センター数学が苦手で解けない人必見!センター数学の正しい勉強法

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「いくら勉強してもセンター数学の点数が伸びない・・・」
そのような人は少なくないと思います。

実はこれにははっきりとした理由があります。それは勉強法が間違っているのです。正しい対策を行えばだれでもセンター数学は高い点数をとることができます。

それでは、その「正しい対策」とはどのようなものかについて見ていきましょう。

1.センター数学は暗記科目

まず、センター数学を解くうえで意識しなければならないのは、センター数学が「暗記科目」であるということです。

センター数学はセンスや計算力、発想力で解くテストではありません。「どれだけ教科書通りの模範解答を覚えているのか」を問うテストです。
つまり、普段の数学の実力がそのまま結果に出るわけではないということです。

数学が得意な人はセンター程度の問題であれば、我流で解くこともできるでしょう。
しかし、それはセンター数学が記述試験であった場合です。マーク形式で空欄部分が何を聞いているのかが分からず、足元をすくわれるというのはよくある話です。

このように、センター数学を半分程度しか取れない人の中には、実は数学が得意な人も数人紛れ込んでいます。
なぜなら、センター数学は「暗記科目」であり、私たちの知る数学とはいわば「別の科目」であるからです。

逆に言えば、これは数学が苦手な生徒にはうれしい話です。
なぜなら教科書に書かれてある解法さえ覚えていれば点が取れるからです。

再来年行われる大学入学共通テストでは、数学に記述式が導入されるという話も出ているので、数学が苦手な人はなんとしても今年合格を決めておきたいところですね。

それでは次の項では、具体的なセンター数学の勉強法について見ていきましょう。

2.センター数学の勉強法

前項で述べたとおり、センター数学は暗記科目です。とりあえず覚えさえすれば80点以上は硬いです。しかし、「数学で暗記?」と頭をかしげていることでしょう。

「数学で暗記」というのは、単に公式を暗記するといったものではありません(そもそも数学の公式は暗記するものではありません)。まずは「数学の暗記」について具体的に見ていきましょう。

2.1. 模範解答を丸々覚える

「数学の暗記」とは、模範解答をまるまる覚えることを言います。つまり、問題集の解答解説にのっている長い記述をそのまま何も見ずに書けるようになるということです。

一見ものすごく大変そうに見えますが、世界史の記述を覚えるのと同じようなものです。世界史の勉強は、語句そのものを覚えるのではなく、流れをつかみ、自分で教科書の記述を書けるようにすることが最善の勉強法ですが、数学も同じようにするのです。

当然ですが、そのまま呪文のようにあの複雑な数式や計算式を覚えようとしても、頭に入るわけがありません。
しかし、計算1つひとつが、どうしてそのように展開していくのかを理解しながら覚えていけば、覚えるのにそれほど苦労はしません。問題はその解答解説をしっかりと理解できるかどうかにあります。

世界史の教科書は、しっかりとした読解力があればそれほど理解に苦しまないでしょう。しかし、数学はここが肝になりますので、分からないところが無いように先生や友達に質問するなどをして、丁寧に勉強していきましょう。

2.2.使う題材や教材は?

「解答解説?」となった人は、数学をよく勉強している人です。そうです。学校で使われている教科書には、長々と解答解説が載っていません。

学校で扱っている教科書で読むべき箇所は、「例題と解法」の部分です。練習問題は暗記の定着程度に使い、例題と解法のところに重点を置きましょう

センター数学対策はこれだけでも充分なのですが、「本当に教科書の例題だけでいいの?」と思われる方も多いと思います。

たしかに、たとえセンター数学であっても、教科書の問題を丸々出すわけではなく、わずかではありますが「ひねり」を入れてきます。

少し視点を変えるだけでも充分に対応できる程度のひねりですが、数学のセンスに不安がある方は、市販の問題集も併用しましょう。

市販で売られている問題集は、センター試験がどうひねってくるのかまで研究を重ね、問題を作成します。したがって、こちらの解答解説まで暗記していれば、センター数学は完全な暗記科目と変貌することでしょう。

参考書としておすすめなのは、やはり数研出版の「チャート式(黄)」です。センター数学であれば黄色で充分です。むしろ赤では逆に対策になりません。

「あの分厚い参考書の記述を全部覚えろと?」と思われる方もいると思いますが、その通りです。全部覚えてください。この記事では勉強の裏技を教えているわけではないので、そこは甘えを捨てて覚えてください。

しかし、覚える項目の数を実際数えてみるとそこまで多くなく、世界史の暗記に割く時間に比べればかなり少ないです。例題の部分だけを切り取って冊子を作ると、案外薄い冊子になります。試験の日に電車内で確認できるポケットメモにもなるでしょう。

さて、これでセンター数学の準備は万全か?といわれると、まだあります。暗記科目で重要なのは、やはり知識を定着させるための「問題演習」ですよね。そこはやはり数学ですので、問題演習はきちんと行わなければなりません。

それでは、次に問題演習について見ていきましょう。

3.センター数学対策の問題演習について

センター数学対策の問題演習は、これも通常の数学の試験対策とは違い、やや特殊です。

「特殊な対策方法」と聞くと、「裏技」のように聞こえるかもしれませんが、これは王道でして、決して楽な方法ではありません。しかし、これが最も効率の良い方法でもあります。それでは、見ていきましょう。

3.1 まずは暗記から

まず問題演習に取り掛かる前にやらなければならないことがあります。それはやはり「暗記」です。問題演習とは「アウトプット」であり、アウトプットはインプットが無ければ話になりません。

元からないものを頭から出せるはずがないことは、容易に想像できることです。英語教育の話になりますが、あれだけアウトプットが大事だと長年言われつつも、なかなかアウトプット中心の授業にならない理由もここにあります。
そもそも私たち日本人が、実用英語で必要な知識を入れ込むのには、最低でも中高6年間必要なのです。

数学は演習科目であることから、この「インプット」に対する意識が低いです。

しかし、問題演習をいくら重ねても成績がなかなか上がらない人は、そもそもの「知識の量」を疑った方が良いです。この「知識の量」というのは、前項でも話したとおり、「公式」という表面的なものではなく、「模範解答の記述」のことです。世界史的に言うと、「語句」ではなく「流れ」を覚えるというものです。

3.2.闇雲に問題演習しても成績は上がらない

前項でも述べましたが、センター数学は闇雲に問題演習を重ねても成績は伸びません。

繰り返しますが、センター数学は数学的センスを測るものではなく、どれだけ教科書の模範解答を覚えたかを見るテストだからです。

センスを磨くにはたしかに問題演習が必要ですが、センター数学程度の問題ではセンスは必要ありません。最初のうちは演習よりも暗記の方に重点を置くようにしましょう

演習の答え合わせのついでに覚えれば良いのでは?と思う人もいるかと思いますが、一度キチンと体系的に解法を覚えた方がかえって効率が良いです。なぜなら、問題集の解答解説は知識が断片的であり、問題を解く際に重要になる解法の「根幹部分」までは書かれていないからです。

3.3.問題演習のしかた

インプットが終わったらようやく問題演習です。問題演習は、これまで覚えた知識を定着させる目的で行います。センスを磨く目的ではありません。

したがって、覚えた教科書・参考書の問題を何度も解きなおしましょう。センスを磨くには様々な問題を解いた方がよいですが、センター数学程度では必要ありません。

3.4.丸暗記しても同じ問題にしか使えないのでは?

数学の解答解説を丸暗記するうえで必ず議論になるのが「同じ問題が出るわけではない」という点ですが、これは誤りです。

実は同じ問題が出ているのです

しかし、そう思えないのは、その解法の基本となる「根幹部分」が定着していないからであり、きちんと定着させれば、一見違う問題に見えても「同じ問題」のように思えてきます。そしてその「根幹部分」を知るためには、教科書の例題を一度しっかりと丸暗記することが必要なのです。

3.5.センター数学を極めた人は「またこの問題か」となる

前項で、「センター数学は同じ問題が出る」と述べましたが、センター数学を極めた人は、まさに同じことの繰り返しを本番でも行っているのです。

「こう来たらこう計算する」「またこの問題か」「もう飽きた」「何回この問題を解いたのだろう」と、彼らはこのように思いながら、センター数学をまるで「作業」のように解いているのです。
そこにはセンスを介入させる必要がありません。決められた解き方を覚えているか覚えていないかだけであり、彼らにとってセンター数学は暗記科目同然なのです。

しっかり知識をインプットできた人は、今度は上記のような人になれるくらいまで、同じ問題を何度も何度も繰り返し解いてください

4.センター試験が仕込んでくる「ひねり」とは

「いくらセンター試験であっても、教科書の問題を丸々そのまま出すわけではない」と前項で述べましたが、これを聞いて「やはりセンスも必要か」と思われた方もいると思います。

しかし、この「ひねり」は、解法や公式をしっかりと理解した上で覚えているか、呪文的に覚えているかを見るためものであり、前者であればほとんど問題ありません。
さらに、その「ひねり方」も大体型にはまっており、チャート式(黄色)をしっかりと覚えていれば問題ありません。

もちろん、試験に絶対というものはありませんし、特に整数の問題や図形の問題では、ある程度のセンスが必要となる問題も出ることがあります。しかし、「絶対に満点を」という方以外には、大局的に見れば、センスを磨くより知識を定着させる勉強の方が重要です。

少なくとも80点以上を目指すのであれば、センター数学にはセンスは必要なく、しっかりと暗記さえすれば誰でも取ることができます。

5.センター数学で時間が足りなくなる

これは数学が得意な人にも稀にある問題です。なぜなら、その人はその場で解法を考えているからです。「時間さえあれば8割以上取れるのに」という方の大半がこのパターンです。

センター数学は暗記科目です。二次試験とは違い、問題を見てから解法を思いつかせるための時間は用意されていません。世界史の1問1答のように、見た瞬間答えが出てくるのが基本です。

普段の演習では時間をかけて我流で解き、そして正解にたどり着いていると思いますが、その勉強法はセンター数学においては誤った勉強法です。

6.センター数学対策は二次対策にもなる?

ここまで、センター数学に特化した対策方法を述べてきましたが、「センスも必要となる二次試験では太刀打ちできないのでは?」と考える人もいると思います。

その指摘は正しく、二次試験は残念ながら教科書の解法を丸暗記しただけでは解けません

二次試験の問題は、教科書の解法を元に1ひねりも2ひねりもし、ようやく答えにたどり着きますので、たしかセンスも必要です。

しかし、センター数学対策は、たしかにそれだけでは二次試験対策にはなりませんが、決して無駄ではありません。

なぜなら教科書の解法を、頭だけではなく鉛筆を握る手にまでしみこませた人の方が、頭だけでなんとなくうっすら覚えている人よりも、数倍応用力が効くからです。

問題を見た瞬間、反射的に鉛筆が動く人は、頭でしばらく考えて解法を思い出す人よりも、脳のリソースの面で大幅なアドバンテージを持っています。

頭の中にある解法のストックを活用させるのに脳のリソースをとられなければ、その分応用力の方に頭を回せます。逆に、そのくらいになるまで知識を定着させることが大前提で、二次試験の競争はそこから始まります。二次試験対策はセンター試験対策のその先にあるのです。

7.まとめ

この記事を書いていて、何度「暗記科目」と「世界史」という言葉を使ったのか分かりません。「数学」というだけで、苦手意識を持っている人も、センター数学を「世界史」のように「暗記」していけば、何か違ったものが見えてくるのではないでしょうか。

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究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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