「環境問題といえば、そういえば、地球サミットってどこで開かれたんだっけ?」くらいでも十分です。

哲学などの文化史や環境問題などの近代史は世界史から見ると穴になりやすいところですし、国語から見ると頻出のテーマです。

そのため、文章を読んで、そこに世界史の用語も結びつけて一緒に覚えることで理解が深まり、国語にも世界史にも役立つ、2倍の勉強になります。

もちろん現代文に限らず、古文漢文や英語長文、他の社会科目とも結びつきます。

「この教科の勉強はこの教科にしか役に立たない」と思い込まないことが大切です。

2-6.漢字は書き取る

(中国史の既習者向けで、少し難しめです。)

中国史では「拓跋(たくばつ)」や「周敦頤(しゅうとんい)」、「羈縻政策(きびせいさく)」など、難しい漢字が多く出てきます。

正直画数も多くてあまり書きたくないですが、そこをぐっと我慢して、とにかく何度も書いてみるしかありません。

試験でとめはね等まで見られているかはわかりませんが、できるに越したことはありません。

見るだけではなかなか意識が向かないとめはねですが、書くことによって意識できます。

2-7.漢字の意味を考える

(中国史の既習者向けで、少し難しめです。)

難しい漢字の覚え方については前項で取り上げましたが、ここでは「靖康の変」と「靖難の変」や「魚鱗図冊」と「賦役黄冊」といったような、似ていて紛らわしい語句の区別の仕方を取り上げます。

そういった紛らわしい語句は、漢字の意味を考えてみると以外とはっきり区別ができることが多々あります。

「靖康の変」と「靖難の変」の例では、「靖康」は単なる年号ですが、「靖難」の方は「君難を靖んず」という意味なのです。

これは燕王朱隷が挙兵の際に唱えたスローガンのようなもので、君主建文帝の「難」である、悪い側近を取り除こうという意味です(結局この事件によって建文帝は消息不明になってしまうのですが……)。

そのことを踏まえると、異民族である金が北宋を滅ぼした靖康の変とははっきりと区別できます。

また、「魚鱗図冊」と「賦役黄冊」の例では、「魚鱗」、つまり魚の鱗は何を示しているのかを考えてみると、「魚鱗図冊」では土地の区画が魚の鱗のような形で描かれているということが分かります。

したがって、こちらが土地台帳で、「賦役黄冊」の方が租税台帳だと分かります。

漢字は確かに画数が多くて、字を間違えて不正解になってしまうリスクはありますが、一つ一つの字に意味があるので、そこに注目することで理解が深まるでしょう。

3.まとめ

いかがでしたか?

最後の二つは少し難しかったかもしれません。

人によって覚えやすい方法は違うと思います。

色々と考えるよりもいくつか実際にやってみて、自分に合う方法を探してみましょう。このページが皆さんの助けになることを祈っています。

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