高校日本史初学者に向けた知識を定着させる勉強方法

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日本史は、日本人のほとんどが小学校・中学校で学んできたり、テレビ番組等で触れる機会が多かったりと、おそらく受験の全科目の中で、一番なじみやすい科目かもしれません。
しかし、高校日本史は、覚える知識が小学校や中学校より多くなり、また細かいです。

例えば、徳川将軍を見てもらうとわかりますが、15代将軍のほとんどが登場します。しかも、高校日本史は年号までも覚えておく必要があります。さらに、日本史は漢字が多く、書き取り問題で書き間違えて「分かっていたのに失点」ということになりかねません。

そこで、主に高校日本史の初学者に向けて、漢字という部分も含めた日本史の知識をしっかり定着させ、さらには年号への対処にもなる勉強方法をお話したいと思います。

1.一問一答形式の問題集を使って覚える

これはおそらく多くの方が実践している勉強方法ではないかと思います。用語を一から覚えていくためには、これはやっておくべきでしょう。

定期テストや大学入試で重要になるのは、やはり用語であるので、その部分をしっかりと記憶し、さらに瞬時にその知識を引っ張り出したり、書き取りができるようになっていくためにも、まずは一問一答形式で勉強して、知識を定着させましょう。

使う問題集は、学校で配られたプリントでもいいですし、市販の問題集でも大丈夫です。ただ、あまり分厚いものだと、問題を解いていこうという気持ちが萎える可能性がありますので、なるべく薄めな問題集がいいでしょう。

それでは、どのように一問一答問題集を使っていくのかの手順を説明します。解説はその後に記載します。

①一問一答の問題の答えをノートに手書きをします
②丸つけ
③出来なかった箇所、もしくは答えたけど間違えた箇所に赤ペンで○印をつける
④続いて、答えは合っていたが、不安の残るものや漢字を間違えそうな箇所には赤ペンで△印をつける
⑤後日に、○印と△印をつけた箇所を再度解き直す。このときもノートに書く
⑥解き直して、出来た箇所は青ペンでチェック印を入れる
⑦2回目でも間違えたor不安な箇所には今度は黄色ペンで丸印や△印をつける(このときも日付書く)
⑧数日後、黄色ペンで印をつけた箇所を解き直し。出来た箇所は同じく青ペンでチェック
⑨この時でも間違えたり、不安な箇所は単語帳にする(問題数はさほど多くないので、すぐに作れるはずです)

続いて、それぞれの手順について解説していきます。

①ノートへの手書きの理由。それは、記憶を定着させるのに、手書きが効果的だからです。また、日本史は漢字が多いため、書き取りができるようにするためにも手書きにしましょう。

③出来なかったor間違えた箇所に赤ペンで○をつけるのは、テストに出たらそこは高い確率で間違えるからです。印をつけておけば、今自分が補強すべき点が明確になりますね。

④不安の残る箇所or漢字が怪しい箇所に△をつけるのは、テストで間違える可能性が50%くらいあるからです。なるべく100%に近づくようにするために注意点として記録しておきましょう。

⑥後日に、○or△を再度解いて、定着度を測ります。出来ていれば、定着したことを示すために、青ペンでチェック印を入れます。

⑦この時でも間違えたり、不安を残したりしたら、黄色で○か△をつけます。色を変えるのは2回目でも間違えたor不安が残っており、定着していないことを表すためです。

⑧これは⑥と同じ

⑨この時に間違えたり、不安を残したりした場合。おそらくこれからも同じ状態になる可能性があるので、その箇所は単語帳にして入試までずっと見返して定着を少しずつさせていきましょう。

オススメの参考書を掲載しますので、これをもとにやってみてはいかがでしょうか?

薄めの問題集なので気持ちが萎えることもなく、また、問題数も妥当な数なので、高校日本史の初学者にはうってつけだと思います。

2.用語を説明することで定着をはかる

一問一答に続いて、用語を説明するという勉強法をお話します。
ところで、なぜ用語を説明する勉強法をするのか?

一問一答問題をこなすことはとても重要なのですが、実は100%に近い記憶の定着するのは厳しいからです。それは、問題文を覚えてしまって、解答がすぐに出せてしまうという罠があるからということです。そこで、「答え」から「問い」を導き出す訓練もして知識の定着をより強固にするという狙いがあります。

また、これには「この出来事を説明せよ」などいう論述問題にも対応ができるという点でメリットがあります。

やり方としては、一問一答の問題集の「問い」の部分を隠して、「答え」だけ見えるようにして、「答え」から「問い」を考えて答えてください。これは手書きでなくてOKです。

例えば、問い「乙巳の変の後に、中央集権国家を目指した政治の改革のことをなんというか?」
答え「大化改新」というのがあったとします。

この「問い」の部分を隠して、「答え」から「問い」を推測してみましょう。「問い」の部分を完全に隠して、「大化改新」を自分で説明してみてください。すると皆さんの中には、答えられない人がいるのではないでしょうか?

では、なぜ答えられないのか?

それは、「答え」の内容や性質がきちんと理解が出来ておらず、頭に残っていないからなのです。だから、逆に言うと、「答え」の内容や性質を理解することが記憶の定着に大きな要素になるわけです。

一問一答に限らず、用語説明勉強法を実践することで、知識の定着度合いをアップさせ、自信をもって一問一答の問題に答えられるようにしていきましょう。

学校に行くときの電車やバスの中でも使える参考書を紹介しますので、スキマ時間にやってみてください。

①『入試に出る 日本史B 一問一答』

②『センター攻略よくでる一問一答日本史』

③『山川 一問一答日本史』

列挙した3点の問題集はどれも、説明文があり、その答えが同ページにある問題集です。また、これらは電車やバスの中でも開いて見ることが出来る大きさなので、通学や帰宅時に使ってみてはいかがでしょうか?

3.1と2の勉強の際に年号も考えよう

年号というのは、日本史を勉強している時に、意外と見落としがちな部分かと思います。

一問一答問題を解くことや用語説明勉強で「用語知識」の定着は望めると思います。しかし、出来事が起きた年が分からないと、センター試験などの順序入れ替え問題で間違えてしまい、せっかく身につけた知識が台無しになりかねません。とはいえ、年号まで一から一生懸命覚えようとしてもさすがに時間がありません。

そこで、一問一答形式の問題を答える際や用語説明の勉強の際に「ちなみに、これはいつの出来事だ?」ということを自問自答してみることで、年号の記憶も一緒に進めていきましょう。

例えば、聖武天皇の時代を一問一答問題で勉強していたとしましょう。
問い「橘諸兄政権に反発し、九州で反乱を起こしたのは誰か?」 答え「藤原広嗣」

この時に、「ところで広嗣が反乱を起こしたのはいつだ?」と自問自答してください。

そして、分からなければ、問題集のどこかに小さく書いておきましょう。後で同じ問題を復習したときにすぐに確認出来ます。

この一つのことをやることで、用語知識と年号が同時に記憶でき、用語知識を覚えるのとは別に、一から年号を覚えるという労力を削減できます。ですので、年号を考えるということは1や2の勉強の際にやるようにしてください。

4.まとめ

日本史は、なじみのある科目といえど、漢字が多く、知識が細かいので覚えるのが大変です。
しかし用語をきちんと覚えておかないといけません。そのために、一問一答問題を使って繰り返し用語の定着作業を行い、「答え」から「問い」を考え、性質・内容理解をすることで、定着の強化をはかります。
そして、盲点となりやすい年号をその2つの勉強法の中で同時に考えていくことで、年号の記憶もでき、年号は別途覚えるという労力が削減できます。

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