こどもに教えるのに困ったときに!親御さん必見の参考書の選び方

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小学生、中学生のお子さんをもつ親御さんにとって、「こどもに勉強を教えてあげる」時間はこどもと充実したコミュニケーションがとれる楽しいひととき。
ですが、小学校高学年から中学生くらいになってくると、だんだん教えるのも難しくなり、質問されて考え込んでしまう…といった場面も増えてくるのではないでしょうか。

そこで、こどもに勉強を教えるときに便利な参考書の紹介、そして選び方についての解説をしていきます!

なぜ教えるのは難しい?

学生時代には自信のあった科目でも、いざこどもに教える段になると、なぜか解けない…といったことがあります。
実は筆者も、塾講師の仕事を始めたてのころ、そういう経験がありました。先生としてのコケンに関わるので、余計に頭が真っ白になってしまうんですよね。

では、なぜ昔解けた問題が教えられなくなってしまうのでしょう?

答えは単純で、大概は「忘れている」だけなんです。

もちろん、昔から解けなかった・苦手だった科目や問題であれば、単純に教える側の知識不足と言えますが、小中の問題だとそうしたケースはあまり多くありません。

また、社会(歴史・現代史)のように新しい知見によって課程・内容そのものが変わってしまうことはありますが、それもちょっと例外としましょう。

算数・数学、英語、国語といった基礎科目においては、基本的にやり方・考え方を思い出せさえすれば、スイッチが入ったようにすらすら教えられるものです。

だからこそ、教える側に立つ親御さんがすらすら思い出せるように、そして、お子さんの学びが効率的なものとなるように、親御さんもご自身用の参考書を一冊入手することをお勧めします
もちろん、お子さんと共有してもいいですし、のちのち必ずお子さんの財産になるものですから、手に入れておいて損はないでしょう。

親御さんにはどんな参考書がいい?キホンの選び方

教えられないことの原因が物忘れにあるのだとすれば、それに対策するために最適の参考書は、いわば辞書的に使えるものだと言えます。

実は、参考書として分類されるものは、大きくふたつに分けることができます。
トレーニングを中心に考えた問題集形式のものと、索引として使うことを考えた辞書的形式のものとです。
一般の学生に対してであれば、前者を主に予習用に、後者を主に復習用にお勧めします。

親御さんにお勧めするのは、この後者のタイプの辞書的な参考書です。

トレーニング用の問題集形式の参考書は、一から学ぶことを念頭に置いているので、本質的なところに段階的に向かっていくようにできています。
だから、すでに一度修了している大人にとっては、求めている情報への前置きが少し長すぎることがあるのです。

これに対して、辞書的に使える参考書は、本質的なところを一発で探すのに適しています。
演習問題よりも例解や解説が充実しているのがこの種の参考書の特徴だからです。

大事なところを思い出して、ちょっと例題で確認できればよい、という使い方をする大人にとっては、こういう方が便利なんですね。

具体的な選び方は?

この記事の最後に、筆者のおすすめを紹介しますが、世の中に参考書はごまんとあるので、もしかしたら他にもっと自分に適したものがあるかもしれません。

ですから、書店やインターネットで試し読みをして選ぶ際、注目すべきポイントを具体的に解説していきましょう。

ポイント1 実践・演習問題よりも解説・例解が充実している
これは先ほど述べたとおりですが、大人が思い出すために使う場合、トレーニングよりも調べることに特化したものの方が望ましいためです。ポイント2 目次が単元ごとについている
知りたい単元に即座にアクセスするために、目次がしっかりしたものはとても便利です。できれば、大分類(「集合と論理」など)だけでなく、小分類(「ド・モルガンの法則」など)までしっかり節わけされているものがよいです。

ポイント3 索引がある、充実している
巻末にある索引。学生の頃にはあまり注目しませんでしたが、いざ教える側になると、気になる言葉やテーマをさっと見つけられてとても役立ちます。

ポイント4 ある程度かっちりとした文体で書かれている
これは好みもありますが、とくに小学生向けのテキストなどは、あまりにやさしい言葉で書かれているために、ときとして省略されすぎ・わかりにくいことがあります。大人が読むに耐えうる程度の書き方をされているものの方が、ノンストレスに読めます。

親御さんにお勧めの参考書

他にも優れた参考書はいろいろとありますが、とりあえず筆者がおすすめできるものを紹介します。
「こういうのが大人に向いているのか」とイメージを固めてみてください。

高橋一雄(2002)『語りかける中学数学(増補改訂版)』ベレ出版.

中学数学に限定される一冊ですが、800頁を超える網羅的な解説が特徴です。
大人向けと言えますが、逆に学生でこれを全部読み通したら相当のものです。
また、言葉での解説が特徴ですから、お子さんに教える際の教え方のヒントもたくさん得ることができるでしょう。
数学以外でシリーズ化されたらいいのにな、と思います。

濱崎 潤之輔(2020)『改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』かんき出版.

これも中学英語に特化していますが、学びなおしに適した教科書です。
ていねいな解説もありがたいですし、索引も充実しています。

旺文社『中学総合的研究』シリーズ

英語、国語、数学、理科、社会の5科目が出ている王道のシリーズです。
数学などはどちらかと言えば問題が多いタイプの参考書ですが、解説がしっかりしていて、均整のとれた文体がわかりやすいです。
何より、科目ごとに参考書に悩まず、とりあえずこれを一式買っておけばよい、というのが選ぶ際に楽です。

東京出版『秘伝の算数』シリーズ

中学受験向けの算数の参考書で、入門・応用・発展の三つが出ています。
これも充実した解説が特徴で、特に中学入試の特殊な解法を思い出すのに便利です。

まとめ

大人が思い出し学習するために最適なテキストは、こどもが一から学ぶときに最適なテキストとは別。
この違いを抑えたうえで自分用の参考書を探しましょう。
昨今の学び直しブームで大人向けの教材も結構充実しています。
上述の4つのポイントを意識して、自分にあったものを選びましょう。

著者情報

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。
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