子どものオンライン授業を促進させるために大切な環境とは?

昨今,さまざまな事情により,「オンライン授業」を開始する学校や塾が増えてきました。特に学習塾では,今後しばらくオンラインを選択する場合も少なくないでしょう。

よく指摘されるように,オンライン形式の授業では,受ける側の通信環境やPC環境に応じて,パフォーマンスに差が生じやすいのも事実。

そこで,本記事では,子どもの環境を揃えてあげられる余裕がある場合,具体的に何を与えていけばいいのかを紹介していきます。

1. 必ず揃えておきたいもの

まず,オンライン授業において最低限揃えておくべき環境は,以下のものです。

  1. スマホ・タブレット・PCなどの通信端末
  2. wifiなどの通信環境
  3. zoomやGoogle hangoutなどのビデオ会議アプリ(アカウント)

通信端末が必須であるのは,いうまでもないことでしょう。

また,通信環境も極めて重要です。もちろんスマホやタブレットなどで,通常のセルラー通信でもオンライン授業を受講することができはしますが,ビデオ通話の通信量はかなり重いので,通信制限などのリスクを伴います。

安定した通信を供給するためにも,しっかりとしたホームルーターを備えたwifiは必須でしょう。

最後に,ビデオ会議アプリの用意も忘れないようにしましょう。一部のシステムでは,必ずしもアプリをインストールしておかなくてもブラウザ上で処理できるものもありますが,いずれの場合でも重要なのが,各サービスのアカウントを取得しておくことです。

場合によっては,教育機関によって発行されたアカウントでないと使用に制限がかかってしまう場合もあります。パスワードの設定等々で,以外と時間を食うことがありますから,必ず授業前に,あらかじめログインできるようにしておきましょう。

2. あるといいもの

次に,必須ではないものの,あると便利なアイテムを紹介していきましょう。

  1. PC(できれば個人用の)
  2. ヘッドセットやマイク付きイヤホン
  3. タブレット+スタイラスペン

オンライン授業はスマホでも受けられますが,やはりPCがあるとなお快適に受講できます。というのも,資料を画面上に共有したり,先生のカメラ越しに黒板を映したりと,画面が大きいことを前提とした形態が採られる場合も少なくないからです。

さらに余裕があれば,お子さんに自分用のPCを用意するのが望ましいでしょう。使い慣れたものを好きなようにカスタムして使っていく方が,モチベーション維持のためにも,効率化のためにも理想的だからです。

また,特に少人数形式や個別形式のように,先生・生徒相互のやりとりが頻繁であるような授業では,(備えつけのスピーカー・マウスではなく)イヤホンやヘッドセットを用意しておくのがおすすめです。(1000円程度のものでも,ないよりはずっと良いです。)

というのも,スピーカーを使って音を出力すると,どうしてもハウリングが起こりやすくなりますし,家族に迷惑がかかってしまうこともあります。

また,PCやスマホに元々付いているマイクを用いると,どうしても声以外の雑音を拾ってしまい,相手にうまく伝わらないことなどが起こりえます。

そうすると,やりとりに集中できなくなり,パフォーマンスが下がってしまうことがあるのです。

最後に,もし可能ならば,タブレット+スタイラスペンのセットを用意してみるといいでしょう。具体的には,iPadとApple Pencilであったり,surfaceとsurface penのような組み合わせです。これには大きく2つのメリットがあります。

メリット1

1つは,オンライン授業では生徒は必然的にディスプレイを見る時間が増えるわけですが,このときに,「紙の本のページをめくる」や「鉛筆を握ったり,置いたりする」などの作業が混じってくると,煩瑣になってきて,集中を乱すことがあるからです。さまざまなフォーマットの媒体を行き来すると,そのたびにスイッチを切り替えなければならなくなってしまう,ということです。

その点で,ビデオ会議の画面を見ながらも,教科書やノートがタブレットのディスプレイ上で処理できると,インプットとアウトプットがシームレスに行えます。

メリット2

もう1つのメリットは,個別授業や少人数授業で,生徒の側が問題集を解き,その丸つけや解説を先生が行う,という形式が採られる場合にやりとりが簡単になるということです。

たとえば紙のノートを使って数学の授業をしているとき,自分の途中式と回答を先生と共有するためには,一度スマホなどでノートの写真を撮って,それを画面共有する必要がありますが,これはステップが複雑で,時間もかかります。

それに対しタブレット上のノートに書いているならば,そのノートアプリを画面共有するだけで十分なので,より効率的にやりとりが進みます。先生の側もタブレットを持っていれば,同じデータの上で手書きのコメントがリアルタイムで交換できるので,より理想的と言えるでしょう。

3. 最低限の環境

以上を踏まえて,オンライン授業を快適に受講するために必要最低限の組み合わせを考えてみましょう。もちろん,本当の「最低限」ではなくて(そのためにはスマホ一台で十分です),対面と同じかそれ以上のパフォーマンスを発揮するために,最低限の環境という意味です。

  1. wifiなどの通信環境
  2. zoomやGoogle hangoutなどのビデオ会議アプリ(アカウント)
  3. スマホ&PC各1台,もしくはタブレット1台

1と2については,いうまでもないと思います。

 大事なのは,PC+スマホのセットか,タブレット1台,このいずれかの環境を用意しておくということです。PCとスマホの両方が必要なのは,主にPCで受講することを念頭においた場合にも,ノートの共有などのために写真を撮る場面が少なからずあるからです。

PCのカメラで撮影するのはかなり無理があるので,やはりスマホがあると便利です。ただし,タブレットが1台あればカメラも十分使い物になりますし,ノートの撮影と授業の閲覧の両方がこなせてしまう,というわけです。

4. 理想的な環境

  1. wifiなどの通信環境
  2. zoomやGoogle hangoutなどのビデオ会議アプリ(アカウント)
  3. イヤホンヘッドセット
  4. PC&タブレット&スタイラスペン各1台

1と2については,言うまでもなく必須です。

3についても,すでに触れたように,持っておくと快適にやりとりができます。

4つ目の項目が重要ですが,PCで授業を受けることを念頭においた場合でも,やはり前述の理由で,タブレット&スタイラスペンがあると,効率が飛躍的に上がります

やりとりが効率的になり,集中しやすいことだけではなくて,授業の記録がそのまま残ることになるので,復習もしやすくなり,総合的な学びの質が向上します。

5. まとめ

以上のように,オンライン授業においては,どのようなレベルの満足を求めるかということによって必要なものやコストがかなり変わってきます。

もっとも質の良い授業を求めるならば,タブレット&スタイラスペンの組み合わせが鍵になります。

しかし,最近は手に入りやすくなっているとはいえ,タブレットは安くても大体5万前後はするでしょう。その意味では,コストが高いという点は否めず,各家庭の事情を総合的にみないと,購入の見返りがあるかどうかは断言できません。

しかし,一般的に,これからの学びの形態の変容を予想するに,タブレットを子どもに1台用意してあげることは大きな意味があることだと言えるでしょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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