ニューアクションγ 数学Ⅰ+A、Ⅱ+B、Ⅲ新課程対応
ジャンルとしては青チャート
この本は参考書としてわざわざ自分で買う人は少ないでしょう。
学校の教材として強制的に購入した人がほとんどかと思うので、定期テスト対策に使いましょう。
この本によく似た参考書として「青チャート」がありますが、青チャートよりも典型問題が網羅されていて、解答も変な省略がない点で使いやすいはずです。
問題数は分厚さの割に少なめ
問題の数は分厚さの割にはさほど多くなく、問題もよく出るベーシックなものがほとんどです。
その分、本体、解答ともに解説が充実しているため4cmもの分厚さになっています。
それでも問題が多いと思っている方には以下の方法をお勧めします。
- 例題を解き、授業でやった内容を思い出します。少しわからない部分が出てきても10分は粘ってみましょう。それで分からなければ解答を見て◌つけをして行きます。
- 実践問題として練習問題を解く。こちらは単純に問題が記載されているだけなので、自分の力を試せます。
- 時間のある時や自信のある分野であれば問題○○にもチャレンジ。練習と似た内容ですが、難易度が高くなっています。これを自力で解くことができればその分野には自信を持っていいでしょう。
例題と練習を完ぺきにこなせば、ある程度の点数は取れるはずです。さらに試験前に自信を失っているときは比較的さくさく解けるQuick Checkをお勧めします。(単元の始めに記載)
Play Backは必読!
この本のいい所は、数学が苦手な人も得意な人にも合うということです。
問題の合間にその単元の発展内容を紹介する「Go Ahead」,単元中に出てくる疑問点を振り返る「Play Back」など、数学自体の興味をそそるコーナーがあります。特にお勧めなのが「Play Back」です。
数学は解き方のパターンが分かると、解くスピードが上がりさくさく進めていくことができますが、そうなればなるほど公式がなぜその状況で使えるのかなど根本的なことが抜けてしまいがちです。
「Play Back」を読むことで一度原点に戻り、同時にパターン以外の問題が来ても対処できるスキルを身につけましょう。