本当におすすめの英語の参考書・問題集|高校標準・センター対応レベル

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大学受験のための高校英語に対応した参考書・問題集は数多くありますが、間違った使い方をすると、学習効率を下げてしまい、時間を浪費してしまうかもしれません。

あなたは、手元のテキストの使いこなし方・使い分けを考えたことがあるでしょうか?

本記事では、参考書・問題集の正しい使い方をレクチャーした上で、おすすめのテキストを紹介していきます。

1.参考書と問題集はどう違う?

まず、参考書と問題集に区別をつけておきましょう。

参考書とは、様々な文法事項やイディオムなどについて、セオリー重視の解説を与えてくれるものです。

有名どころだと、石黒監『フォレスト』桐原書店、瓜生・篠田編『Next Stage』桐原書店、綿貫他著『ロイヤル英文法』旺文社などでしょうか。

大雑把に言えば、単元ごとに目次がついていて、1つ1つの解説が丁寧で、文字情報が多いのが参考書の特徴です。(もちろん、参考書にも例題や演習はついてますが、あくまで解説メインのことが多いです。)

他方で問題集は、その名の通り、たくさんの問題が掲載されており、実践的なトレーニングのプラットフォームとなっています。

参考書よりも解説・文字情報が少なく、問題に紙幅を割いているのが特徴。

有名どころでは、中原『基礎英文法問題精講』旺文社、『高校リード問題集』シリーズ、教育開発出版、などでしょうか。

ちなみに本記事では、両方をまとめて「テキスト」と呼称します。

2.参考書と問題集、使い分けと活用法

さて、ここが大事なのですが、参考書と問題集をどう使い分けていくのがよいのでしょうか。

ところで先ほど述べたように、参考書はセオリー的な解説重視問題集は実践的なエクササイズ重視です。

言い換えると、参考書はインプットに、問題集はアウトプットに適しているのです。

いうまでもなく、点数を安定させるためにはインプットとアウトプットの繰り返しが不可欠です。

インプット偏重ですと、実際に問題を解くのに時間がかかるようになりがちですし、アウトプット偏重ですと、見たことある問題しか解けなくなってしまうからです。

ですから、参考書でインプットするステップと、問題集でアウトプットするステップとで、完全に別のことをしているという自覚をもつことがまず重要です。

たとえば「独立分詞構文」を学ぶとしましょう。単純化すれば、以下のようににいくつかのステップが必要です。

① 「独立分詞構文」とは何を示すもので、どう作るのかを知る。(既習の場合は、思い出す。)

② 「独立分詞構文」を使った問題を2、3問といてみる。

③  実際の試験ベースの問題をたくさん解いてみる。

④  しばらく期間をおいて忘れていたら、またどういう文法だったかを再確認する。

⑤  再び問題をたくさん解く。

このステップのうち、①、④はインプット③、⑤はアウトプットですね。

②の位置付けは微妙で、インプットではないけれども、アウトプットと呼ぶには少量すぎます。

実際には、①のステップと並行しながら、参考書についている例題をみるでしょうから、大きなくくりとしてはインプットとして扱ってよいでしょう。

要するに、英文法を学ぶ際の指南書や辞書として用いるのが参考書で、学習ステップとしては①・②・④に有効です。

対して、定着させるためのエクササイズとして問題集を用い、③・⑤のステップで活用しましょう。

3.どんな参考書・問題集を買うといい?

テキスト選びのポイントとして、「自分のレベル」にあったものを買うのはいうまでもありません。

しかしそれ以外にも、ポイントがあります。

(1)参考書と問題集は別々に購入しよう

まず、インプット用・アウトプット用を別々に入手すること。

最近では、解説と演習が両方ついている参考書もあり、お得な感じがしますが、こういうまとまったものを買うのはお勧めしません

なぜなら、インプットとアウトプットの作業を分けるのが難しくなり、混同しやすくなるからです。別の冊子であれば、やっている作業が違うことを自覚できますし、学習ペースも管理しやすくなるのです。

(2)問題集は2冊やりこもう

参考書は良書を1冊持って、何度も繰り返し参照すれば良いでしょう。

しかし、問題集は2冊以上、最低2周ずつやりこむのが望ましいと思われます。

というのも、問題集によって問題のセレクトが違うので、実際の試験問題が予測不可能である以上は、カバー範囲を広げておきたいからです。

また、1周しただけでは定着が浅いので、2周目以降は、1周目で間違った問題を繰り返し学習しましょう。

(3)テキストは買いすぎない

テキストは、多くても5冊ほどやっておけば上等で、あまり買いあさるのはよくありません

というのも、多忙な受験生にそれほどのキャパシティは普通ないですから、数多くのテキストの内容をマスターすることが難しいからです。広く浅く手を出すよりは、最低限のテキストをみっちり深めて、あとは過去問演習に入ってしまう方が効率的です。

4.おすすめ参考書

おすすめの参考書の基準は、できる限り文法が網羅的に解説されていて、気になった文法をいつでも確認できることです。

なお、問題集に比べれば、受験問題の傾向に左右されにくいので、古典的な名著も存在します。

ここでは、基礎からのレベルと、ハイレベルと、それぞれ一冊ずつレコメンドしますので、肌にあったものを選びましょう。

(1) 瓜生・篠田編『Next Stage』桐原書店

まずは、有名どころから1つ。

『Next Stage』は、問題も充実したタイプの参考書ですが、問題はあくまで文法の使用法を理解するための例解として位置付け、参考書として活用しましょう。

必須文法は網羅されており、何より説明が簡明なので、初学者の副教材としても向いています。やや分厚く、携行性には劣りますが、やはり内容上、ひとつのスタンダードになります。

何を買おうか迷っているなら、「とりあえずコレ」の一冊です。

(2) 綿貫他著『ロイヤル英文法』旺文社

詳しく、わかりやすく、網羅的という、理想の参考書です。

困った時にはまず間違いなく助けになるので、個人的には、一番のおすすめです。なお、『Next Stage』同様、例解が充実しています。

しかし難点もあり、やや詳しすぎる、難解であるきらいがあります。

本当の基礎の基礎は割愛されていることもあり、易しい参考書が適当であれば、『Next Stage』に軍配でしょう。

とはいえ、ハイレベルな内容については『ロイヤル』に分があり、この辺りは棲み分けかと思います。

5.おすすめ問題集

(1) 『高校リード問題集 A・B』教育開発出版

問題集としては、まず『高校リード』シリーズはおすすめです。

中でも、基礎レベルの『A』と、高校標準レベルまでの『B』は、とくに濃密で、プラクティカルな練習ができます。

『A』『B』ともに、各文法ごとの初級トレーニングから応用までの演習がついているので、すべてをこなせば、高校範囲を手堅く学習できます。

問題集のスタンダードとしては、まず本書が上がるでしょう。

(2) 上垣『英語頻出問題総演習』桐原書店

標準レベルまででしたら、『総演習』はおすすめです。

『リード』と違って、一冊で済むお手軽さも魅力。また、内容的にも、出題頻度を踏まえているという点で、いっそう実践的な本書。

発音やアクセントなどの一見スルーしてしまいがちな問題も所収されているので、網羅性においては頭抜けています。

入試まで時間がないという場合には、本書がおすすめです。

(3) 瓜生・篠田編著『頻出英文法・語法問題1000』桐原書店

最後に紹介するのは、通称『桐原1000』と呼ばれる問題集。

文字通り、頻出の文法・語法問題に特化しており、実際の試験で使える知識を入手できます。

最大の特色は、早慶レベルの難関大学に対応できること。公刊されている問題集のなかでも、とりわけハイレベルかつハイクオリティな一冊です。

もちろん、もっと基礎レベルからはじめようという場合には、上の2つなどをおすすめしますが、さらに上を目指す学生には本書がうってつけでしょう。

6.まとめ

大事なことは、参考書と問題集を、インプットアウトプットという用途に従って使い分けることで、効率的に学習を進めることです。

インプット用の参考書選びのポイントは網羅性と解説の詳しさ

アウトプット用の問題集は、自分の志望校に即した実践的な演習ができるかどうかを基準に選びましょう。

著者情報

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。
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