高校これでわかる数学I+A (高校これでわかる新課程版)
教科書を分かりやすくした基本参考書
最初にやるのにちょうどよい基本参考書です。各分野とも、導入部分の解説が詳しいので学校の授業についていけず数学が嫌いになってしまっている人が使うのに最適です。重要な公式については証明まで丁寧に載せているのもありがたいところです。
問題数
例題201題+類題201題+定期テスト予想問題63題
問題集としても使えるほど問題が充実しています。
おすすめのやり方
①例題を(答を隠して)解いて正解できたら、類題は解かない。間違えた場合は類題も解いて行く。
②各章が終わるごとに定期テスト予想問題を解く。
【注意点】
※1.基本例題の正答率が70%以下であれば1周目は発展問題はやらず、基本例題を完璧にすることに集中して、2周目で発展例題に取りかかる方が効率がよいです。
※2.時折登場する公式の証明については、最初は読むだけでよいですが、問題が全て解けるようになったらこの本の「卒業記念」として、ちゃんと導けるようにしておきましょう。
どのレベルまで到達できる?
この参考書を2~3周して完璧にできるようにすれば、履修単元については記述模試(河合塾)で得点率50~60%程度、センター模試で得点率70~80%程度までは到達できるはずです。もしこれを演習してもそこまで到達できない場合は、演習が不足している可能性が高いので、演習量を積むために「これでわかる数学ⅠA問題集」に取り組むとよいでしょう。
どのくらいの時間をかければよい?
【受験生】ⅡB、Ⅲもこの後にこなさなければならないことを考えると、1か月で1周したいところです。2周目は半分の期間で終わらせましょう。
【1、2年生】まだ受験まで時間的余裕があるので、2か月で1周すればよいでしょう。