学力を確実に定着させる!予習と復習に意識的に取り組もう!
なんとなくの予習・復習は意味はありません
「予習・復習が大事」
だからきちんとやっている…「つもり」になってはいませんか?
ただなんとなく教科書を読んでノートに内容を写すといった予習や、とりあえず問題を解くだけの復習では予習・復習の意味がありません。
授業を受ける前に予習をする
予習をする意味は、2つあります。
自分で理解しようとすること
まずは自分で理解しようとすることによって内容を頭に入れることです。
予習の段階で内容を全て理解する必要はありません。
理解しようと努力をすることが大切です。
わからなくても「これはどういうことだろう?」と自分で考えることによって、記憶に残りやすくなります。
分からないところを明確にする
予習のもうひとつの意味は、どこがわからないのかを明確にすることです。
わからないところがわからないまま授業を聞いても、授業の「聞き流し」になってしまいます。
予習の段階でどこがわからないのかを明確にしておくことで、授業を受けるときに「今日の授業ではここをわかるようにしよう」と目的意識を持って受けることができます。
同じ授業時間でも、だらだらと聞き流すよりも目的意識を持って聞いている方が効率がいいのは言うまでもありません。
予習をするときは、この2つのポイントを意識して取り組んでみましょう。
授業を受けた後に復習をする意味
理解ができたのかチェックする
では、復習の仕方はどうでしょうか。
復習では、授業を受けたことによって予習でわからなかったところがわかるようになったかをチェックすることが一番大切です。
チェックする方法は、実際に問題を解いてみることがおすすめです。
問題が解けなければ、もう一度教科書やノートを見て解けるか挑戦してみます。
それでできれば、忘れていただけなので理解はできていることになります。
問題演習を繰り返して、記憶を定着させるようにしましょう。
教科書やノートを見ても解けなかった場合は、まだ内容が理解できていないということなので先生に質問をしてわかるようにしておきましょう。
問題が解けなかったときに、答えを丸写ししてわかったつもりや復習したつもりになってしまうのが一番危険です。
「受験勉強をしなくてはいけないから、日々の授業の予習や復習に時間を割けない」と思い込んで焦っている受験生こそ、新しい内容を効率よく学習するために予習・復習を意識的に取り組む必要があるのではないでしょうか。
予習をすることで授業と復習が、復習をすることで予習と授業が活きて、学力が定着するのを実感できるはずです。