Part1〜3全てをモノにする!IELTS Speaking必勝法

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ライティングに並び、独学が難しいと言われるスピーキング試験。特に日本人はスピーキングに苦手意識がある人が多いと言われています。
また、日本でIELTS対策を行う人たちにとって、なかなか実際に英会話の練習をする機会がなく、スピーキング対策に困っているという悩みもよく耳にします。ライティングと同様にスピーキングは英語の「発信力」が求められるため、様々な総合的な英語力・スキルが試される分野です。
単に英語のフリートークの機会を増やせば良いということでもなく、意識的に発信力を高める対策をすることが大切です。今回の記事を参考に、英語での発信(=アウトプット)スキルを上げていきましょう。

 1. IELTSスピーキング試験について知る

まず最初に、スピーキング・セクションの概要をご案内します。なお、IELTSにはアカデミック(主に留学用)とジェネラル(主に移民用)がありますが、スピーキング試験の内容はどちらも同じです。従って、スピーキング試験においてはそれほど高度にアカデミックな議論は求められていません。しかしながら、様々なトピックについて自身の経験や意見を限られた時間で理論的に述べる必要があり、難易度の高い試験です。

1.1 IELTS試験スピーキング・セクション概要

♦試験スケジュール:

リスニング(30分)、リーディング(60分)、ライティング(60分)の筆記試験の後に、各受験者それぞれに対し約11〜14分のスピーキング試験が行われます。指定の日程に再度試験場に集合します。

※日本国内での受験の場合、東京または大阪での受験に限っては筆記試験と同日にスピーキング試験を行う場合(1 Day)と翌日(通常は日曜日)にスピーキング試験のみを受ける場合(2 Day)とがあり、どちらかを選択して申し込みます。(その他の都市での受験は、筆記試験後、同日にスピーキング試験。)

♦試験形式:

試験官との1対1の面接形式(面接内容は録音される)

♦試験内容:

パート1〜3の3部構成で、それぞれインタビューへの受け答え(Part1)、スピーチ(Part2)、ディスカッション(Part3)の能力が試されます。以下、表にまとめてみました。

イントロダクション(1分未満) あいさつ

受験者の名前や国籍等個人情報の確認(パスポートを提示)

※採点対象にはならない

Part 1
(3〜4分)
一般的なトピックに関するインタビュー

試験官より、受験者個人の家族、出身地、趣味、仕事や学校など日常的なトピックに関して質問され、それに答える

※質問はランダムなものではなく、あらかじめ用意された質問を試験官が読みあげる形

Part 2
(3〜4分)
与えられたトピックに関するスピーチ

Part2の流れ:

・トピックが書かれたカードと紙と鉛筆が手渡される
・1分間で、メモをとりながらスピーチの準備をする
・1〜2分でスピーチをする
・ 試験官より、スピーチに関する質問がされる(1、2問)

※出題内容は通常、受験者の個人的な経験や将来の希望などを聞くもので、when, who, where, what, whyなどスピーチに盛り込むべき内容が指定される。(今までで最も心に残った出来事・物事について、行ってみたい所・やってみたいことなど)

Part 3
(4〜5分)
社会的な話題に関するディスカッション

・ テーマは通常、Part2で扱ったトピックと関連するもの
・ 社会的なテーマに関して、自身の意見が求められる
・ 試験官がテーマに沿った質問をし、受験者からの回答に合わせて更に次の質問がなされる

♦評価基準:

スピーキング試験全体を通して、以下の4つの面について測られます。

流暢さ、および論旨がしっかりしているかどうか
語彙力(適切な語彙の使用、また様々なヴォキャブラリーを使えているか)
文法力(文法的な正確性、幅広い構文が使えているか)
発音(相手に伝わりやすい発音やイントネーションで話せているか)

以上、スピーキング・セクションの概要をご案内しました。次の項からは、具体的な対策法についてご紹介します。

2. スピーキング対策法:レベル別学習法

この項では現在の英語レベルごとに、どのように対策に取り組んだらよいのか、レベル別学習法をご提案します。なお、この項での対策法は、主にアウトプット力のベースとなる語彙力と文法力を養うという視点から書いています。具体的なスピーキングの練習・特訓方法については、「3.スピーキング対策法:全受験者に共通するアドバイス」でご紹介します。

以下、「初心〜初級」「初中級〜中級」「中上級〜上級」の3つのレベルに分けてご案内していますが、レベルは英検スコアなどを参考に判断できます。自分で判断しかねるという人は、15分でできる簡単レベルチェックテスト(オンライン)がありますので、以下リンクから試してみてください。

「NHKテキスト:英語力測定テスト2016」

http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/?utm_source=nhk&utm_medium=www.nhk.or.jp%252Fmygogaku&utm_campaign=text2016

※「基礎編」のみやってください。

会話に不可欠な基礎的な語彙と文法、会話表現、そしてリスニングの問題から成るテストで、このテストにより英会話力のおおよそのレベルが推測できます。

♦使い方

(1)「基礎編」のタブをクリックし、テストを開始します。

(2)リスニングが終了したところで(アンケートはスキップ可)、150点満点中何点か、結果が表示されます。

目安:

  • 130点以上→中上級〜上級
  • 70点以上→初中級〜中級
  • 70点未満→初心〜初級

注:あくまで、筆者の判断による本記事におけるレベル分けの目安です。

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(3)より詳しい英語レベルの解説が知りたい方は・・・

試験結果(点数)が示されたページの下方には「結果から判断したあなたにぴったりの英語講座はこちら」というタブが表示されていますので、そこをクリックします。語学力の国際指標であるCEFRという基準に基づいた、あなたの英語レベルが分かります。CEFRの解説(「CEFRとは・・・」)も参照してみてください。

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2.1 [初心〜初級者の方]目安:英検4〜3級程度(中学英語レベル)

初級以下の方にとっては、スピーチやディスカッションなど様々な形で展開されるIELTSスピーキング試験は、非常に難易度が高く感じられるでしょう。
しかしながら、スピーキング・セクションに関しては高度にアカデミックな回答が求められているわけではありません。

従って、まずは自分が使える範囲の日常的な語彙とシンプルな文法を押さえ、それらを駆使して話せるようになることを目標にしましょう。英語で話そうにも、基本的な語彙と文法の知識が備わっていなくては、発話自体ができません。まず最初のステップとして、一般的な基本語彙と基礎文法を身につけることをお勧めします。

♦初級者向けの基本ヴォキャブラリー教材

(Kelli Ripatti著、コンパス出版; 2014年)

この教材の特徴や使い方

・1〜4のレベル別に日常で使う1000語の英単語を学べる
・初心者レベルであれば1から順に始める
・3級程度の基礎力がある場合は2か3からのスタートがお勧め
・レッスン用または自主学習用どちらにも使用可

できるだけイギリス式の単語を学んでおきたいという場合は、English Vocabulary in Useもお勧めです。

English Vocabulary in Use: Elementary (Michael McCarthy & Felicity O’Dell著、ケンブリッジ大学出版; 2010年)

この教材の特徴や使い方

・イギリス英語ヴォキャブラリー教材のロングセラー(最新版は2010年出版)
・語彙に加えて文法を学ぶユニットも含まれる
・初心〜初級者はElementaryレベルから始める
・レッスン用または自主学習用、どちらにも使用可

上記のようなヴォキャブラリー教材に取り組んで基本的な語彙力を習得することに加え、中学校レベルの基礎文法からしっかり押さえていきましょう。英文で発信するためには必ず単語と文法の知識が必要です。中学英語の学び直しについては、英語初心者でも大丈夫! IELTS4.5〜5.0を絶対に達成できる勉強法の記事で詳しくご紹介していますので、参照してみてください。

2.2 [初中級〜中級者の方]目安:英検準2〜2級程度(高校英語レベル)

基礎的な語彙力と文法力が備わっている方なら、より幅広いヴォキャブラリーを身に付けること、そしてIELTSスピーキング試験で成功するために必要な会話スキルを身につけていくことを中心に対策していきましょう。

♦中級者向けのヴォキャブラリー教材

4000 Essential English Words (Paul Nation著、コンパス出版; 2009年)

この教材の特徴や使い方

・1〜6のシリーズ教材(中級者は「3」のレベルが目安)
・様々なエクササイズを通して語彙を学ぶため、きちんと自分で語彙が活用できる(=発信できる)力が身につく
・3から始めてみて難しいようなら、2もカバーすると良い
・レッスン用または自主学習用両方に使用可

English Vocabulary in Use;Pre-Intermediate & Intermediate (Stewart Redman著、ケンブリッジ大学出版; 2011年)

この教材の特徴や使い方

・イギリス英語を基本とする、人気のヴォキャブラリー教材(初中級〜中級者向け)
・日常生活の様々な場面で使う単語を、エクササイズを通して習得できる
・語彙を組み立てて文章にするために必要な文法知識についても、ユニットの中に構成
・レッスン用または自主学習用どちらにも使用可

筆者も経験済みですが、自分の経験や考えを発話しようにも、まず単語がなかなか出てこないという体験は誰もがあることと思います。その場ですぐに受け答えをしなくてはならないスピーキング試験では、幅広い語彙力は必須であり、大きな武器となります。単語と和訳の暗記ではなかなかスピーキング力につながりません。英文の中で語彙を活用できるようになるため、4,000語程度を目標の目安とし、海外出版社の教材などを活用して語彙力アップに努めましょう。

♦スピーキング・セクション対策用教材

Collins Speaking for IELTS Karen Covac著、コリンズ出版;2011年)

この教材の特徴や使い方

・様々なエクササイズを通しながらスピーキング対策ができる
・IELTS試験で求められるスキルや得点のポイントを押さえつつ、効果的な回答の仕方を学べる
・得点に結びつく知識やスキルを学び、練習できる(例:回答に困ったり言葉に詰まってしまった時にどんな表現を使って時間稼ぎや切り返しをしたら良いのか、どんな文法・構文を使うと効果的かなど)
・中級以上の学習者が対象
・レッスン用または自主学習用どちらにも使用可

上記のスピーキング対策用教材については、自主学習のみでも使えますが、知識を学ぶ部分は自主学習で取り組み、更に、発音練習や練習問題については自分一人でやってみた後に、講師を相手に練習してみるとより効果的です。スピーキング力を伸ばすためには独学のみでは限界がありますので、講師または英語の話せる相手との練習の場をできるだけ持つようにしましょう。

2.3 [中上級〜上級者の方]目安:英検準1級以上(高校修了以上レベル)

既に英語の基礎力を備え、ある程度多様な語彙と文法を使って発話できる方は、4つの評価基準(流暢さと論旨一貫性、語彙力、文法力、発音)を意識して、より洗練された発話ができるような訓練をしましょう。
そのために必要なスキルとして、会話の中に挿入して間を取ったり自然な会話の流れを作ったりする表現や、論理的に話を進めるための表現、相手に分かりやすく話すためのコツなどを学んでいきましょう。

♦中級者以上向けのスピーキング試験対策に役立つ教材

Collins Speaking for IELTS Karen Covac著、コリンズ出版;2011年)

この教材の特徴や使い方

・様々なエクササイズを通しながらスピーキング対策ができる
・IELTS試験で求められるスキルや得点のポイントを押さえつつ、効果的な回答の仕方を学べる
・得点に結びつく知識やスキルを学び、練習できる(例:回答に困ったり言葉に詰まってしまった時にどんな表現を使って時間稼ぎや切り返しをしたら良いのか、どんな文法・構文を使うと効果的かなど)
・中級以上の学習者が対象
・レッスン用または自主学習用どちらにも使用可

なお、場合によっては、英検準1級相当レベル以上の方には少々易しく感じられるかもしれません。英語力はそこそこあるけれどスピーキングが特に苦手で、基本的なところからしっかり学びたいと考える方には適しています。

Discussion Strategies – Beyond Everyday Conversation (David Kehe & Peggy Dustin Kehe 著、プロリンガ・アソシエーツ出版;2012年)

この教材の特徴や使い方

・IELTSの試験に限らず、広く英語でスピーチやディスカッションをする際に大事な考え方、便利な表現などが総合的に学べる
・段階的に必要なスキルを習得できるようにデザインされている
・論理的に自分の考えを述べるための方法、相手の質問に対して適切に応答できるスキル、得意分野でないテーマに対してどのように発言したら良いかなど、たくさんの便利な表現やスキルが学べる
・ユニットごとに社会的なテーマの文章が与えられ、様々なトピックに触れることができる
・話題は海外マスコミやJapan Timesなどから転載されているため、日本人学習者にとって扱いやすく興味深いトピックが多くなっている
・グループレッスンに適した教材

本来はグループレッスン用なので、それに適した構成になっていますが、自主学習用としても大いに参考になる教材です。この教材の内容を全て押さえることで、自然とIELTSスピーキング試験でも、より適切で論理的な発話ができるようになるはずです。また、その後の留学生活においても、授業中のディスカッションなどで必ず役立つスキルが身に付きます。

教材を使って自主学習として取り組むこともできますが、知識を学ぶ部分は自主学習で取り組み、更に、発音練習や練習問題については自分一人でやってみた後に、講師を相手に練習してみるとより効果的です。スピーキング力を伸ばすためには独学のみでは限界がありますので、講師または英語の話せる相手との練習の場をできるだけ持つようにしましょう。

 3.スピーキング対策法:全受験者に共通するアドバイス

上記のレベル別学習法に加え、受験時に気をつけるべきポイントやスピーキング力向上のために心がけるべきことについてご案内します。日々の学習に取り入れられること、また、試験対策の際に意識していただきたいことなどを挙げたいと思います。

3.1 IELTSスピーキング・セクションの主な注意点

◊カジュアルすぎる表現は避けること

スピーキング・セクションの回答はアカデミックでなくても良い、とは言っても、あまりに砕けた表現は場にそぐわないことがあります。普通の文章の中に急にスラングやくだけた口語表現が出てくると不自然になります。この点は、評価基準の語彙力の部分でチェックされています。

例:
×my mum/dad → ○my mother/father
×yummy → delicious
×cool → nice, fashionable, trendyなど、文脈によって

◊質問に対する回答に加え、一言付け加えるよう心がける

例えばYesかNoで答える質問に対して、Yes, I do.だけで終わりにすることは避けましょう。それに続けて何か一言、補足説明を入れましょう。

例:
質問:Are you a student?
回答(例): 「Yes, I am.」 + 「I study economics at a university in Tokyo.」

◊あまり得意でないテーマだった場合も、できる限り関連することについて話してみる

I’m not so familiar with this topic, but …やI’m not too sure about it, but…などの表現に続けて、聞いたことのある話や関連する分野に少しだけ話を逸らして発言してみましょう。ただし、あまり関連性のない分野に話を持って行ってしまうことは避けましょう。特に、事前に暗記しておいた文章を無理にこじつけて話したりすると、試験官にはお見通しで減点されてしまいます。

◊面白い内容や独創的なストーリーを話す必要は無し

ライティングの評価基準と同様に、スピーキングにおいても話の内容の面白さや独創的なアイデアは、評価基準とは関係ありません。試験官の興味をそそろうとするよりも、平凡でもきちんとわかりやすく説明ができる話題を選び話しましょう。

◊質問の意味がわからない時は、聞き返す

試験官が質問した内容が分からなかったり聞き取れなかったりした場合に、Could you repeat the question, please? Excuse me, but do you mean ….?などと聞き返すことが大切です。質問の意図がわからないままなんとなく回答してしまうと、その先もつじつまが合わなくなったりして論旨の一貫性がなくなってしまいます。

◊ネイティブらしい自然な発音やスピードにこだわらないこと

IELTSの試験では、話者のアクセント・なまりについては評価基準の対象となりません。したがって、無理にイギリス人の発音・アクセントを真似する必要はありませんし、例えばアメリカなまりの発音だとしても減点されることはありません。
それどころか、非ネイティブのアクセントに対しても、それ自体は減点の対象となりません。多少の日本語なまりでも、問題ありません。

ただし、はっきりと相手に伝わることが発音の評価基準の重要点であるため、はっきりしない平坦な日本語なまりで話したり、明らかにカタカナ英語発音であったりすると、発音の評価が下がってしまいます。また、ネイティブが話すように速いスピードで話したり、単語と単語がくっついて短縮された発音を多用することは避けましょう。それよりも、ある程度ゆっくり丁寧に話したほうが、相手にとって聞きやすく伝わりやすくなります。

例:
× I’m gonna → ○I’m going to
× kinda (アメリカ発音)→ ○kind of

従って、例えば英米の映画を見ながらそのままナチュラルな発音を真似しようとするような練習はおすすめしません。初級〜中級の学習者向けの音声教材は、比較的土地のアクセントが強くなく、ゆっくりはっきりと発音されているものが多いので、そういった教材を活用すると良いでしょう。詳しくは、次項「シャドーイング練習」をご参照ください。

3.2 発音訓練のためのシャドーイング練習

シャドーイングとは、音声教材のスピーチを聴きながら、それを追いかけるように自分でも発声してみるという練習法です。自分に合った音声教材を使ってシャドーイングの練習を繰り返すことで、発音やスピーキングの効果的な訓練となります。特にそれに特化した教材を購入する必要はなく、この記事で紹介したテキストはほぼ全てオーディオ付き教材なので、それらを活用してシャドーイング練習をしてみても良いと思います。

シャドーイング練習の手順:

・まずは何も見ずに音声を聴いて内容を理解する
・英文の意味やわからない単語を確認しておく(スクリプトがあればそれを参照)
・何度か聞き返し、英文を耳に慣らす
・音声の再生とともに、自分でもそれを追いかけて発声してみる

(最初はスクリプトを見ながらでもOK、何も見ずにシャドーイングできるまで続ける)

シャドーイングができたら、今度はオーバーラッピングと言って、何も見ないで音声サンプルと同時に同じスピードで発声する訓練も加えると良いでしょう。
ポイントは、自分のレベルに合った英文内容とスピードの音声教材を使用することです。手持ちの教材に付属するオーディオ教材を活用するのが一番効果的かと思います。それに加えて、以下のような無料のオンラインビデオ教材もおすすめです。

Ello Videos: http://www.elllo.org/english/site-map.htm

様々な国の英語話者が自国の文化や社会的なテーマについて話しており、非ネイティブ話者がメインの短いスピーチや会話が多数収録されています。話題の多様性と国際性、また英語のアクセントも様々で、バラエティに富んだシャドーイング教材として活用できます。多くの動画クリップにはスクリプトも付いており、ON/OFFの切り替えができます。

シャドーイング(に加えオーバーラッピング)は、発音やイントネーションの訓練となり、総合的なスピーキング力を上げる練習として効果的ですので、ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。

3.3 発信力を高める訓練:SNS活用法

ライティングTask2の対策でも紹介しましたが、SNSを活用して自分の意見を英語で発信する練習は、英語による発信(=アウトプット)力を上げるために役立ちます。IELTSスピーキング・セクションでは、様々なトピックに対して自分の意見を持ち、それを理論的に、自分の英語力を駆使して他者に分かりやすく発信するという、複合的な能力が求められます。日本語ですら上手く説明するのが難しい内容ではないでしょうか。

昨今、手軽に英語による発信の練習ができる場として、SNSの活用が注目されています。例えばフェイスブックで英語学習者同士のグループなどを作り、その日の出来事や意見などを、短い英語を使って発信してみることです。
それに対して英語でコメントが来たら、また返信を英語で返す、といったように、実際にコミュニケーションを取りながら発信を繰り返します。通勤・通学途中で偶然見つけた風景を写真とともに投稿しても良いですし、その日のニュースで気になったことなどについてコメントしても良いです。

最初は、短い一文を載せるだけでも良いのです。通勤・通学などの隙間時間を使って、ちょっとしたことを発信します。日々繰り返すうちに、英語で発信することに徐々に慣れて、だんだん意見を英語で表現できるようになってきます。数ヶ月続けたところで最初に投稿した文章を振り返ってみると、自分がどれだけ英語による発信力を伸ばせたか、実感できるでしょう。

♦英語学習者がSNSで活用しやすいサイト

上記で紹介した「Ello Videos」も、様々な国際的・文化的な話題が豊富なので、それに対して自分の意見を話したり自国の文化と比べたりすることは、発信力を上げることにつながります。

他に、時事問題を扱ったサイトを以下にご紹介します。

News in Levels: http://www.newsinlevels.com

このサイトは、世界各地で話題になったニュースを、英語のレベル別に配信する無料サービスです。初級者はLevel 1を選べば、簡単な単語と文法のみで英語ニュースが読めます。こうしたニュース記事のリンクを貼って、自分自身のコメントを英語で載せて投稿してみてはいかがでしょうか。日本に関するニュースも、時々配信されています。Chat Room(http://www.newsinlevels.com/chat/)で、読んだニュースについてコメントすることもできますので、ぜひ活用してみてください。

フェイスブックに限らず、SNSを既に日々使っている人は多いと思います。ちょっと視点を変えることで英語の発信力の訓練につながる利用もできますので、ぜひ試してみてください。

現在英語話者のSNSフレンドがいないという方にとっては難しく感じられるかもしれません。しかし、英語学習者同士で募ってグループを作ってみても良いですし、公開されているグループを検索して、自分にあったグループに参加してみても良いでしょう。相手は英語ネイティブに限らず、むしろ英語を母国語としない人々とつながったほうが、間違いを気にしすぎず英語で交流しやすくなると思います。

発信力を付けるためには、日々の積み重ねが大事です。SNS活用はどのレベルの方でも取り組めますので、通常の試験対策の勉強に加えて、トライしてみてください。

4.まとめ

今回はスピーキング・セクション攻略法として、出題内容の解説から受験時の注意点、全体的な対策方法とレベル別学習法まで、例を挙げながらご説明しました。スピーキングは、ライティングと並んで独学だけでは限界のある分野です。
自主学習をベースに、可能であれば講師や他の英語話者のサポートを得て対策していくのが良いでしょう。ぜひ今回紹介した教材や勉強法を参考に、ご自分に合った対策を進めてください。SNSを活用した学習法については、近年語学学習のメソッドとして注目されているやり方です。これだけではIELTS対策には足りませんが、補足的な日々の取り組みとしてトライしてみてはかがでしょうか。

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