一酸化窒素のお話
こんばんは、並木です。
今日は一酸化窒素(NO)についてやりましょう。
まずは基本情報の確認ですね。
1.色は?
無色です。
2.臭いは?
無臭です。
3.毒は?
無毒です。
ここまではNOの名前の通り、無い無いづくしですね~
(若干おやじギャグ気味ですが・・・(;´ 3`))
あとよく聞かれるのは実験室での発生方法でしょう。
この反応は丸暗記はしないようにしましょうねー
作り方を理解して覚えておくことが大切です。
どうやるかというと・・まず、この反応の種類は?
酸化還元反応です。
じゃあ、
酸化剤は?
希硝酸です。
還元剤は?
銅ですね。
あとは、
1.酸化剤、還元剤の半反応式を書く
2.それぞれの式を足す(電子が消えるように)
3.足りないイオンを加える
という手順で作って行けばできるはずです。
この一酸化窒素、あんまり話題がないんですが、2点だけ触れておきましょうか。
①大気中で酸化されて、NO2(赤褐色)になりやすいですね~。
NO自体は無毒なのにもかかわらず、大気汚染の原因となっているのはNO2に変わってしまうからなんですね~
② 生体の反応としてはけっこう出てきます。簡単な内容だけ触れておくと、生体内でアルギニンと酸素から作られます。また、ニトログリセリンは心臓病の治療に使われますが、この際にも一酸化窒素が大事な役目を果たしてるんですね。
NOについてはこのくらいで十分でしょう。