ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)
実践編中心の参考書です
本シリーズは基礎がためのための本が多いですが、こちらの本は実践編です。
「古典文法基礎ドリル」で出てきた文法の表が初めに記載され、確認ドリル、練習問題と続きます。
練習問題には実際の古典から文法問題が出されるので、よりセンター試験や二次試験に近い形で解くことができます。
色遣いがシンプル
文法書の中には分かりやすくしようとカラフルに仕上げている本もありますが、こちらの本は赤と黒のみである上、赤色になっている部分もほとんどなく、非常にシンプルな色使いです。
これは完全に好みの問題ですが、色が多いと見にくい!という方はこの本をぜひ試してみましょう。
少し難しい言葉はすぐ隣に
最初にこの本は実践編であると書きましたが、あくまで文法書であるので、単語に関しては基礎ドリル同様優しい対応となっています。
少しでも難しい単語はすぐ隣に赤文字で示してあるため、実際の試験よりは文章の意味を読み取りやすく難易度が下がっています。
より実践的に取り組みたい方は赤シートを使うと隠れるのでお勧めです。
センター試験でも問われやすい「識別問題」にもしっかりと対応
肝心の内容ですが、単元の割り方は基礎ドリルと同じです。
特に注目してほしいのは最後のほうにある助動詞の識別問題です。
「む」「る」「なむ」など、どの意味でつかわれているのか判断がつきにくい助動詞の問題はセンター試験でもよく出題されます。
最初の表の中にポイントが書かれているので、何度も読み返し問題を解くことで識別問題には強くなっておきましょう。