最後の追込み!二次試験の直前英語勉強法

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センター試験が終わり、いよいよ2次試験対策となります。
しかし、このセンター~二次試験の間は、最後の追込みで大事な時期であると同時に受験生が最もだらけてしまう時期でもあります。センター試験で燃え尽きてしまい、やらなければならないと分かっているのに何をすれば良いか分からない。

したがってこの時期は受験生にとって非常に困った時期になります。

具体的に本番まで何をすれば良いか分かればこの問題は解消できそうですね。

今回の記事はセンター試験終了後~二次試験本番までの英語の勉強法についてお話をします。ラストスパートをかけて、合格を手にしましょう。

1. 違う大学の同じ学部の過去問を解く

センター試験が終わった時点では、ほとんどの受験生は既に自分の志望校の過去問を解き終わっていると思います。それでは次に、違う大学の同じ学部の過去問を解きましょう。

これまでに様々な大学の過去問を解いてきた人たちは、おそらく気付いているかもしれませんが、実は別の大学の同じ学部が出した問題は、他の大学の試験に使われることが意外にも多いのです。

「この間やった問題がそのまま試験に出た」

このような話をよく聞きますが、様々な大学の過去問を解いてきた人にとっては、そのような幸運があっても特段不思議ではありません。

それでは第一志望校の過去問はどうなのでしょうか。これは今更解き直す必要性はあまりないと言えます。

直前では、どんな問題がダイレクトに出るかヤマを張る必要があります。何が出るか確実に当てる方法はありませんが、確実に出ないものを当てることはできます。

「過去に出た問題は絶対に出ない」

これは頭に入れておいて下さい。第一志望校の二次試験対策はその学校の過去問を解き直すことが最善の手だと一見思うかもしれませんが、全くの間違いです。

たしかに、傾向を掴んだり、レベルを知ったりする上では過去問は非常に有効ですが、もうそれをする時期は過ぎました。直前の対策はいかに試験に出そうなところを効率良く押さえていくかが鍵となります。

直前で志望校の過去問を解かないのは確かに不安かもしれません。しかし、実際に解いてみると分かると思いますが、一度解いた問題なので既に頭に入っており、あまり練習になりません。どうしても不安なら、一度確認してみると良いでしょう。

2. 過去問に出た題材を書いた記事を読み漁る

直前の勉強でばたばたしても英語力はなかなか上がりません。しかし、英語力以外のところで効果的に英語の点を伸ばす方法があります。

それは、「教養を深める」ことです。

実は英語の理解力は、単語力・文法力よりも、その題材についてどれだけ精通しているかの方が大きいです。

逆にいくら単語力・文法力があっても、その題材について分かっていないと、全く歯が立ちません。通訳・翻訳業界でも専門知識に精通している方が英検やTOEICなどの資格を取っている人よりも優先的に仕事の依頼が来ます。

直前の勉強は参考書よりむしろGoogleなどで記事を読み漁る方がかえって点が伸びる場合もあります。

専門知識の有無で英文の理解度、問題を解くスビードが格段に変わります。本来なら自分より英語力が高い人よりも高得点を狙うことが十分に可能なのです。

3. 文法問題は確認程度

一橋や上智レベルになると、教科書レベルでは太刀打ちできない文法問題も稀に出てきます。しかし、二次試験の文法問題はセンターレベルがしっかり定着していれば充分です。

そのため、教科書の範囲を超える問題は捨て問と割り切りましょう。

むしろ、どれが捨て問かを早く判断する能力を付ける方が余程有効です。センター試験で文法対策をしっかり行った人は今更ここで再び文法を学び直す必要はありません。

二次試験では文法問題の比重は低いので、ここに勉強時間を割くのは得策とはいえません。分からない問題が出たら「仕方ないか」くらいに構えていたほうが良いです。

一昔前までは高度な文法力がないと読めない難解な文が問題に出されていましたが、今はそのような問題は少なくなりました。

最近は平易な文をいかに大量に読んで処理できるかが求められています。二次試験対策には文法にあまり時間を割かないほうが良いでしょう。

4. 単語の確認は過去問から

単語の確認は単語張からではなく、過去問で出て来た単語から覚えるようにしましょう。

例えば理学部を志望している人が文学部で出るような単語を覚えるのは時間の無駄です。センター試験の場合、扱われる題材が網羅的でしたので、理系志望者が文系の単語を覚える必要もありましたが、二次試験では自分が志望する学部の単語のみを勉強するようにしましょう。

勉強する範囲がかなり限定される分、むしろセンター試験よりも二次試験の方が対策しやすいです。

5. 自由英作文を重点的に対策する

単語や文法はそこまで力を注ぐ必要がないと述べましたが、二次試験対策で特に力をいれなければならないものがあります。

それは英作文です。

特に、自由英作文を課している大学は絶対に対策が必要です。

最後のおまけ程度に自由英作文を課しているところはともかく、東京外国語大学のように自由英作文で大問を1つ使い、配点も約3分の1占めているようなところでは、自由英作文のデキが合否を分けます。

日本の受験生は主に読解の方に勉強が偏りがちです。読解ばかりに目が行き、自由英作文までしっかりと対策している生徒は意外に少ないです。自由英作文はセンター試験終了後、皆同じスタートラインに立っていると言うこともできます。

自由英作文はどれだけ対策してきたかで、所要時間と獲得点数が大幅に変わります。自由英作文をしっかりと対策してきた人は二次試験においてかなりのアドバンテージを得ることができるのです。

自由英作文の対策は、単に英作文をたくさんすれば良いというだけではありません。

たしかにそれも英語をアウトプットする練習として必要ですが、そこからさらに「論理的に英語を書く力」も求められます。むしろそちらの方が採点の比重が高く、文法や単語のミスは些細なものです。

自由英作文の書き方に関しては様々な参考書や記事があるので、そちらをしっかりと参照してください。

1つコツを言うならば、「トピックセンテンス」を意識することです。

トピックセンテンスはパラグラフリーディングを知っている人であれば必ず耳にする言葉です。

論理的な英語の文は1つのパラグラフに1つのトピックセンテンスが必ずあります。英作文の書き方は突き詰めれば様々なルールがありますが、大抵の場合、パラグラフの最初の文がトピックセンテンスになります。

パラグラフの最初の文をトピックセンテンスにし、その後に続く文で具体例や根拠などを挙げ、トピックセンテンスの肉付けをしていきます。他にもいろいろ書き方がありますが、二次試験対策では、とりあえずこの書き方をマスターしましょう。

論理的な文章を書くことは英作文が苦手な人にとっては「そこまで練習する余裕がない」と感じるでしょうが、闇雲に英文を書くよりは、こちらの方が格段に高得点をとれる英文が書けるようになります。

6. リスニング対策を正しく行う

二次試験でリスニングを課す大学もありますが、こちらもキチンと対策しましょう。

これも、英作文と同じ理由で、「対策があまりされておらず、皆が同じスタートラインに立っている」からです。今更リスニング力を上げようとしても手遅れのように感じる人もいると思いますが、今からでもリスニングで点数を稼ぐことはできます。

リスニング力の訓練は、英語耳を作るというものではありません。確かに今更英語耳を作ろうとしても、それは不可能です。

しかし、英語耳を作らなくてもリスニング対策をすることはできます。

それは「何を言っているか推測する力を付ける」ことです。

通訳業界でも、通訳者はその卓越した単語力と文法力で外国人の発言を一言一句正確に訳しているわけではありません。状況や専門知識を駆使して、大筋を伝えていくことの方がほとんどです。

これはプロ野球のヒーローインタビューを聞くと分かると思います。通訳者は外国人選手の英語を正確に訳していないというのはなんとなく分かると思います。

しかし、訳語は違っていても、外国人選手の試合への思いや感想は観衆に正確に伝わっております。

英語二次試験でも、その力が求められています。二次試験のリスニングは、流れた音声を一言一句正確に聞き取れなければならないセンターのリスニングより、その点では簡単とも言えます。

東京外国語大学のリスニング問題は試験用に作った英語音声ではなく、ラジオ放送が題材とされたこともあります。

題材がラジオ放送と聞くと相当むずかしい気がしますが、センター試験とは違い、問題自体は素直なもので、大筋を掴むことさえできれば充分に点数がとれる問題でした。

それでは、普通に聴くと雑音にしか聞こえない英語の音声から、どのように大筋を掴むのでしょうか。

それは、これもまた「教養を深める」ことです。

二次試験の問題はどのような音声が流れるかを全く告げず、いきなり音声に入ることはほとんどありません。

リスニング問題で高得点が取れる人は音声が流れる前にどのような内容が流れるか7割方は予測できています。

どのような音声が流れるか予測できた瞬間、本来なら雑音にしか聞こえない英語の「音声」もはっきりとした「英単語」として聞き取ることができるのです。

あとは音声を追いながら自分の予想と照らし合わせればよいだけなので、非常に簡単です。

リスニング対策は、とにかく多聴して英語耳を付けることではなく、流れてきた英語を自分の予想と照らし合わせる練習のことを言うのです。

したがって、リスニング教材を買って、1日2時間も3時間も聴くより、googleなどで自分が志望する学部に関係する記事を読んだ方がはるかにリスニング対策になるのです。

繰り返しますが、リスニングのスタートラインはライバルが帰国子女でないかぎり、皆ほぼ同じです。

リスニング試験は「英語力」ではなく「教養力」がものを言います。

ライバルが残りの1か月で完成するはずもない英語耳を作っている間に、しっかりと「リスニング問題解答力」を鍛えましょう。

7. パラグラフリーディング

パラグラフリーディングは、受験英語では最早「持っていて当たり前」となったスキルです。センター試験ではごまかすことができても、二次試験ではこれができるとできないのでは、スピードや解答力の点で大幅に遅れを取ることになります。

5項でも述べましたが、パラグラフリーディングは速読力だけでなく、問題解答力・英作文力にも大きく関係します。したがって、二次試験までには「絶対」に身に付けなければなりません。

パラグラフリーディングに関する教材は書店でも大量に置いてあります。まだパラグラフリーディングが身に付いていない人は早急にこのスキルを習得しましょう。

日々の積み重ねが必要な単語力・文法力とは違い、パラグラフリーディングのスキルは「読み方」を練習するだけで良いので、今からでも間に合います。

逆に言えば、このパラグラフリーディングを身に付けるだけで、今からでも大逆転は可能です。今まで時間ぎりぎりで苦し紛れに解答し、点数も4割程度しか取れなかった人も、このスキルを身に付けるだけで、時間を5分余らせて7割越えすることも決して夢ではありません。

繰り返します。パラグラフリーディングは本番までには「絶対」に身に付けておいて下さい。

8. まとめ

二次試験で重点的に勉強しなければならない項目は以下の4つです。

  • 他の大学で同じ学部の過去問
  • 英作文
  • リスニング
  • パラグラフリーディング

以上の4つは直前の対策でも充分に点数に結び付く項目です。

点数に結び付きにくい単語や文法、本番で絶対に出ないと確定した志望校の過去問はせずに、以上の4つに時間を回しましょう。

二次試験で大逆転できたという話はあなたにも充分起こり得る話です。なぜなら、英作文やリスニングのように、スタートラインが同じものが多く、きちんと対策すれば自分より英語力が格上の相手にも大きな差を付けることができるからです。

二次試験で起こった奇跡は決して「奇跡」ではなく、起こるべくして起こった「結果」なのです。

さあ、二次試験直前に具体的に何をすれば述べました。まだ時間があります。センター試験でうまくいかなかった人は二次試験で大逆転を、うまくいった人は油断せず合格をより確実なものにするために、この記事で示した勉強法を参考にラストスパートを切りましょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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