留学希望者は必見!Writing Task 2攻略は留学成功のカギ

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独学が難しいと言われる英文エッセイ・ライティング。IELTS受験者からは、ライティングが伸び悩んでいるという悩みはよく聞かれます。目標スコア攻略のために点数を上げるべきなのは勿論のこと、IELTSライティングTask2で求められるアカデミック・エッセイにきちんと取り組めば、必ず留学先でも役立つスキルが身につきます

特に海外の大学では、エッセイ・ライティングによって成績評価されることが多く、ライティングは留学先での成功を大きく左右する要素です。独学派も、対策コース受講を検討している方も、是非今回の記事を読んで参考にしてみてください。

1、 IELTSライティングTask2について知る

1.1ライティング・セクションの概要

まずはライティング・セクションの概要と注意点について、Task1、2ともに共通する情報をご案内します。なお、IELTS試験にはジェネラルとアカデミックの2つのモジュールがありますが、この記事では、留学に必要なアカデミック・モジュールの対策について扱います。ジェネラル・モジュールは主にイギリスやオーストラリア国内での移民向けのテストですが、ライティング問題が異なるのでご注意下さい。

◆ライティング・セクション概要(※Task1と共通)
IELTSのライティング・セクションは、Task1とTask2の2題で構成されます。以下に概要を示します。

・ 60分間の手書きの筆記試験
・ Task1(約20分)とTask2(約40分)の2題
・ Task1は表やグラフなどを説明する文章(150語以上)を書く
Task2はアカデミック・エッセイ(250語以上)
・ ライティング・セクションに対してバンドスコア1〜9(0.5刻み)が出される
配点はTask2が1の2倍の比率。1と2の平均値がライティングのバンドスコアとなる

1.2Task2対策は重視すべき

まず第一に、

Task2対策で習得したライティングスキルは、必ず後の留学先で役立ちます。

海外の大学など高等教育機関へ留学する場合、留学前にTask2のアカデミック・ライティングをしっかりやっておくことは、必ず現地で役立つ力となります。
もちろん、スピーキング、リスニング、リーディングもそれぞれ不可欠なスキルですが、海外で学士号や修士号を取得する際は、単位取得や卒業のために論文が課されることが圧倒的に多く、履修分野にもよりますが、一般的にライティング力無くして課程を修了することはできません。特にイギリスの大学では論文を重視する傾向が強いと言われています。

アカデミック・ライティングについては、単に語彙・文法力や表現力があれば良いということではなく、論理的な文章展開やルールにのっとった構成、構文の使い方などがあります。Task2の文章の長さが250語であるのに対し、大学で通常書くエッセイは数千語〜1万語以上(卒論レベル)ですが、基本的なルールや構成は同じです。

今この機会にしっかりIELTSライティングTask2に取り組み、留学先で成功するためのスキルを身につけましょう。専門学校に留学する人は、ライティングによる評価の比重は下がりますが、短いレポートを求められることは良くありますので、やはりライティングは重視すべき分野です。

第2に、

ライティング・セクションにおいて、Task2の配点はTask1の2倍となります。

すでに「1.1」の概要で述べた通り、IELTS試験においてライティングTask2は、Task2の2倍の配点基準となっています。つまり、Task1で何も書けなかったとしても、Task2のほうで高得点を取っていれば、ライティング・セクションの成績はTask2の評価の6割程度のスコアとなりある程度のスコアが取れます

逆にTask1に時間を割きすぎてTask2が書けなくなった場合、たとえTask1が高得点でも、ライティング・セクションのスコアはTask1の評価の3割程度と、かなり低くなってしまいます。従って、Task2はIELTSの得点対策という視点からも、絶対に外せない部分なのです。

1.3出題内容と出題例

Task2では、一般に「アカデミック・エッセイ」または「英語小論文」と呼ばれる文章(250語以上)を書きます。社会問題などに対して、様々な形で出題の指示に合うように自分の意見を述べるものです。

こうしたスタイルの英作文は、

・ TOEFLのライティング・セクション
・ 英検1級のライティング

でも出題され、IELTSのみならず一般的なアカデミック・ライティングの課題として良く見かけるものです。

以下にIELTS Task2の出題例を提示します。


◆Task2出題例

http://takeielts.britishcouncil.org/prepare-test/free-sample-tests/writing-sample-test-1-academic/writing-task-2より転記)

(和訳)
今日の社会では、人の価値というものが、社会的地位や物質的な所有によって判断されるようなことが見受けられる。名誉や親切さ、信頼などの古い価値観は、もはや重要でなくなっているように思える。この意見に対して、どの程度賛成、または反対か。自分自身の回答に理由を述べた上で、自分の知識や経験に基づき適切な例を挙げなさい。

以上はTask2の一例ですが、ここでは「to what extent」と「 do you agree or disagree」が指示のポイントです。これは、ある意見に対する共感度を回答するスタイルの質問になっています。他にもいくつかパターンがあるので、以下にまとめてみました。

質問内容(出題文の例) 求められていること ポイント

◆To what extent do you agree or disagree (with this opinion?)
ある意見にたいして、どの程度賛成/反対か、自分の意見を述べる
[賛成or反対] 是か非かの回答だけでなく、意見に対し共感する度合いを明確に提示する必要がある

◆Why does this happen? What are some solutions for this?
ある現象・問題について、その理由と解決策を述べる
[理由・原因+α] 解決策のほかに、社会現象の影響(results, outcomeなど)について聞かれる場合もある

◆Discuss ….
与えられたテーマについて、自分の考えを論じる
[ディスカッション] 単に大きなテーマについて論じるのみならず、場合によっては、そのテーマのどんな側面についてdiscussするのか、細かい指示が出る

◆Compare and contrast xxx with xx.
与えられた2つの意見や物事について、比較をする
[比較対象タイプ] Advantage/disadvantageや、positive effects / negative effectsなどの対比の場合もある

どんなタイプの出題であれ、基本は与えられたテーマに対して自分の意見を理論的に述べることが求められます。


◆エッセイの構成

一般的なアカデミック・エッセイの構成は、イントロダクションメインボディーコンクルージョン(結論)の3部構成です。以下に標準的な構成についてまとめてみました。

◆イントロダクション(2センテンス程度で構成)
・トピックセンテンス:何をテーマとしているかを最初に紹介
→出題文で与えられた文章を一部アレンジして書く
・エッセイ本文で何を述べようとしているのか(目的)
→このエッセイでは反対/賛成を述べるのか、何かの比較対象を述べるのか等、何を目的として文章が展開されるのかを1センテンスでまとめる

◆メインボディー(2パラグラフで構成。各パラグラフは3〜4センテンス程度)
・自分が述べたい意見とそれをバックアップする(説得力をつける)ための詳細を述べる(=supporting details)
→意見のポイントを2点ほどに絞って、それぞれの点に対して1パラグラフ使う
・比較や具体例などを盛り込む
→各パラグラフには具体例や考えの根拠などを挙げる

◆コンクルージョン(2〜3センテンスで構成)
・結論として、メインボディーで書いたことの要約を述べる
→通常、「In conclusion(結論として),」でパラグラフを始める

※合計250語以上で書く

【参考】
Task2の回答欄(表面)は、だいたいA4一枚の2分の1くらいのスペースに罫線が引かれています。裏面にも同じように罫線が引かれており、250語以上書くTask2の場合は、表裏両面使うことになります。
どのくらいの文字サイズで何行書けば250語を満たせるのか、練習を重ねて感覚をつかんでおきましょう。IELTS試験官は、毎回語数を数えることはしませんが、見た目で足らないと判断した場合には数えます。250語に満たないと減点になります。

以上がIELTSライティング・セクションTask2の概要ですが、出題例を見てみると「これは日本語で聞かれたとしても上手くまとめて答えるのが難しい!」と感じませんか?確かに、母語である日本語ですら意見を論理的にまとめることは難しいものです。
しかしながら、この手のアカデミック・ライティングでは、いくつかのコツを押さえることでより高得点を狙うことができます。具体的な対策について、次項以降で解説いたします。

2、 Task2の対策法:レベル別学習法

この項では現在の英語レベルごとに、どのように対策に取り組んだらよいのか、レベル別学習法をご提案します。

2.1 [初心〜初級者の方]目安:英検4〜3級程度(中学英語レベル)

前述の通り、この種のアカデミック・エッセイは英検1級で出題されるものと同じような内容です。英検4〜3級程度の人が、急に1級の問題に挑戦することは、あまり現実的ではありません。このような場合は、IELTSライティング対策に取り組む前に、まずはもっと一般性の高い日常的な文章を書く練習から始めたほうが良いでしょう。

また、ライティングに限らず、全体的な英語力の基礎固め・底上げが必要と思われるので、まずは4.5程度を第一目標としつつ、中学英語のおさらいから始めてみましょう。(→「英語初心者でも大丈夫! IELTS4.5〜5.0を絶対に達成できる勉強法」の記事参照)

また、中学英語学び直しに加えて、基本的な語彙力を中心にカバーしつつ基礎力を上げることのできるヴォキャブラリー教材もありますので、以下ご参考までに紹介します。

・1000 Basic English Words (Kelli Ripatti著、コンパス出版; 2014年)

・English Vocabulary in Use: Elementary (Michael McCarthy & Felicity O’Dell著、ケンブリッジ大学出版; 2010年)

上記教材の詳細は「スピーキング対策」の記事でご案内しますので、ご参照ください。

2.2 [初中級〜中級者の方]目安:英検準2〜2級程度(高校英語レベル)

模範解答を読めば全体的に意味は分かるけれど、自分で同じような文章は書けないという方がこのレベルに該当すると思います。まずは、アカデミック・エッセイとはどのようなものなのか、どんな構成を取りどのような文体で書くべきものなのか、日本語でわかりやすく解説された参考書がありますので、これらを活用してアカデミック・ライティングの基本から学びましょう。

◆最初のステップ:ライティングの基礎を知る〜おすすめの教材

・「増補改訂版:決定版 英語エッセイ・ライティング」門田修平(監修・著)、氏木道人、伊藤佳世子(著)コスモピア社(2014)


日本語の解説で、英文作成の基礎から丁寧に説明されています。参考書とするだけでなく、エクササイズも収録されているので、ライティング課題に取り組みながらスキルを上げていくことができます。

・「IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集」ブリティッシュ・カウンシル/旺文社(2015)


「完全対策Writing Task2対策」の章で、エッセイの構成やルール、書き方について詳しい解説があります。また、模範回答にも和訳と解説がついており、アカデミック・ライティングが初めてという人にも分かりやすい参考書兼問題集です。

◆次のステップ:書く練習に取り組む〜おすすめ教材
アカデミック・エッセイの基本が知識として理解できたところで、今度は実際にエッセイ・ライティングに取り組み、書く練習を重ねましょう。

・「Get Ready for IELTS WRITING」Fiona Aish & Jo Tomlinson著、Collins出版(2012)


上記教材は、英文がある程度読み書きできる初中級者(pre-intermediateレベル)向けに作られており、穴埋め問題などを通してライティング練習ができるのでお勧めです。様々な練習問題を解きながら、段階的にライティングのスキルを身につけていくことができます。

◆最終ステッップ:実践的な練習問題に取り組む
「Get Ready for IELTS WRITING」で一通りの練習問題を終えたら、実際にTask2の問題を解き、アカデミック・エッセイを書く練習を繰り返します。

(1) Task2の問題に取り組み、英文を書いてみる

(2) 模範解答と自分の解答を比較し、模範解答から使える表現を書き出してみる(単語帳のようなノートにまとめることをお勧めします)

(3) 再度、何も見ずに同じ問題に取り組んでみる
※最初は時間にとらわれずに書いて結構ですが、徐々に40分という枠内で書けるように訓練していきましょう。

こうしたプロセスを繰り返しながら、異なるパターンの練習問題を繰り返し練習していきましょう。前出の「ブリティッシュ・カウンシル公認問題集」のほか、以下の教材が利用できます。ほかにも、英検1級やTOEFLのライティングで出題される問題を解いてみても良いでしょう。

・「ケンブリッジ大学公式IELTS過去問集」

独学でも効果が望めますが、こうした練習のプロセスにおいて、2回目に書き直した文章を更に講師に見てもらい、指導を受けて3回目の文章に挑戦すると、より学習効果が高くなります。IELTSの専門講師である必要はありません。きちんとアカデミック・ライティングを教えられる講師であれば効果はあるはずです。

2.3 [中上級〜上級者の方]目安:英検準1級以上(高校修了以上レベル)

先に述べたように、アカデミック・ライティングは海外大学留学で必ず重視されるスキルです。すでに英検準1級程度以上の英語力をお持ちの方は、目の前にあるIELTS攻略だけでなく、今から大学での論文執筆を見据えてアカデミック・ライティングの基本的ルールや構成についてしっかり学び、ライティング力を向上させておきましょう。IELTS対策の枠に捉われずとも、一般的なアカデミック・ライティングの力が備われば、自ずとTask2は攻略できます


◆ライティングの基礎からしっかり学べる教材

・「Academic Writing Skills: student book1」Peter Chin, Yusa Koizumiほか著、ケンブリッジ大学出版(2011)


ワークブック形式で、アカデミック・ライティングを基本からじっくり学べるテキストです。1〜3のシリーズになっているので、まずは1から始めて2、3へと進めていきましょう。

アカデミック・ライティングの基本的事項を押さえ、英文を書くことに慣れてきたら、直前対策としてIELTS問題集などを使ってTask2の問題に取り組んでみましょう。
・「ケンブリッジ大学公式IELTS過去問集」

ライティング練習問題に取り組む際、以下のプロセスを踏みながら練習を進めてみてください。

(1) Task2の問題に取り組み、英文を書いてみる

(2) 模範解答と自分の解答を比較し、模範解答から使える表現を書き出してみる(単語帳のようなノートにまとめることをお勧めします)

(3) 再度、何も見ずに同じ問題に取り組んでみる

※最初は時間にとらわれずに書いて結構ですが、徐々に40分という枠内で書けるように訓練していきましょう。

2回目に書いた文章を、講師に見てもらい更に書き直しをすると、より学習効果が上がります。既にある程度の高い英語力が備わっている方が、きちんとアカデミック・ライティングに精通した講師に指導を受けた場合、直前対策として2、3回の指導だけでも大いに意義があるはずです。IELTSに特化した講師ならなおさら良いですが、こうしたアカデミック・ライティングの指導者が周囲に見つかる方は、受講する価値はあると思いますよ。

3、 Task2の対策法:全受験者に共通するアドバイス

上記のレベル別学習法でライティング力、英語力を上げることに加え、以下にスコアを上げるためのちょっとしたアドバイスをご案内します。日々の学習に取り入れられること、また、テスト直前対策の見直しの際に意識していただきたいことなどを挙げたいと思います。

3.1 受験の際の主な注意点

以下はTask2に限らず、IELTS試験全体に関して言えることですが、ライティング・セクション攻略のためには特に重要な情報です。事前に把握して、普段から気をつけながら学習していきましょう。

・ 鉛筆の手書きで、シャープペンは不可
→パソコン入力にだけ慣れている人は、鉛筆書きの練習を!

・ アメリカ英語、イギリス英語の単語とスペリングの違いに注意
→アメリカ英語を使ったからといってそれだけで不利になることはありませんが、どちらかに統一せず混ぜて使うと減点の対象です。
※ イギリスやオーストラリアに留学する人は、この機会にイギリス英語のほうを学んでおくことをお勧めします。

例:
apartment(米)/flat(英)
subway(米)/ underground(英)
center(米)/ centre(英)
color(米)/ colour(英)
organization(米)/ organisation(英)

・ 短縮形、口語表現、カジュアルな表現は避ける
→It’s などの短縮形、OKや ”I guess…”など口語的またはカジュアルな表現がこれに当たります。当然、スラングの使用も避けます。

・ 自分で時間配分して2タスクに取り組む
→60分のうち、前半20分までをTask1に使い、Task2に十分な時間を残せるようにしましょう。ただし、60分の使い方はあくまで受験者に任されますので、先にTask2をやって、残りの時間でTask1に取り組むことも可能です。
配点はTask2が1の2倍の割合なので、まずTask2をしっかり固めることは、場合によっては得策かもしれません

上記の点については、とにかく事前にたくさん練習しておくことが一番の対策です。特に鉛筆書きと時間配分については、たくさん練習問題を解く中で体で覚えていくことが大事です。

3.2 Task2回答の際のコツ

以下に、特にTask2で得点を上げるためのポイントを示します。

・ 客観的・理論的な文章を目指す
→自分の意見を述べるものではありますが、主観的な文章はNGです。”I think…”や “I believe…”などのIを主語にした表現は、できるだけ避けたほうが無難です。禁止事項ではありませんが、こうした表現の代わりに “ It can be said that…” “ It seems that…”などItを主語にした構文を使うことで、客観性を出すことができます

・ 起承転結の構文は使わない
日本語の小論文では「起承転結」が一般的な流れですが、英文エッセイには起承転結は合いません。特に「転」の部分で新しい話題が出てくることは、英文の論理性を崩してしまい、アカデミックエッセイとしては成り立ちません。
※ まず日本語で小論文を書いてみて、それを英訳してみるというのは論外です!

・ 凝った内容を目指さない
→立派な意見やユニークなアイデアで、文章を魅力的にしようとする必要はありません。IELTS試験では、内容の面白さや独創性に対して何の加点もありません。従って、自分自身の意見を正確に述べたり、独自性の高い文章を作文するのではなく、たとえ自分の意見と異なる内容でも、英文として書きやすい内容を選んでエッセイをプランします

上記に加え、「1.1」の概要の欄で説明した事項(鉛筆書き、時間配分、配点など)を踏まえ、テストに臨んでください。ちょっとしたポイントではありますが、これを知っているといないのとでは、対策効果に大きな差がでてきます。

3.3ライティング力を上げるために日々できること:SNSを英語で

英文日記やブログなど日々継続して英作文することは、ライティング力向上に大いに役立ちます。ただ、日記などは一人で書いていても張り合いが無いですし、誰にもチェックしてもらえないとなかなか英語力向上につながりません。英文ブログは、ハードルが高すぎるかもしれません。そこで、筆者としてはSNS利用を日々の英語学習に組み込むことをお勧めします。


◆Task2(アカデミック・エッセイ)で求められる「発信力」

Task2の課題で求められるのは、自分の意見を持ち、それを理論的に、自分の英語力を駆使して他者に分かりやすく発信するという、複合的な能力です。単なる英語の知識の試験とは異なり、自身の持つ語彙力、文法力、表現力、文章構成力など様々な英語の能力を駆使して、「発信(=アウトプット)」ができなくてはなりませんこうした力は一朝一夕に身に付くものではなく、日々の積み重ねが大事になってきます。

そこで昨今、手軽に英語による発信の練習ができる場として、SNSの活用が注目されているのです。例えばフェイスブックで英語学習者同士のグループなどを作り、その日の出来事や意見などを、短い英語を使って発信してみることです。

それに対して英語でコメントが来たら、また返信を英語で返す、といったように、実際にコミュニケーションを取りながら発信を繰り返します。通勤・通学途中で偶然見つけた風景を写真とともに投稿しても良いですし、その日のニュースで気になったことなどについてコメントしても良いです。

最初は、短い一文を載せるだけでも良いのです。通勤・通学などの隙間時間を使って、ちょっとしたことを発信します。日々繰り返すうちに、英語で発信することに徐々に慣れて、だんだん意見を英語で表現できるようになってきます。数ヶ月続けたところで最初に投稿した文章を振り返ってみると、自分がどれだけ英語による発信力を伸ばせたか、実感できるでしょう。

◆英語学習者がSNSで活用しやすいサイト
エッセイ・ライティング力につながる英語コミュニケーション力の向上のためには、特に時事問題を扱った英文をSNSで活用することをお勧めします。

このサイトは、世界各地で話題になったニュースを、英語のレベル別に配信する無料サービスです。初級者はLevel 1を選べば、簡単な単語と文法のみで英語ニュースが読めます。こうしたニュース記事のリンクを貼って、自分自身のコメントを英語で載せて投稿してみてはいかがでしょうか。日本に関するニュースも、時々配信されています。このサイトではライティングの練習の場として、読んだニュースにコメントするためのChat Room(http://www.newsinlevels.com/chat/)も用意されていますので、ぜひ活用してみてください。

フェイスブックに限らず、SNSを既に日々使っている人は多いと思います。ちょっと視点を変えることで英語の発信力の訓練につながる利用もできますので、ぜひ試してみてください。現在英語話者のSNSフレンドがいないという方にとっては難しく感じられるかもしれません。
しかし、英語学習者同士で募ってグループを作ってみても良いですし、公開されているグループを検索して、自分にあったグループに参加してみても良いでしょう。

相手は英語ネイティブに限らず、むしろ英語を母国語としない人々とつながったほうが、間違いを気にしすぎず英語で交流しやすくなると思います。発信力を付けるためには、日々の積み重ねが大事です。SNS活用はどのレベルの方でも取り組めますので、通常の試験対策の勉強に加えて、トライしてみてください。

4、まとめ

今回はライティング・セクションのTask2に絞って、出題内容の解説から受験時の注意点、全体的な対策方法とレベル別学習法まで、例を挙げながらご説明しました。独学の方も指導を受けながら対策をする方も、参考になりましたなら幸いです。SNSを活用した学習法については、近年語学学習のメソッドとして注目されているやり方です。これだけではIELTS対策には足りませんが、補足的な日々の取り組みとして、ご自分のレベルに合ったやり方でトライしてみてください。

著者-writer-

IELTS担当講師

究進塾の英語講師。 IELTS対策、留学準備英語、英文エッセイ等を担当。 イギリスの大学・大学院に留学経験あり。英国バーミンガム大学応用言語学修士号取得。

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