【レベル別】あなたに合った漢文の参考書を見つけよう

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今回は、漢文の攻略法に従って学習を進めて行く際に、実際どういった参考書を使ったら良いのかをお知らせしたいと思います。

漢文の参考書自体はそもそもそんなに種類が出ている訳ではなく、どこで紹介されているものも似たり寄ったりなので、それ自体はいずれも良いものだと思います。

しかし肝心なのは、「いま自分はどのレベルにいて、これから漢文のどの部分を習得しようとしているのか。」という事をしっかりと認識し、そのレベルや目的に合った参考書を選ぶ必要がある、ということです。

いくら良い参考書でも、レベルや目的に合っていなければ効力を発揮しませんし、まして成果は上がりません。まずはそこをしっかりと認識した上で、読み進めて頂ければと思います。

1.漢文のお勧め参考書

では実際に、いま自分のレベルがどんなものだろうかと判断がつかない場合もあると思うので、胸に手を当てて考えてみて下さい。

・学校の授業をほとんど聞いていなかった
・学校の定期テストで漢文が極めて0点に近い
・漢文は嫌い・出来ればやりたくない

以上の3パターンの人は、残念ながら現時点では一番下のレベルにいると思われるので、まずは超基礎編から進んで頂きたいと思います。

それ以外の人は、ある程度心の準備や土台が出来ていると思われるので、句法暗記編から進んで頂いて大丈夫です。

更に、「句法なんてとっくにマスターしちゃったぜ!」「漢文が好きでたまらないワ。」という人は、恐らく悩んでこの記事にたどり着くような事もないとは思いますが、もしご覧になっている場合はいきなり上級編に手をつけて頂いて大丈夫です。

1-1.超基礎編(ほとんどちんぷんかんぷんな人向け)

『超基礎がため 漢文教室 改訂版』三羽 那美著 旺文社


現在出ている中では最も基礎的な参考書で、授業を聞いていなかった人も、漢文アレルギーの人も、そして初めて漢文を勉強する高1レベルの人もゼロから漢文を学ぶ事が出来ます。

漢文のお約束的な基本ルールを楽しく解説していて、漢文アレルギーをなくし漢文に“慣れる”のに最適な一冊です。

『三羽の漢文 基本ポイントこれだけ!』三羽 那美著 東進ブックス


講義形式で進んでいく参考書で、最も基礎的なレベルの参考書です。

全15講から成り、練習問題も付いているので1日1講ずつ進めても2週間程で終える事が出来、必要最小限の知識はこれで十分だと思われます。

ただ、これだけだと入試漢文で高得点を確保するところまでは行かないので、まずは土台作りのために利用して下さい。

1-2.句法暗記編

『漢文ヤマのヤマ 頻出重要句法66』三羽 那美著 学研


超基礎から受験対応レベルまでの入試に必要な重要句法を丁寧に解説している一冊で、恐らく受験生なら誰でも持っているといっても過言ではない参考書です。

こちらと、下に紹介する即答法は、どちらか一方でかまわないと思いますが、三羽先生で統一したい場合はこちらが良いでしょう。

ただレイアウトが読みやすいとは言い切れず、賛否両論あるので書店で手に取ってみて自分がとっつきやすい方を選ぶのがベストです。

『漢文早覚え即答法 パワーアップ編』田中 雄二著 学研


こちらも漢文の参考書としては有名すぎるぐらい有名な、ベストセラー。

練習問題も付いていて、これ一冊で入試レベルまで対応しています。上述のヤマのヤマとどちらを用いるかは好き好きですが、どちらかというとこちらは理系に支持されていて、あまり漢文に時間を取られたくないので最低限の事を手っ取り早く覚えてしまいたい、という人に向いています。

練習問題まで全てやり込めば、本当に入試でスラスラ解けるようになります。

『センター漢文 8本のモノサシ』三羽 那美著


センターに特化した句法と解法を解説している本。ヤマのヤマや即答法よりも知識を絞っているため、センター国語のみ受験する人で満点を狙う人に向いています。

センターだけで良い人はこの本の後にセンター過去問を最低10年分やっておけば、ほぼ満点取れるでしょう。

1-3.問題集編

『漢文入門 句形の理解から演習まで』仁田峠 公人著 Z会出版

学校で配られる事も多々ある問題集。現在残念ながら絶版となってしまったのですが、アマゾンのマーケットプレイスで中古が手に入るので是非お勧めしたい一冊です。

全15章から成り、各章末には読解問題も付いていて、1日1章およそ2週間で終えられる分量です。句形が身についているかを確認出来、とても良い参考書ですがあくまでセンターレベルまでの対応で、二次で漢文を受験する人には少し足りないでしょう。

『マーク式基礎問題集 20 (20) 漢文』 河合出版


センターに特化した問題集。センター形式の問題が15題、簡単な方から順に掲載されていて、解説がとても丁寧です。

重要句法、単語、文学史など一通り必要な知識が身についているかを確認する事が出来ます。

ただこちらも、あくまでもセンターレベルまでの対応なので、二次で漢文を受験する人はこの先が必要です。

『漢文道場 入門から実践まで』土屋 裕著 Z会出版


私大二次レベルの問題集。色々形式を網羅しているし、もちろん基礎からの内容も網羅していて、漏れがないか確認するのに最適です。問題量も60題あってやりごたえがあり、またあちこちの入試でよく引用される文献が取り上げられているので、語彙暗記のための材料文献としても良いでしょう。

解説がそれ程解りやすくない、というのが難点ですが、あくまで問題集ですので解説は手前の三羽さんの本で十分です。

『最強の漢文 難関大をめざす』仁田峠 公人著 Z会出版


上記の漢文道場のさらに上位の問題集で、早慶および国公立二次レベル対応

残念ながら絶版になってしまっていますが、中古はまだまだ出回っているので、上位校受験者は割高でも手に入れるべきです。

薄さの割に、漢文道場と違って解説が非常に解りやすいと定評があり、また取りこぼした句形その他の基礎知識も網羅されているので、ここまでやっておけばかなりの完成度が期待出来ます。

『得点奪取漢文 記述対策』天野 成之 三森 一彦 吉野 大作著 河合出版


完全に国公立二次試験を想定した、記述対策の問題集。旧帝大レベルないしは、他の国公立でも漢文で稼ぎたいという人にお勧め。

とにかく一通りのものをやってしまった人が演習として問題数をこなし完璧にしておきたい、と思ったらこれを一冊仕上げるに限ります。解説も優秀で、特に記述問題でも満点が取れるコツが満載です。

1-4.上級編

『文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード』原 安宏著 Z会出版


これ一冊で完璧、高校漢文でこれに載っていないものはないという鉄壁の参考書。

基礎から最小限の知識だけをまずは身に着けたい、という人には情報量が多すぎて途中で頓挫してしまう恐れがあるので向いてなく、逆に漢文の参考書や問題集は全てやってしまって、それでもなお何かやっておきたい、という漢文好きの強者向けです。

最大の特徴は、テーマについての解説を載せているところで、これで背景を理解出来ればもうやる事は残されていないでしょう。

唯一の欠点は内容が濃すぎで文字が小さ目なところですが、それだけ大切な情報が満載ということで、納得は行きます。

2.まとめ

さて、漢文の定番と言うべきものから、少しマニアックなものまでを紹介して来ましたが、いかがでしょうか。

もちろん、ここに載っているものを全てやる必要はありません。はじめにお伝えしたように、まずは現在の自分のレベルをよく見極めた上で、目標とも相談してこの中から是非必要なものだけに絞ってこなして行って下さいね。

少しでも多くの読者の方が、漢文を得点源にして志望校合格を勝ち取って下されば幸いです。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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