理系の生徒必見!センター国語は誰でも8割を取れる

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この記事は、主に理系の生徒を対象として、「苦手科目国語」の対策についてのお話をしていきます。ぜひ参考にしていただき、センター国語8割以上を目指していきましょう。

センター国語は対策が容易

センター国語を苦手科目としている人はチャンスだと考えていた方が良いです。なぜなら、センター国語ほど苦手を克服しやすい科目はないからです。

センター試験では得意科目は皆当然のように9割以上を取ってきます。したがって理系の生徒の間で差がつくのは文系科目です。とりわけ国語は、勉強方法さえ知っていれば誰でも8割は固いので、それだけでライバルに大幅な差を付けることができます。

この記事を読んでいる人の中には、「国語は一番点数が伸びにくい科目じゃないの?」と思われている方も多くいると思います。その指摘は大方合っています。

確かに国語は適切な勉強方法を知らないと、最も点数が伸びにくい科目です。さらに「母国語」というのもあり、英語のように具体的な勉強方法も曖昧になりがちです。

しかし、適切な勉強方法を知っていれば最も点数が伸び易い科目であることも事実です。とりわけセンター国語に限っては、それが最も顕著に現れます。それでは具体的にどのような勉強をすればよいのか次の項で見ていきましょう。

必ず点につながるセンター国語の勉強法

前項でセンター国語は対策が容易と述べましたが、具体的にどのような勉強をすればよいのかを以下に述べていきます。まずセンター国語で鍵になるのが古文漢文です。

ここは理系の生徒であっても必ず満点を取っていただきたい箇所です。それでは、古文漢文の勉強法からお話ししていきます。

古文の対策

まず大前提となるのが古文を1つの「外国語」として勉強することです。

大体の意味は確かに現代語の知識でも読むことはできますが、それでは古文の力を上げる具体的な勉強法につながりません。

古文の読解力を付けるには、現代語からの推測で「なんとなく」読むのではなく、英語を読む時のように覚えた単語と文法を使って「翻訳」することが重要となります。「新たに外国語を学ぶ」という感覚で、単語と文法をしっかりと暗記しましょう。

古文読解に必要な単語数は300語程度だと言われています。英語に比べるとかなり少ないですね。
これに加え、必須文法項目も30程度と非常に少ないです。何か適当にセンター古文の参考書を1冊買ってしっかりと覚えればそれだけで充分対策ができます。

古文の勉強をするときに1つだけ注意することがあります。それは覚えた単語文法を実際の読解にも活用していくことです。
単語文法問題を解くためだけに覚えるのではなく、英語のときように、それを活用しながら文章を読んでください。

例えば、「いかでかかからむ」を曖昧に読んではいませんか。

これを文法的に分析する。

いかで/か/かから/む となり、

「いかで」は疑問詞の「どうして」、「か」は係り結びの「疑問」を指し、「かから」はかくあり(こうである)の未然形で、「む」は推量の助動詞「む」の連体形を指し、

「どうしてこうなのだろうか」と訳します。

これからは、古文を適当に流して読むのではなく、このようにして読んでください。逆に現代語を古文に訳せるようになれればベストです。

これができている受験生は意外にも多くありません。なぜなら、古文は単語文法を知らなくても「なんとなく」で読めるからです。

しかし、当然ですが、センター試験はそこを突いてきます。古文は古文として、現代語とは違う言語として1つひとつ丁寧に訳しながら読んでいきましょう。これは覚えた単語文法の定着にもつなげることができ、単語文法が定着すると読解力もついてくるという好循環が生まれます。

古文の問題は素直な設問が多く、文の内容を曖昧ではなく、しっかりと理解していればすべて簡単に解ける問題です。

古文満点の鍵は、古文を1つの外国語として単語文法を覚え、それを着実に読解へ活用していくことです。

漢文の対策

漢文の対策も古文と基本的には同じです。漢文はそもそも中国語で書かれているので、「外国語」として捉えるのにそう苦労はいりませんね。

漢文の対策は古文の対策より簡単です。覚える単語や文法事項は古文よりもさらに少なく、薄い参考書の数ページほどしかありません。

古文ではひらがなのみの単語や複雑な助詞などで分からなくなることも多いですが、漢文はその点、すべて漢字で文章が書かれているので、本当に気を付けるべき漢字だけ抑えていれば、単語も古文よりはるかに簡単に覚えることができます。

漢文を読む上で鍵となるのが、レ点などの返り読みにいかに慣れていくかです。参考書の中には上から読む解き方などを教えているものもありますが、素直に返し読みをしていった方が速いです。

設問は、「しっかりと返し読みができているか」、「大まかな内容はつかめているか」、「単語文法を理解しているか」、と直球質問がほとんどですので、しっかり読むことができれば解答は難しくありません。

漢文も古文と同じで、覚えた単語文法を読解でいかに活用できるかが重要になります。「なんとなく読む」のではなくきちんと1つひとつ丁寧に訳していきましょう。

現代文の対策

現代文の対策は非常に困難です。書店で参考書などをあさると現代文をシステマティックに解く方法などが紹介されています。

しかし、そもそも参考書通りにシステマティックに解ける人は最初から点数が取れる人です。

センター国語をシステマティックに解く方法は非常にシンプルです。一言で言うと

「書いてあるかそうでないか」です。

行間を読むなどの余計な解釈を一切入れずに「ここにこう書いてあるからこれが答えだ」と明確な根拠を立てた上で問題を解いていきます。
その為、曖昧な答えなど一切出て来ず、「最も適当なもの」と言っていますが、正解以外はすべて「明らかな間違い」になるのです。

しかし、現実にはこれができないのが、悩みどころです。なぜならセンター国語は時間との勝負であり、選択肢1つひとつを精巧に吟味する時間は用意されていません。

その為、国語の問題を制限時間内に解くためには、問題を読んだ時点で答えが頭の中に浮かんでおり、それと同じ選択肢を選ぶという解き方になってしまいます。

しかし、この解き方でも、あくまでも母語ですので、文章の意味さえ理解していれば、大体の人は6割程度を取ることができます。

しかし、そこから7割8割と上げていくのが大変なのです。なぜなら、選択肢には「しっかり読まないと間違える選択肢」というものが1つか2つ含まれているからです。

センター国語の誤解答はランダムに散らばっているのではなく、大体皆同じ番号を選んで間違えています。明らかな間違いはすぐに正解候補から外すことができますが、大体「微妙な判定」になるのが数個含まれているのです。

重箱の隅をつつくように余った選択肢を吟味すれば、その選択肢が「明らかな誤り」であることに気づくのですが、それができる時間は用意されておりません。

ここで重要になるのが、「どのように間違った選択肢を作っているのか」を知っているかどうかです。問題を作成する側も「どのような間違え方をすれば受験生がひっかかるか」を考えて作っています。逆にそれを知っていると、それが問題の急所となり、「微妙な選択肢」の判定を各段に容易にします。

センター試験の間違った選択肢の作り方は以下になります。

1.言っていることが違う
2.言い過ぎ
3.極論
4.本文中に触れていない

これらについてそれぞれ見ていきましょう。

1.言ってることが違う

1は、すぐに消せる選択肢ですので、問題ないと思います。「Aは良いことだ」と書いてあるのに「Aは悪いことだ」と選択肢に書いてあるのが、1に該当します。

2.言い過ぎ

2は、受験生が悩まされる選択肢です。「そう読めなくもない」というものです。
途中までは本文に沿ったことが書いてあるのに、そこからさらに発展させていくパターンがこれにあたります。むしろ「そう読めなくもない」と思ったものには注意してください。逆に、「そう」の部分が本文にあるかを確認できればそれだけで正誤が判断できます。

3.極論

3は、「すべて」、「一切」などのパターンです。これは特に有名ですね。本文中に「全部」などの言葉が特に使われていない場合は、これらの言葉が含まれる選択肢は×です。

逆に本文中に「全部」という言葉が使われていたら、頭に残っているはずですので、時間に余裕がない場合は、選択肢に「全部」と書かれている時点で×とみなしても良いでしょう。

4.本文中に触れていない

4は、そもそも本文中には触れていないものです。これは話の内容がしっかりと頭に入っていれば、ほとんど迷うことがありませんが、一度迷うとドツボにはまる選択肢です。

なぜなら、「無い」というのを証明するためには文章全体を探さなければならないからです。この選択肢を吟味するのはかなりの時間がかかりますので、できれば吟味しないようにしましょう。他の選択肢で明らかな正解が見つかれば、そちらを選んで次の問題にいきましょう。

現代文は特に勉強しなくてもある程度は点を取ることができます。

しかし、そこから点を上げるのは非常に困難です。逆に古文漢文は、勉強しなければ点はとれませんが、勉強しさえすればだれでも満点を目指せる科目です。

時間的効率を考えると、現代文に時間を割くより、とにかく古文漢文に時間を割いた方が得策と言えるでしょう。

センター国語対策でポイントとなるところ

上の項で具体的な勉強法について述べましたが、この項ではセンター国語を対策する上での留意点について説明します。以下に述べることを頭にいれて、はっきりとした意図を持って勉強をしていきましょう。

センター国語は古文漢文が鍵

国語がなぜ点数が伸びにくいのかという理由で「母国語だから勉強法が曖昧になりがち」と述べました。
しかし、もう皆さんが分かっている通り、「具体的な方法で勉強できる分野」があります。それが古文漢文です。

理系の生徒であれば、特にこの古文漢文に力を入れてください。満点は絶対条件だと考えてもよいでしょう。

なぜなら、殊に理系の生徒にとっては古文漢文の出来がセンター国語の出来と言っても過言ではないからです。

古文漢文は、英語に比べると、覚える単語文法は極めて少なく、文章も非常に平易です。東大レベルの文系の生徒になりますと、センター直前の最後の追い上げで一気に古文漢文の対策をする人もいます。それだけ古文漢文は対策が容易であり、言うなればセンター国語のボーナスステージと言っても良い大問です。

古文漢文が満点取れれば誰でも8割は行く

上の項で古文漢文は対策がしやすく、満点は取って欲しいと述べましたが、仮に満点を取ることができたら、その時点でセンター国語8割は固いでしょう。

センター国語の点数配分は現代文100点、古文50点、漢文50点です。ここから分かるように、古文漢文を満点取りさえすれば、それだけで半分は点数を確保できるのです。
あとは現代文を頑張って6割とれば60+100=160で、8割に達するという計算です。

前項でも述べた通り、現代文は普通に読んでいれば誰でも6割は取れる難易度です。つまり、古文漢文さえ満点とれれば、既に8割は取れたのも同然なのです。

理系の大学の場合、傾斜配点で国語の点数を半分にされるところも少なくありません。
8割を取れていたら、満点の人との点差は誤差の範囲内のようなものであり、極論を言うと、センター国語は、古文漢文しか対策をしなくてもよいとも言えます。

現代文の勉強が不要だとは言いませんが、まず古文漢文を満点取ることを最優先事項にした方が良いです。点数の伸びにくい現代文の勉強に時間を割くより、そちらの方が確実に点数アップにつながります。

常に時間配分を意識する

センター国語を攻略する上で大きな壁となるのが、「時間配分」です。

センター国語は前項で述べたとおり、設問の選択肢にはそれぞれ正解である根拠と間違いである根拠が明記されているので、時間さえかければ誰でも満点を取ることが可能なのです。

したがって、出題者側はそれをさせないために、分量を膨大にし、「限られた時間の中でどれだけ情報を処理できるか」という形式の試験にしています。

言い換えるならば、センター国語は「時間との闘い」です。このことを念頭に置くと、普段からセンター国語をどのように勉強しなければならないのかも見えてきます。

たとえば、陸上や水泳など、「タイムで競う競技」の練習に、ストップウォッチを使わないなんてありえないですよね。センター国語対策もそれと同じです。「時間との闘い」ですので、普段の演習は必ず時間を測りながら行ってください。

時間配分の目安は、論説文15分、小説20分、古文20分、漢文15分で、10分前には終わらせられるようにしましょう。80分フルに使うのは得策とは言えません。本番で少し躓いたときもフォローが効くように最低でも10分は残しておきたいです。

他の参考書や受験関連記事では、論説文に多くの時間を割くようアドバイスをしている人もいますが、筆者は論説文にはそこまで時間は割かなくてもよいというのが持論です。

なぜなら、論説文は基本的に同じ主張の繰り返しなので、主題をつかめば流し読みが可能だからです。逆に小説は話の流れをつかまないと解けない問題なので全て読む必要があります。

たしかに論説文の方が使われている言葉が難しいですが、主題さえつかめれば後はスラスラ読めるので、論説文は慣れてしまうとそこまで時間はかかりません。

個人差はあると思いますが、筆者(某国立大卒)が受験した時は小説の方にむしろ25分時間を割いていました。

まとめ

センター国語でポイントとなるところを再度述べます。それは「古文漢文は確実に満点」と「センター国語は時間との闘い」です。この2点に留意してしっかりと対策をし、「国語も高得点がとれる理系受験生」として、この受験戦争を優位に進めていきましょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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