「浪人が辛いというあなたへ!経験者が語る上手な浪人生活を送るためのヒント」

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浪人生活中、先が見えなくなることって多々あると思います。

私も過去に、予備校暮らしをしていた際に、浪人生活に対する不満足感と絶望感で一杯だった頃がありました。4月初頭には予備校の大教室での授業に圧倒され、その授業の後にラウンジで不安と先の見えない恐怖に泣き崩れてしまったことさえありました。

それから、徹底的にいろんなことを考えてみました。

こんな非情な現実を打ち負かすにはどうしたらいいか。どうすれば残りの浪人生活を心地よく暮らしていけるか。

それからずっと考えてみたことを、特に浪人生の皆さんに役に立つ形でお伝えしたいと思います。

1 考え方、メンタルの持ち方

今回は、二部構成でお送りしたいと思います。まずは、抽象的な応用範囲の広い話をしていきましょう。どういう指針で浪人生活を過ごしていったらいいかということに関する話です。

1.1 “持ち時間”が沢山あるメリットを生かそう

浪人生のもつ最大にして最強のメリットは、自分の持ち時間が沢山あるということです。
時間があるということは、即ち行動の手数を増やせるということ。これ以上の武器はないといっても過言ではないでしょう。

まずは是非、ここのメリットをしっかり頭に叩き込んでおきましょう。

そういう自分の手持ちの時間を、不安を嘆く時間として浪費するか、惰性で過ごすか、それとも今後の方針を立てるための思索の時間に充てるか、ここが大きな別れ道だと思います。

その沢山ある時間を、“どのように”“何に”費やすかが大事になってくる、ということです。

ここで、次の指針をお伝えしましょう。

1.2 自分を見失わないこと、自分の気持ちに正直になること

さて、まずは時間を“どのように”使うか、という問いに対して考えていきましょう。

私がお薦めする指針は“自分を見失わないこと、自分の気持ちに正直になること”です。これを遵守していくことが浪人生活をうまく過ごしていく上での基本方針といえるでしょう。

ここでのニュアンスは主に次の3つが挙げられます。

・マイナスの感情を整理する
不安や悩み、そういったものは原因を特定したうえで、なるべく早く解決してしまうことです。どんなものであれ、それらにきちんと向き合うことがすごく大切なことだと思います。ここを誤魔化している限りは、前に進んでいくのは難しいんじゃないかと思います。

厳しいことを申し上げるようですが、現実逃避や、その場しのぎは何も生みださない、ということを肝に銘じておきましょう。

・“既成概念”を壊してみる
私が声を大にして言いたいことはこれです。もし、あなたの頭の中に、受験における固定概念、常識のようなものがあるなら、一度それをきれいさっぱり取っ払ってみませんか。

1日○○時間勉強しさえすれば××大学に合格できる、受験勉強中はこれをするのを諦めよう、等々そういった類いのものです。

もちろんある程度の定石はあるかもしれません。合格した先輩等に話を聞いたら確かに似たような系統が見えたりすることもあるでしょう。

ですが、最終的に受験勉強を続けていくのは自分なわけで、自分が納得できるように、自由に主体的にやっていけばいいと思うんです。

自分に正直に、自分が浪人生活を暮らしていく上での戦略は自分自身の手で練ってほしいと思います。

・無理強いをしない
先ほどの話とやや重複しますが、決して自分で自分の首を絞めることがないようにしてほしいです。無理が続けば、絶対後でツケが回ってきます。

休憩のカット、睡眠時間のカット、等々あまりにも無茶な努力は、ほとんどの場合が長続きしないがために逆効果です。自分にあったペースで、常に心の余裕をもつことを忘れないようにやっていくべきだと思います。

2 具体的な行動

前章での行動方針を踏まえて、次に“何に”時間を費やすかを考えていきましょう。
以下で具体的な取り組みのヒントを、様々な切り口からお教えしていきます。ピンときたものから取り入れてみてください。

2.1 アウトプットの作業を取り入れる

浪人生の多くは予備校に通っているものと思いますが、1日中予備校の授業で受け続けて、それだけで1日が終わってしまうというのはなんだかなあと思います。

現役生と違って、予備校等の授業も決して義務ではないわけで、基本的には受けたいから受ける、というスタンスで臨むべきものと思います。

しかも、浪人生は程度の差こそあれ、現役時代からの勉強でそれなりの基礎力を養ってきたはずです。それをブラッシュアップしていく過程には、間違いなく演習などのアウトプットの作業が必要です。
にもかかわらず、世間の予備校生は明らかに授業等のインプット過剰な人が多いように見えます。もっと自学自習を勉強の中心に置いたらいいんじゃないかと思います。

なるべくそういった自主的な作業を重ねていくことで、学習状況の管理もしやすくなると思うのでお勧めです。

また、予備校関連で付け足すならば、日頃の授業や、あるいは夏期、冬季といった各種講習に関しても、取り過ぎて消化不良にならないよう気を付けたいものです。

今の自分がほしいのはどういう情報か。どういう知識、考え方か。

そういった目的意識を今一度確認してみるといいでしょう。そこをはっきりさせて、本当に必要な情報を享受できる授業に絞っていくのが、効果的なんじゃないかと思います。

2.2 勉強の環境を変える

これはちょっとしたテクニックですが、勉強に詰まってしまったと思ったら、環境を変えてみてください。考えてみれば、実は選択肢が沢山あることに気づくことでしょう。

ここでは、思いつきそうな例を列挙してみます。

◆いつも予備校の自習室ばかりでは気も滅入ってしまうもの。

集中が切れてしまったら、まず予備校の中であれば、少々ガヤガヤしているラウンジのような場所で友達と勉強する。メリハリをつけながら、喋って、集中して勉強して、休憩して、、、を繰り返す。

なお、浪人中の友は大事にすべきだと強く思います。1年間とはいえ、高校3年間よりもある意味濃い1年を過ごすことで、きっと長く付き合える仲になることでしょう。高校の枠など気にせず、気の合う人を探してみて下さい。

結構、予備校内では“友達の友達は友達”というパターンが多かったように思います。

◆予備校を飛び出して近くのカフェへ。

個人的には、ファストフードの類よりも、空間の快適性からカフェを推します。
あなたに合ったお薦めのお店を見つけてください。チェーン店でも店によって雰囲気が違うのでいろいろと探してみてもいいかもしれません。

ちなみに、混雑時にはコーヒー1杯で長居するのは控えるようにしましょう。

内容を変える…勉強していて、重いなと感じたら軽いものへ変更する

例えば、英語の長文読解に疲れてしまったら単語暗記のような単純作業へ。アウトプット型の演習に嫌気がさしてきた際にはインプット系の基礎に立ち返る勉強へ。

それだけでもペースを取り戻せる場合が多々あるものです。

音楽を聴く…人によって、休憩中、ながら勉強、音楽自体のジャンルなど好みはあると思いますが、どれでもいいと思います。

個人的には邦楽ロックを聴き“ながら勉強”(ただし言語が混ざる英語は除く)を高頻度でしていました。

ところで、この手の話に関して私が至極くだらないと思うのは、“ながら勉強をしていると試験のときは無音だから本番で集中できなくなる、従ってながら勉強はすべきでない”という主張です。模試で試してみてみればわかりますが、そんなことはそうそう起きません。

超直前期の過去問演習などの時期はともかく、通常期にいま述べたような配慮は不要と思います。先ほどの“既成概念を取っ払おう”という話に関連する考え方です。

こういう判断は、しっかり自分の頭で納得できるまで考えてほしいです。

2.3 運動不足に要注意

浪人生は、どうしても運動不足になりがちです。特に、高校時代は運動部だったという方なら体力の衰えに心当たりのある方もたくさんいることでしょう。

少しずつでいいと思うので運動の習慣をつけてみませんか。何分かジョギングや、若しくは筋トレなどしてみるだけでもだいぶ違うと思います。

運動を挟んだ方が、脳科学的にも勉強効率が上がるというのはよく言われている話です。受験の超直前期はともかくとして、目先の1時間を勉強するよりも、運動に回した方が結果として受験生活をうまく乗り切ることができると思います。

そして何よりどんどん体力が低下してしまった場合に、その状態で直前期に突入してしまうのが怖いです。勉強にしても何にしても、なんとなくキレがない、無気力だという状態になりかねません。

特に、高校時代はバリバリの運動部だったという方は運動不足に気をつけるようにしてください。

2.4 月一くらいイベントで潰したって大丈夫

受験期とはいえ、何から何まで勉強だけではやはり疲れてしまいます

例として私の話をさせてください。

高校時代に陸上部長距離として活動していたため、浪人の6月頃から運動不足解消のために定期的にジョギングをすることにしました。もともと走るのは好きだったので、週2~3で1日あたり13㎞ほど走っていたりしました。

私の場合は、夜の静かな川沿いをジョギングしながら自分の日頃の生活に対して考えを巡らせたりしていて、とても有意義な時間が過ごせたりしました。これも勉強が行き詰った際によくやる時間の使い方でした。そして勢い余って9、10、11月にハーフマラソンの市民マラソンも走りました。

1か月毎ぐらいなら、イベントで丸1日ぐらい潰したって、受験生活全体のスパンで見れば何ら問題無いというのが、実際にやってみての私の感想です。

また、音楽が好きな人であれば、好きなアーティストのライブに足を運ぶのもすごくいいかもしれませんね。

考えてもみてください。好きな人ならわかると思いますが、好きなアーティストのライブというのは、(別にライブに限らずとも、他の楽しみなことでもいいのですが、)結構何日も前から待ち遠しい気分で過ごせるものです。

その割に、ライブで掛かる時間はせいぜい3時間から、長くても半日程度。
好きな人であれば敢えて受験勉強を理由に我慢するほどのことでもないことでしょう。ライブに行くから「それまで頑張ろう」と思えたらしめたものです。
ライブハウス、コンサートホールといった非日常な場所はそれ会場の空気感でもリフレッシュできるものですよね。

そういった観点からも、マンネリ化しがちな受験時代において、イベントに出向くというのは非常にお薦めです。

ここで挙げた音楽というのも私の趣味でしたが、他にもイベントは沢山あるでしょう。これといったイベントがなくとも、小旅行に行くもよし、カラオケなんかもよしです。

もちろんこれは短絡的に遊ぶようなことを推奨しているのではなく、自分でスケジュールをきちんと管理した上で節度をもって適度に遊んでほしいということです。

2.5 手帳のススメ

これも受験生にすごくお薦めしたいものの一つです。
なるべく毎日、手帳に日記を書いてみませんか。あくまで計画を立てるというよりは、日記やライフログという使い方で手帳を活用します

日記というと少々身構えてしまいますが、私個人としては“つぶやき”に近いスタンスで綴っていました。Twitterを自分だけにむかってアウトプットしていくイメージといえば少しわかりやすいでしょうか。

内容としては、日々の出来事、思ったこと、考えたこと、人に言われて響いた言葉、好きな歌詞、to doリスト、メモ、後に残しておきたい記録、そういったものなんかが挙げられます。

これらを日々書き留めていったら。自分が何を考えているのかを把握して、次の行動に向かうための強力な武器になります。今日の反省を踏まえて明日は何をしようか。少し前のあの頃はどんなことを考えていたろうか。

そういった情報が、次に何をすべきか、という問いに対して重要なヒントを与えてくれることでしょう。

また、副産物としては次のようなことも挙げられます。

受験生活の最後に、明日が受験だというときに見返したら今までなんとかやってきた軌跡が全て載っている手帳は、きっと自分を後押ししてくれます。あるいは、無事合格してから見返してみたら。きっとかけがえのない宝物になっていること請け合いです。

ここで挙げられた思考整理を実現するツールとして、私は“ほぼ日(にち)手帳”をお薦めします。1日あたり1ページ書ける欄があり、非常に自由なフォーマットで考えを書き留めておくことができます。

私は、それこそ浪人のときから現在に至るまでほぼ日手帳を愛用しているのですが、次のようなコンセプトにすごく共感を覚えたんですね。ご興味もたれた方はぜひ公式ページを覗いてみてください。

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3 まとめ

長い浪人生活に目が眩んでしまうという方に最後にお伝えしたいのは、大学合格という“未来”より、“今日一日で何ができるか”にフォーカスしてほしいということです。受験当日、受験が終わった後、と同じくらい、あなたの“今日”は貴重なものであるはずです。

今日何ができるかに集中して、1日1日をしっかり積み重ねていく、それだけできっと大丈夫です。

お読みいただきありがとうございました。読んでくださった皆様の健闘を祈ります。

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