地学受験経験者が教える、受験地学の勉強法【全体編】

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地学は教科書なども少なく、勉強するのが難しい科目です。

そこで地学受験で実際に東京大学に合格した私が、地学受験に向けた勉強法の一例を伝授したいと思います。
今回は具体的に地学を勉強する時、どのようなことをすればいいのかについて紹介します。

主に地学の話をしますが、地学基礎はもちろん、地学以外の科目に関しても通じる部分があると思うので、ぜひご覧ください。

1.勉強の流れ

地学を勉強するとなったとき、一体どこから手をつけたらいいか分かるでしょうか?大きく分けて2つのフェーズがあります。

①教科書をざっと通読する。
②問題集や大学の過去問などを解き、わからないところがあれば教科書や資料集などで随時確認する。

これは別に地学に限った話では無く、どの科目に関しても言えることではありますが、教科書の存在は大きいです。大学受験は基本的に教科書の内容だけで解けるようになっています。

問題を解くだけで、内容がある程度頭に入っていなければ、何も身にはつきません。教科書を一通り読んで、地学の全体像を把握してから勉強を始めることが重要になります。

地学は複数の分野に絡んだ問題が出題されることが多く、地学全体の見通しがわかっていないと、解きづらいと言うことがしばしばあります。

その後、全体像をある程度理解したのち、問題を解きながら理解を進めていけば良いです。

ではフェーズごとにもう少し詳しく流れを見ていきましょう。

2.地学の教科書

まず断っておきますが、地学は教科書、問題集が極めて少ないです。地学基礎はまだ色々ありますが、地学は本当に少ないです。まず高校地学の教科書を紹介しておこうと思います。

地学(数研出版)

地学(啓林館)

もういちど読む数研の高校地学(数研出版)

他にも多少ありますが、大体これくらいしかありません(3つ目に関してはタイトルからして高校生向けではありませんが、高校生が使うのに適しています)。

上2つは同シリーズの地学基礎もあり、合わせて読むことをお勧めします(地学基礎と地学は境界が曖昧でよくわからないので両方見ておきましょう)。
しかしこれらの教科書の質は問題ありません。受験に出てくる問題は、これらの(最低でも上2つの)教科書に載っていることだけから解くことが可能です。

教科書の読み方ですが、まずざっとでいいので、一度最初から最後まで読んでしまいましょう
現実に起きているマクロな現象を扱っている以上、別の分野でも繋がりがあるのが地学です。一度全て読むことで全体像を把握することができます。

2周目以降の読み方は好みが分かれると思うので、自分に合うやり方を見つけるといいと思いますが、私は2周目以降、問題を解きながら適宜わからないところを読むだけで、まとめて読むことはしませんでした。

3.地学の資料集

多くの理科、社会科目に関しても同じことが言えると思いますが、資料集、図表、図録などと言われるもの達は必須と言っていいでしょう。

地学などは特に、ビジュアライズされていないと感覚が掴みづらいものが多く、学習の際は基本的に常に隣にこれらの本を置いて、パッと確認できるようにしておいたほうがいいでしょう。

教科書と違って通読するようなものではない(とはいえ通読して損はないし、絵も多くて見ていて楽しいのだが)ですが、気になるところは常に確認することが肝心です。

資料集も例のごとく数は多くないのだが、紹介したいと思います。

ニューステージ新地学図表(浜島書店)

視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録(数研出版)

私が主に使っていたのは前者ですが、若干入手困難(学校経由なら多分簡単ですが、個人だとちょっと大変)です。自分は後者を使っていませんでしたが、地学受験の友人で使っている人は少なくなかった印象です。

どちらも絵が多いためわかりやすく、情報の不足もない良書です。

4.問題演習

問題集は極めて少ないです。多少問題集もあるにはあるのですが、オススメは過去問です。旧帝大や岐阜大、長崎大あたりの過去問を解くのが良いでしょう。

過去問の手に入れ方ですが、学校の先生に頼んで手に入れてもらうのができればそれが楽ではありますが、それが無理なら、「全国大学入試正解集 地学」など過去問を集めた本を購入するのが良いでしょう。

基本的には解説はないと思って、解いた後は教科書、資料集の該当箇所を見て、自分で正しいかどうかを判断し、わからないところがあれば、随時復習をするといった形で進めるのがいいでしょう。

志望校に関しては、赤本を買っておけば、解説付きの過去問を解くことが可能なので、積極的に利用しましょう。

あるいは地学オリンピックの過去問などはネット上に公開されており、解答も(一応)存在しているので、活用することができるでしょう。特に予選はちょっと難しめのセンター試験みたいな感じなので、センター対策にはもってこいです。

解く順番は、大学ごととかではなく、大雑把に分野別に解くのが良いと思います。
地学に限らず、同じ分野の問題は結局典型的で似ている問題が多いです。そのため、解けなかった問題を教科書などで理解してから、似たような問題を解くことで理解の定着が図ることができます。

5.まとめ

地学受験は茨の道です。受験者が圧倒的に少なく、受験関連グッズが極めて少ないです。とはいっても質は悪いものじゃないので、やる気さえあればいくらでも自分で勉強することは可能です。

今後、分野別に具体的な勉強法も随時お伝えしていきますので、そちらも合わせてぜひご覧ください。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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