センター試験直前対策|冬休みにセンター英語をあと10点上げる方法

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さて、センター試験も直前ですね。

この時期は、知識を入れ込む(インプット)時期ではなく、知識の運用(アウトプット)を磨くことに専念する時期です。

膨大な試験範囲から1~2時間程度の試験にピックアップされる項目はほんのわずかです。そのため、インプット中心の勉強ではなかなか点につながりません。
しかし、アウトプットなら今からでも点数の大幅アップは可能です。

それでは冬休みのセンター英語対策について見ていきましょう。

1. アウトプット重視の勉強で今からでも点数10点UPは可能

これは参考書や予備校のパンフレットで謳っている誇張表現とは違い、論理的に導き出された数字です。

「勉強してもなかなか点数が上がらない…」

という方は、もしかすると普段の学習がインプット中心になっていませんでしたか?知っているのと使えるのでは、知識の濃度が格段に違います。

その知識を点数につなげるには、その知識の運用(アウトプット)能力が必要なのです。

新しい知識をいくら詰め込んでも、それが模試などに出るとは限りませんし、出たとしても、「その知識を運用できるか?」という話になりますと、恐らく簡単に首を縦にふれる人は少ないでしょう。

勉強してもなかなか点数が上がらない理由が見えてきたでしょうか。あなたはこれまで点数に結びつきにくい勉強を行ってきたのです。

しかし、それは決して無駄ではありません。むしろそれこそが王道なのです。

インプットがなければアウトプットは成り立ちません。逆に問題演習ばかり行っている人も、それはそれで点数に結び付かないのです。

他の科目と違い、インプット(単語・文法)とアウトプット(読解・作文・リスニング)がはっきりしている英語ではその問題が特に顕著に現れるでしょう。

1-1. インプットには膨大な時間がかかる

試験範囲が膨大な入学試験はインプットの時間に多く時間を割かなければなりません。

入学試験に必要な知識が1000だとすると、実際に問題に出てくるのはそのうち100程度でしょう。数学のように、単元がはっきり分かれており、毎回訊かかれる内容が同じだと良いのですが、英語ではそうはいきません。試験に出る単語・文法の特定はほぼ不可能に近く、結局教科書を全部覚えなければならないという結論に至るのです。

たった100しか必要ない試験のために1000の知識を詰め込むのがどれだけ無駄な労力を要するのかは想像に難くないと思います。
頻出単語・文法項目を考慮せずに単純計算で考えると、あなたが勉強した9割は試験に出ないところなのです。

しかし、もうこれは仕方がありません。

その100の知識をすべて答えられるには、やはり無駄を承知で1000覚えるしかないのです。

したがって、あなたが今までインプット重視で勉強したことは決して無駄ではありません。ただそれ自体が点数につながる行為ではなかったのです。

しかし、今あなたには膨大な時間を費やして蓄えた知識があります。あとはこれを使える知識にすれば良いだけでよいのです。

1-2. アウトプットはインプットほど大変ではない

何か電子機器を買ったときに説明書を読むとしましょう。

説明書に書いてある操作を覚えるのは少し手間がかかりますが、それにスポーツをするときのような練習は必要ないでしょう。

それと同様に、教科書に書いてある内容を、実際に運用するのは、さほど難しくありません。

ただし、必ずどこかで1回はやっておかないと、本番ではミスをします。そのため、この冬休みは、変に付け焼刃の知識を増やそうとせず、今ある知識を確実に回答に落とし込めるように、ひたすら問題演習に費やしましょう。

センター英語での10点は、大問によってばらつきがありますが、大体3問分の点数です。いままでの模試で「分かっていたのに間違えた」というところが、必ず2つや3つありませんでしたか。

冬休みの勉強では、そのようなところをなくすことに専念してください。

繰り返しますが、10点以上UPというのは、決して誇張表現ではなく、このように論理的に導き出された数字なのです。

2. センター英語を1時間で終わらせる方法

センター試験は時間との勝負です。

いうまでもないですが、時間に余裕を持って終わらせられる人は、いつも時間ギリギリになる人よりも得点率が圧倒的に高いです。

それは、「学力が高いから必然的に回答時間も短くなる」というのとは少し違います。今の学力でも、無理やりにでも回答時間を減らした方が必然的に点数が高くなるということです。

極論を言えばセンター試験で丁寧に回答する必要はありません。

高校2年生までの範囲で、さらに超基礎を訊いてきており、そして選択問題です。このような試験では、知識量や回答精度では点数に差がつきません。回答が多少雑であっても丁寧に解いたときと同じ点数が与えられるのです。

多少のケアレスミスの差が出てくるかもしれませんが、それよりも時間に余裕を持たせて回答できたときの恩恵の方が圧倒的に高いです。

以下に時間に余裕を持って終わらせることのメリットについてお話をします。

2-1. 時間に余裕を持たせれば持たせるほどさらに回答速度が上がる

これが時間に余裕を持たせて終わらせることの最大のメリットです。

センター英語は本来ですと、すべての問題が即答できる問題となっており、回答に躓く最大の要因は「制限時間が短い」からです。

落ち着いて解いていれば、ほんの数秒で解ける問題も、焦ってしまうとそうはいきません。本来なら10秒で解かなければならない問題も1~2分かかってしまうのです。

逆説的ですが、本番で焦らなくするためには、とにかく速く解いて時間に余裕を持たせるしかありません。時間に余裕を持たせることができれば、さらに落ち着いて問題に取り組むことができ、回答速度を上げることができます。そして、回答速度が上がると、さらに時間に余裕ができるという好循環が生まれるのです。

どのようにすれば回答速度が上がるのかは第3項でお話をしますが、センター英語で高得点を取るには、とにかく「速く解く力」を最優先につける必要があるのです。

2-2. 速く解いた方が結局ミスは少ない

ミスをなくそうとして、1問1問丁寧に解いている人は、今すぐその姿勢をやめた方が良いです。

センター英語は選択問題ですので、ミスで間違えるということは実はほとんどありません。ミスがあるとすれば、「あてはまらないものを選べ」のような、焦りによって生じるミスであり、「詰めが甘かった」ことによるミスではありません。

仮に詰めが甘かったとしても、選択式ですので、それによって間違った選択肢を選ぶということはありません。いわゆる「引っ掛け問題」というのも、問題の急所、つまり出題者が確認したい知識項目をしっかりとつかんでいれば、「よく分っていない奴は多分この選択肢を選ぶんだろうなぁ」と、むしろ逆に回答候補から真っ先に除外されます。

そして、ミスというのは回答時にはまず気付きません。

あなたが模試でやってしまったケアレスミスを思い返してみてください。果たしてその問題は丁寧にじっくり解いていたらミスをしなかったのでしょうか。

恐らく、簡単に首を縦に振ることができないと思います。

ミスは大抵の場合、試験のあとに落ち着いて読み返したときに気付くものなのです。

筆者は受験ライターとは別に翻訳の仕事を行っていますが、自身の訳文のチェックを自分では行いません。1つの文書を翻訳するのに、私たちは翻訳者とは別にプロの「翻訳チェッカー」を呼び、2人態勢で翻訳を行います。なぜなら、翻訳者自身がチェックをしても、翻訳の段階で1つの視点に固定されてしまい、ミスに気付くことがかなり困難になるからです。
例えば一度「二本語」と書いてしまうと、もう私にはその文字がどう見ても「日本語」にしか見えず、客観的に見られるチェッカーの人に指摘されるまで、このような明らかなミスも見つけることさえできないのです。

つまり、ミスをなくすためには、回答時にミスをしないように解くより、すべて回答し、一息ついた後に、頭を一度クリアな状態にしてから見直しをする方が、圧倒的にミスを減らすことができるのです。

そういった面でも、センター試験でミスなく高得点を取るには、とにかく時間に余裕を持たせて回答することが必須要件となります。

2-3. 時間に余裕を持たせた方が事故が少ない

これは想像に難くないと思います。

いつも時間ギリギリで終わっている人は、不測の事態に陥ったときのリスクがかなり高いです。時間ギリギリの状態ですので、1つ事故が起こってしまうと、普通に解いていては時間が足りなくなりますし、なにより必要以上に焦ってしまうからです。

時間に余裕を持ってセンター英語を終わらせている人は、一息ついて落ち着いてから問題に取り組むことができますが、時間ギリギリの人は一息つく余裕がありません。焦ることでさらなる時間のロスを招き、それでさらに時間をロスするという悪循環に陥ってしまいます。

本番で滑る人の多くは、普段の模試でも時間ギリギリで解き終わっている人です。

逆に普段の模試で時間に余裕を持って終わっている人は、多少事故が起こっても、いつも通りの点を取ることができます。

恐らく何も事故が起こらず無事に解き終わることは、殊に本番においてはまずないと思っていた方が良いでしょう。

普段1時間程度で終わっている人のほとんどが本番では1時間15分かかっていると思います。

センター英語はとにかく速く解くことが肝要だというのを理解いただけたでしょうか。

それでは次の項では、どのようにすれば時間に余裕を持たせることができるのかについてお話をします。

3.センター英語を1時間で終わらせられる人の特徴

ここでは英語の勉強法についてはお話をしません。

なぜなら、超基礎しか聞いてこないセンター試験では知識の量や学力などで解くスピードに差がつくことはほとんどないからです。

回答が速い人と遅い人の間には学力以外の点に要因があります。

それでは回答が速い人の特徴について見ていきましょう。

3-1. マークが速い

マークをどのようにして塗っているでしょうか?もしかすると、寸分も塗り残しがなく、寸分もはみ出さず、かなり精巧にマーキングをしていないでしょうか。

実はマークシートリーダーはかなり優秀であり、マークが薄すぎない限り、結構はみ出したり多少塗り残しがあったりしてもしっかりと読み取ってくれます。

問題用紙のマーク例は、トラブルを防ぐために当然綺麗に塗ってあるものを見本にします。
「これくらいはみ出しても良いですよ」や「これくらい塗り残しても大丈夫ですよ」というものを載せるはずがないというのは、もはや説明するまでもないでしょう。

しかし、マーク例のように塗らなければ読み取ってくれないわけではありません。今から機会があるかは分かりませんが、一度センター試験で高得点を取っている人のシートを見てみると良いでしょう。おそらく「こんなので大丈夫なのかよ!?」と驚くことでしょう。マークが速い人は1秒以内にマーキングができています。多少塗り残しても塗り直しませんし、少しはみ出したところを消しゴムで消すというのは絶対にやりません。

センター英語は訳60個マークしなければなりません。

マークを1秒以内で塗れる人と5秒以上かかっている人の間にはマーキングだけで全体を通して5分ほどの差がつきます。5分あれば大問を1つ解くことができます。

マーキングの練習は一見バカバカしいと思うかもしれませんが、かなりシビアになった方が良いです。今後問題演習をするときはマークを塗る速さも意識するようにしましょう。

3-2. 時間に対する考え方の違い

1分を「多い」と考える人と「少ない」と考える人でもかなり差が開きます。

本来ならば同じスピードで解くことができる人も、落ち着いているかどうかで本番での回答精度がまるで違うからです。

「時間がない」と感じてしまう人は一度小学生の算数ドリルなどを解いてみると良いでしょう。1ページ解き終わったあと、実際にかかった時間から、自分がたったの1分間でどれだけの問題に取り組めたのかを確認してみてください。

恐らく「たったの1分間でもこれだけのことができるのか」と驚くことでしょう。

即答が前提のセンター試験では目安として1分間に最低でも3問は解くことができます

時間に余裕があるときに、「自分がたったの1分間にどれくらいのことができるのか」というのを確認し、時間に対する感じ取り方を変えていきましょう。

これにより、本番時の焦りを大幅に減らすことができ、結果的に回答速度を上げることにつながるのです。

3-1. 即答できない問題は捨てる

これはセンター試験では鉄則です。

センター試験では即答できなかった問題を「解けなかった問題」と見なし、迷わず捨ててください。
たしかに、あと少し考えれば解ける問題なのかもしれません。しかし、その問題に費やした1分があれば他のところで3問は解けます。センター英語での3問は10点に相当します。

センター試験は即答できるかどうかを見る試験です

即答できなければ時間が足りなくなるように問題数を設定しています。つまり、即答できなかった時点で「この問題は解けなかった」ということなのです。
実際のところ、即答できるはずの問題を即答できないのは、知識不足が原因である場合がほとんどです。つまり、大抵の場合あと何分考えても答えにはいきつかないということです。

しかし、即答できない原因が焦りによるものならば、なおのこと最後に落ち着いて取り組んだ方が良いでしょう。

まとめ

冬休みはとにかくスピードを上げることを重視して勉強に取り組んでください。

今更新しい知識を身に着ける必要はありません。覚えたての知識ではセンター試験ではまず使えないでしょうし、そもそも出題されないでしょう。そしてそれが仮に出題されて解けたとしても2~3点程度です。

それよりも、今ある知識を徹底的に固めて、本番では解ける問題を「確実に即答」できるようにしていきましょう。

著者情報

究進塾 編集局

究進塾 編集局
東京・池袋にある究進塾の編集局です。受験指導のプロが大学受験に役立つ情報をお届けしています。 大学受験対策コースはこちらからご覧いただけます。

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