古文単語ゴロゴ
絵のインパクトは一番!
古典で出てくる押さえたい単語をひたすらゴロで紹介しています。
すべての単語ではありませんが、そのゴロが頭に入るインパクト大なイラストも載っています。
全く古典とは関係のないゴロばかりですが、とにかく印象に残ります。
その絵に圧倒されて見落としがちですが、その単語が使われている古典の例文もきちんと載っています。
巻末には単語の読みや掛詞、藤原家の家系や出家パターンなど古典世界の常識などが表として簡潔に紹介されています。
似たゴロが多いため記憶がごちゃごちゃになる
この本の強みは何といっても「ゴロで覚えられる」ことですが、欠点があります。
それはゴロの内容が似通っている部分があるところです。
たとえば「こころあり」「こころぐるし」など、「こころ」がついている単語には所ジョージさんがたくさん出てきたり、トムやトミー、なほ子など一般的な名前が使われたりしています。
どれも個性豊かな絵ですが、混同しやすく注意が必要です。
メインではなくサブ教材として
ゴロとして無理矢理おさめたものも多いので、ゴロで覚えるより単純に単語の意味を覚えたり、例文ごと覚えたりした方がいいことがあります。
基本は問題で出てきたときに覚え、ゴロゴは面白いと記憶に残ったものを使うといった補助教材としての使い方をお勧めします。
もうひとつの使い方としては、学校の単語テスト。
しまった、今日小テストあるの忘れてた!という時に範囲内のゴロを口ずさみましょう。もちろんそれだけでは実力にはならないので、テスト後は反省してしっかり復習しましょう。