高校生で一番忙しい高3の1学期を上手に過ごす方法

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受験生の皆さん、勉強の予定はしっかりとたてているでしょうか。

実は「高校3年の1学期」という時期が高校生で1番忙しい時期ということはご存知でしょうか。

この記事では高校3年生の1学期を上手に過ごす方法についてお話していきます。この1学期を乗り越えて、良いペースで夏休みを迎えましょう。

1.高校3年生の1学期は高校生1忙しい時期

冒頭でも述べましたが、受験生にとって最も忙しい時期は高校3年生の1学期と言えます。その理由はおそらく大部分の方は予想がつくでしょう。

そうです、部活や定期試験など、高校3年生の1学期はとにかく「やることが多い」のです。それでは、高校3年生の1学期にやらなければならないことについてのお話から始めましょう

1.1 部活との両立

高校1年生のころから勉強と部活を両立してきた人は、ある程度勉強の予定の立て方は身についていることでしょう。しかし、この時期は「勉強も部活も最も頑張らなければならない時期」なのです。

部活についてですが、こちらは説明するまでもないでしょう。1学期は高校3年生最後の大会、高体連が控えています。高校2年間の集大成を発揮すべく、日本全国の高校生が部活に一斉に打ち込む時期が一学期なのです。

たとえ東大志望であっても、この時期はぜひとも部活に全力を注いでください。

しかし、部活が忙しいというのが、勉強をしなくて良いという理由にはなりません。

これは、これまで勉強と部活を両立させてきた人なら理解できると思います。時間は「有る」ものではなく、「作る」ものですので、勉強もしっかりと行わなければなりません。

「受験勉強は部活を引退してから本腰を入れる」

このように考える受験生も多いですが、この考え方は危険です。

実はこの高校3年生の1学期は受験勉強においても非常に重要な時期なのです。なぜなら、この1学期のうちにいかに基礎知識を身に着けるかで、夏休みの学習進行が大幅に変わるからです。

「受験勉強」において最も重要な時期は「夏休み」であることは誰もが理解できることでしょう。ここで考えてみてください。部活を引退し、夏休みを迎えた学生が、「今から英単語や世界史の年号を覚えよう」というのと「1学期のうちにしっかり暗記物は済ましたから、この夏休みはひたすら過去問を解きまくろう」というのは、どちらが本番で成功するでしょうか。

答えは後者であることは明らかでしょう。過去問の演習は時間の確保が必要です。センター試験の制限時間は60分~80分であり、このまとまった時間を学期中に確保するのは非常に大変です。この時期に暗記物をやっていては、演習時間が大幅に制限されてしまいます。

特に、国公立や早慶などの難関大学に合格している生徒は、そのほとんどが1学期のうちに受験に必要な知識をすべて頭に入れている状態ですので、夏休みに暗記物をしているようでは、合格は絶望的です。

つまり、この1学期のうちになんとしても暗記物だけは最低限覚えておかなければならないのです。

暗記物は反復学習が必要であり、受験勉強において最も面白くなく、努力が必要な分野です。この「暗記物」を1学期のうちにやらなければならないという点で、この「高校3年生の1学期」が最も忙しい時期ということができるのです。

1.2. 定期試験勉強との両立

定期試験勉強も受験勉強においてある面では大きな障害となることがあります。定期試験で勉強した内容が、そのまま受験でも活かせるのであれば良いのですが、なかなかそううまくいきません。

現在では多くの進学校が1学期に高校のすべての過程を終了させるところが多いです。2期になりますと、学校の授業も受験対策に特化し、問題演習が中心となります。しかし、言い換えれば、この1学期は通常通りの授業を受けなければならないのです。

受験勉強とは別に定期試験用にも勉強しなければならないのは、受験生にとってかなり「無駄なこと」をしている気分になります。

しかし、無駄なこととは言っても高校に通学している以上、避けては通らなければならない道です。

以上のように、受験生にとって高校3年生の1学期は部活や定期試験など、とにかくやらなければならないことが多い大変な時期なのです。それでは次の項から、これらを受験勉強と両立させる方法についてお話していきます。

2. 部活との両立の仕方

実は部活との両立の仕方に関しては上の1項にヒントが隠されていました。それは「暗記物」の勉強を重点的に行うという点です。

「暗記物」は「演習物」とは違い、まとまった時間を確保する必要がありません。言い換えれば「隙間時間」を使っても充分学習ができるという意味です。

そもそも暗記物を行うのには相当な忍耐と集中力が必要ですので、1~2時間確保して勉強するものではありません。

逆にそのような形で勉強をすると、その1~2時間の中に必ず「中だるみ」の時間帯ができてしまい、その時間帯が無駄になってしまいます。1~2時間も集中して新しいものを頭に入れ続けることができる受験生はそう多くないでしょう。

「暗記物」を行う際に肝となるのが、いかに隙間時間を利用してストレスなくインプットできるかです。むしろこの時期は勉強時間をいかに確保するかではなく、いかに隙間時間を受験勉強につぎ込めるかにかかっています。

「隙間時間だけで本当に良いの?」という方もいるかもしれません。しかし、思い返してみてください。

隙間時間に勉強するだけでもおそらく3~4時間は勉強することになるのです。

学校や塾の通学時間の行き帰りだけでも1時間は確保することができますし、そこからさらに休み時間を利用して1時間増やすことができます。

あとは自宅で1時間勉強するだけで3時間に達します。

部活の休憩時間、風呂・トイレにいる時間、信号を待っている時間、テレビのCMの間など、他にも探せばいくらでも見つかります。

暗記物は2~3分時間を確保できれば場所を選ばずどこでも行うことが可能ですので、隙間時間を有効活用できるだけでもかなりライバルと差をつけることができるのです。

受験勉強をする時間帯を設定してその時間に勉強するのも良いですが、暗記物を勉強するにおいては隙間時間を活用した方が効率よく勉強することができるのです。

3.試験勉強との両立法

試験勉強は、現実問題受験勉強において無駄になってしまうところも出てきますが、こればかりは避けられないものですので、しっかりと行いましょう。

しかし、定期試験前は部活が休みになることも多いので、意外にも負担にはなりません。また、1学期の間の受験勉強は隙間時間を利用した暗記物が中心になりますので、定期試験の勉強時間も充分確保することができます。

ここで気を付けなければならないのが、普段の授業についてです。

受験生の中には、受験には不要な知識だという理由で、授業を無視して、受験勉強を行っている生徒もいます。そして、先生の中にはそれを黙認している人もいます。

しかし、授業はいつものようにしっかりと集中して取り組んだ方が良いです。いずれにしても定期試験で勉強しなければならないので、試験勉強の負担を少なくするために、授業中にできるだけ吸収できるようにしましょう。

授業中に違うことを行っていてもなかなか集中できず、結局中途半端になってしまうことがほとんどです。あなたたちが受験とは無関係に部活に打ち込んでいるように、学校の授業もしっかりと打ち込みましょう。

4. 受験生にありがちな時間に関する勘違い

「受験生には遊んでいる時間がない」

このように考えている受験生がほとんどですが、本当にそうなのでしょうか。一日を振り返ってみると、案外「何もしていない時間」というものが見つかると思います。

休日を振り返ってみてください。あなたは睡眠や食事の約8時間を除いた16時間、本当に勉強以外していないのでしょうか。おそらく、本気で集中して勉強していた時間はこの16時間のうち3~4時間でしょう。それでは残りの12時間、何をしていたかと言うと、決して遊んでいたわけではないでしょう。おそらくは「昼寝」など、無意味な時間を過ごしていたというのがほとんどだと思います。

「遊んではいけない」→「でも勉強はだるい」→「昼寝」

上のような図式があなたの中で出来上がっていませんか。

しかし、昼寝に時間を使うなら、その時間を気分転換に遊びに行った方が受験勉強においても余程有効に時間を活用できています。実は受験生にも、時間を細かく見ていくと遊びに使える時間は残っているのです。

しかし、「遊んではいけない」という考えが先に来てしまい、自分でその時間をつぶしてしまっているのです。

もちろん16時間フルに勉強できるのであれば、それに越したことはないですが、おそらく多くの受験生はそこまで集中して勉強することができないでしょう。

多くの受験生が本当に集中して勉強に取り組んでいる時間は、個人差はありますが、せいぜい4~5時間程度でしょう。最低でも8時間は勉強したいとはほとんどの受験生が考えていることでしょうが、8時間時間を設定して現実できているのはこの4~5時間です。

受験勉強において、「時間を作る」というは、「しっかり予定を立てる」や「隙間時間を利用する」というものではありません。「いかに無駄にしている時間をつぶすか」です。

何も無駄に過ごしている時間をすべて勉強につぎ込む必要はありません。とにかく「無意味な時間」をいかに過ごさないかが重要なのです。

一度休日を振り返ってみると良いかもしれません。16時間のうちどれだけの時間を勉強と遊びに費やしましたか?その時余った時間がまさに「無駄な時間」なのです。

おそらく思っていたよりも多くの時間を無駄にしていることに気づくでしょう。

5.受験勉強に専念した人が受験に勝利するとは限らない

「受験勉強を成功させるには、部活も一生懸命頑張ったほうが良い」

このような話を聞いた人も多いと思います。現に運動部に所属し、国体まで出場し、秋まで部決を続けていたのに、難関大学に現役で合格できた人も多くいます。

しかし、部活と受験勉強には本来何の関連性もありません。精神論などを含めれば全く関係がないとは言えませんが、時間のみに着目してシンプルに考えると、部活をしている人は、確保できる勉強時間が大幅に削られています。

しかし、現実は違います。部活している人もしていない人もそれほど勉強時間は変わらないのです。

これは先ほど述べたように、受験勉強に使える16時間/日を本当にフル活用している生徒はほとんどいないからです。

この16時間のうち、勉強に使える時間は、直前で追い込まれている時期であっても、せいぜい12時間が関の山でしょう。サラリーマンに例えると毎日残業を4時間以上行う計算になります。

残業時間4時間は過労死ラインの100時間/月を軽く超えます。仕事も勉強も集中できる時間が同じだと考えると、実際に集中して勉強できる時間は8時間程度です。むしろ無理をして16時間根詰めて行うのは、勉強効率が悪く、疲れもとれないので、受験勉強にはマイナスです。

つまり、16時間のうち8時間勉強したとしても、それでもまだ8時間「何もしない時間」があるのです。部活を行っている人はその「何もしない時間」を「部活の時間」として有効に活用しています。その点で部活を行っていない人よりも時間のメリハリがつき、勉強に集中できるのです。これが運動部所属の人が受験で成功する理由です。

なにも、部活をしろというわけではありません。要は「無駄な時間」を過ごさないようにすればよいのです。それが遊びであろうと、趣味であろうとなんでも良いのです。ただ、「勉強以外なにもしてはいけない」という意識をまず無くすようにしましょう。

6.まとめ

「することが多くて忙しい」と思っているうちはまだ時間があります。

冷静になって「何もしない時間」を無くせば良いのです。野球評論家の野村克也氏も、成功の秘訣として、「皆が平等に与えられた1日24時間をいかに利用するかで成功者と挫折者が分かれる」と述べています。

高校3年生の1学期はとにかく忙しいです。しかし、時間なら充分にあります。部活も勉強も定期試験も全身全霊を込め、この忙しい時期を上手に乗り切りましょう。夏休みには、この3つをすべて手に入れた「成功者側」として受験戦争の佳境を迎えることでしょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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