センター試験直前!冬休みはどう過ごす?実は古文・漢文が狙い目!

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さて、センター試験が近づいてきましたね。
「現役合格にこだわる」という人にとっても、「時間をかけてでも第一志望に」という人にとっても、2019年のセンター試験は「最後のセンター試験」であり、2020年度以降、この形式の試験は行われない可能性が高いです(2019年1月以降)。

この記事では、この「最後のセンター試験」で悔いなく結果を残すために、冬休みに勉強すべき狙い目の単元と、冬休みの過ごし方についてお話をします。

センター直前対策はしっかりと点に結びつく

「試験の点数は一朝一夕で伸びるものではない」という意見は決して間違っておらず、基本的に試験の点数は日々コツコツと伸ばしていくものです。しかし、筆者が予備校で働いていたとき、受験上位層、特に東大や一橋を受ける人の数名はこの冬休みで(あるいは冬休み直前に)飛躍的に点数を上げていました。

彼らは年単位でスケジュールを組んでおり、直前で一気に点を伸ばせる単元を「意図的に(無意識のうちに)」後回しにし、冬休みまで伸びしろを残していたのです。

センター直前の模試で、彼らが点を伸ばしていた単元には共通点がありました。特に彼らが点を伸ばしていた科目は「国語」です。

これを聞くと、「国語こそ一朝一夕で点が伸びるものではない」と考える人もいると思いますが、読む人がこの記事を読むと、この時点で(あるいは読む前から)「そうですよね」となっています。それでは彼らがどのようにして国語の点数を直前に伸ばしたかについて以下にお話をします。

国語の点数が直前で伸ばせる理由

試験直前で一気に点を伸ばす科目・単元で真っ先に頭に浮かぶのが「暗記物」だと思います。しかし、ここまで受験勉強を真剣に行ってきたあなたたちは、「ただ覚えるだけでは点が取れない」というのは理解しているでしょう。

センター試験は日本を代表する良問中の良問を出題しています。採点の客観性・妥当性を出させる為に、「正解か不正解か」をはっきりさせる「マーク形式」を採用しているのもそのためです。

しかし、「マーク形式」にもデメリットがあり、「解法がシステマティックよりになり、本当の思考力が見られない」という指摘があります。そのデメリットを無くす為に、大学入試センターは、マーク形式の形で「いかに思考力を見るか、本当の学力を見るか」を重点的に考え、問題を練りに練っています。そのため、基本的には地歴に代表される、いわゆる「暗記物」は、「ただ覚えるだけ」では点が取れないように出来ているのです。

しかし、その中で意外なところに「ただ覚えるだけ」で点が取れる単元があります。それが、古文と漢文です。

古文と漢文で出題されている問題にしっかりと目を向けてみてください。そのほとんどの問題が、単語・文法を知っていれば解ける問題です。古文・漢文の問題は、一見読解問題に見えても、その問題の急所となるところが、「単語・文法の意味を知っているかどうか」という点にあります。

古文・漢文は暗記科目

「センター国語の選択肢は2つまでは絞れる」というのは、経験即上分かると思います。常識的・倫理的に考えて「あり得ない」箇所を消すと、大体2つまでは絞れます。しかし、問題はその後です。古文・漢文においては、ここで正解と不正解を分けるのが「単語力」と「文法力」です。

特に多いのが、完了の助動詞連体形「ぬ」を現代語のように「否定」で訳してしまうケースです。しかし、完了の助動詞「ぬ」が連用形に接続するという知識があれば、ここで引っかかることはありません。

さらに、「出題者は『ぬ』を『否定』で訳してしまう人を間違えさせる意図でこの問題を出している」というところまで察することができれば、「ぬ」を否定として訳している選択肢を真っ先に消すことができます。

古文・漢文は読解問題の仮面をかぶった暗記問題であり、センスや読解力を問うものではなく「どれだけ知っているか」が物を言う単元なのです。

英語の文法問題より数倍簡単

古文・漢文の暗記項目は英語の単語・文法に比べ、かなり少ないです。参考書やノートでも、数ページで収まる量しかありません。

さらに、先ほど述べたように、常識的・論理的に考えると、問題の選択肢は実質2つです。英語の文法問題のように4つの選択肢を吟味する必要はありません。単語・文法さえ知っていれば、センター古文・漢文の対策はその他の科目と比べ、そこまで問題演習に時間を割く必要はないのです。

さらに、英語の大問2は20問で1つ2点とすると、40点分しかありませんが、国語は古文・漢文で100点、つまり大部分がこの「暗記問題」で構成されています。

受験上位層が直前でさらに点を上げるカラクリはここにあります。言い方を変えると、彼らはセンター模試で毎回非常に高い点数を叩き出しながらも。まだ本気を出していなかったのです。

ここまで、古文・漢文が直前対策に最適であることを説明してきました。それでは次の項からは、古文・漢文の具体的な勉強方法についてお話をしていきます。

古文・漢文の勉強法

古文・漢文の具体的な勉強方法に関しては、実のところそのほとんどを前項で述べています。端的に述べると、「ひたすら単語・文法を覚える」ことです。

古文・漢文をただひたすら読むよりも、こちらの方が力が付きます。問題演習は、覚えた知識を定着させる目的で解いてみる程度で充分です。しかし、その際にも留意点があります。その点について見ていきましょう。

古文・漢文を「外国語」として勉強する

まず、古文・漢文を「外国語」として認識するところから始めましょう。古文・漢文の落とし穴は、「単語・文法を知らなくても、なんとなく読めてしまう」という点です。

普段古文・漢文を読んでいるときに、しっかりと助詞や係り結び、助動詞などを意識して読んでいるでしょうか。実は古文・漢文の読解において、ここが一番重要な点であり、出題者側も、ここをしっかりと留意している人には点を与え、「なんとなく」で読んでいる人には点を与えないように出題しております。

「またかくのごとし」や「いかでかかからむ」をただなんとなく読み流していないでしょうか。それでも、大体読めてしまいますので、軽視されがちですが、

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また(また)/かくの(この)/ごとしで、「このようであった」

いかで(どうして)-か(係り結び「疑問(反語)」)-かく(このように)-あら(ある)-む(推量の助動詞連体形(係り結び))で、「どうしてこのようなことがあろうか(いやない)」

と読めることが重要になります。古文を英語と同じように単語・文法を一つずつ理解した上で読み進めていくと、覚えた知識をより確実に点数に落とし込むことができるでしょう。

現代語→古文訳の訓練をする

英語の勉強では、英語を和訳するだけでなく、日本語を英訳する練習も行います。特に、二次試験で英作文を課している大学を志望する受験生は、和文英訳も対策が必要な項目です。

しかし、古文に関しては古文訳→現代語訳の一方通行であり、古文訳の練習をしている人は多くはないでしょう。これを行うことで、他の受験生よりも古文の勉強に関して一歩抜きん出ることができます。

古文の問題集には、回答解説のところに現代語訳がついていると思いますが、今度はこれを使い、現代語→古文の訳を自分で行ってみましょう。これをすることにより、単語・文法の定着力が格段に上がります。もちろんセンター古文には古文訳という問題は出ないので、(出たとしても選択肢から逆に現代語訳をしていけばよいので)完璧に訳せる必要はありません。

古文・漢文で単語をある程度覚えてくると、結構面白い取り組みだと思いますのでチャレンジしてみてはどうでしょうか。

その他の科目について

直前で点を伸ばせる科目として、古文・漢文を上げましたが、それでは他の科目はどうなのか?と聞かれますと、中々難しいと思います。

例えば地歴などの暗記科目においては、範囲が膨大であるが故に、冬休みに新しく覚えた箇所が試験に出る可能性はかなり低いです。また、単に覚えたからと言って簡単に点に結びつかないのが大学入試の難しいところです。

古文・漢文は、暗記すべき範囲がかなり少なく、それゆえに覚えた箇所がそのまま出題され、さらに覚えてさえいれば解くことができ、そして配点も高いという、センター試験の中でも異質と言える単元です。他の単元で直前に伸ばすというのは、あまり期待しない方が良いでしょう。

他の単元に関しては、新しいことを覚えようとせず、今ある知識をより深くする為に、問題演習を重ねていきましょう。

冬休みの過ごし方

上の項では、冬休みの勉強は「古文・漢文に重点を置く」ということについてお話をしました。それではこの項では、センター試験本番に向けた冬休みの過ごし方についてお話をします。

規則正しい生活習慣に体を戻す

睡眠時間を削って勉強を頑張っている方は、そろそろ規則正しい生活に戻した方がよいです。さすがに試験本番前日まで徹夜をするなど大それたことをする人はいないと思いますが、1日だけ規則正しい生活をしても体の調子は整いません。

センター直前でも古文・漢文では点を伸ばすことは可能だと述べましたが、この時期は勉強よりも体調管理の方が本番で点を出せる大きなファクターとなります。今のうちに受験勉強で乱れた生活習慣をリセットして、万全の態勢で本番に挑めるようにしましょう。

年末年始に勉強をしてはいけないという決まりはない

だれが決めたのか分かりませんが、「年末年始は勉強をしなくてよい」という謎の決まりが日本にはあり、年末年始に勉強をしない受験生は意外にも多いです。「年末年始くらいはゆっくり過ごして英気を養う」というのは一見論理的に見えますが、息抜きの時間を正月に大幅に確保する必要はありません。

息抜きは確かに重要ですが、それは日々の勉強の合間にも行っていることですので(そもそも人間の集中力は2~3時間程度しか続かない)、正月に丸々1日息抜きの時間を確保するのはさすがに勿体ないです。

逆に年末年始に他の受験生が勉強していない間に勉強をすることで、ライバルたちに差をつけることができますので、年末年始こそチャンスと捉えた方がよいでしょう。

少し冷めたことを言いますが、年末年始にわざわざ福岡の大宰府まで足を運ぶ時間があるのでしたら、その時間に勉強をした方が試験の合格率は上がります。

何もしない時間を作らない

これは冬休みに関わらず言えることですが、時間の使い方で重要なのは、「何もしない時間」を作らないことです。

受験勉強の失敗で、特にありがちなのが、昼寝です。「昨日は何もせず、ずっと寝ていました」という受験生を筆者は多く見てきました。「もしかすると受験勉強や定期試験勉強の期間の方が、普段よりも昼寝の時間が多いのでは?」と感じるほどです。忙しいはずの受験生がなぜ昼寝をするのかについては、実は理由があります。これは体力的な問題ではなく、精神面の問題だと筆者は考えております。

これはあくまで筆者が受験生だった頃の経験則ではありますが、「勉強をしなきゃ」という意識が昼寝につながると考えています。

「勉強したくない。でも受験生だから遊べない。」という葛藤があり、「英気を養ってから」と床に就き、結局何もせずにベッドの上で一日を過ごしてしまうのです。これでしたら、ゲームを1日していた方が時間を有効に活用できています。そもそも受験生は勉強以外のことをしてはいけないという意識が間違えているのです。

前項でも述べましたが、人間の集中力が続くのは、せいぜい2~3時間程度であり、12時間勉強時間を確保できたとして、それをフルに活用できる人はほとんどいません。12時間勉強したつもりでも、その中にはほとんどの場合だらだらしている時間が数時間あると思います。

つまり、受験生も遊んで良いのです。12時間だらだら勉強するよりも、息抜きを混ぜながらメリハリをつけて6時間集中して勉強した方が効率が良いです。勉強で集中力が切れたら、外に出て散歩や運動をしたり、居間でコーヒーを飲みながら読書やゲームをしたりして次の勉強への英気を養いましょう。ただしベッドの上でスマホはそのまま寝てしまう可能性があるのでNGです。

社会に出ると、ほとんどの企業は労働基準法により一定時間以上の勤務には休憩が義務付けられています。これは作業効率を上げる意図もあり、企業もそれを理解してこれを受け入れているのです。

時間の使い方で最も重要なのは、「勉強時間をいかに確保できるか」という点よりも、むしろ「いかに何もしない時間を作らないか」なのです。さすがにこの時期にもなって、「ゲームにはまり過ぎて1日ゲームに時間を使ってしまった」という人はいないでしょうから、とにかく昼寝さえしなければ勉強時間が自ずと増えてくるでしょう。

まとめ

冬休みはセンター試験直前なだけあり、今までは無理もできてた体調管理に関しても、シビアにならなければなりません。

勉強、息抜き、夜の睡眠の時間配分を適切に行い、万全の態勢でセンター試験に挑めるようにしましょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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