1冊を何周もするべきか、それとも、複数の問題集を演習するべきか?
Q.問題集は1冊を何周もするべきでしょうか、それとも、複数の問題集を演習するべきでしょうか?迷っています
A.これは受験生にとって、永遠のテーマです。
よく言われている定説は、「1冊を何周もすることが大切」説です。
私(並木)もこれまで生徒に「1冊を繰り返しボロボロになるまでやることが勉強の鉄則だ」と言い続けて来ました。実際これによって伸びた生徒は大勢いました。ただ、これを実行しても伸び悩む生徒も一定数いたのも事実です。
そして、至った結論は、
「1冊繰り返しスタイル」は理想的でベターな方法ではあるが、万人に効果のある方法ではない(特に数学!)」
です。
すでに「1冊繰り返しスタイル」」で、結果が(模試で)出ている生徒はこの方法を続けましょう。ただ、「この方法をやったけど、結果が出なかった」という場合は、以下の方法を試してみてください。
1単元が終わるごとに、チェックテストを別の問題集で行なう
(例)
メイン | チョイス(A問題) |
---|---|
チェックテスト | 黄チャート |
同じ単元を別の問題集で解くことで「本当に定着しているか?」が測れます。
ただ、このときに一つ注意が必要です。全問題を解くのでは時間がかかりすぎて、チェックテストという範囲を超えてしまいます。あくまで、問題をピックアップして解くことが大切です。時間は90分程度がちょうどよいでしょう。そして、もう一つ大切なことは、正答率を記録することです。正答率が70%以下であれば、復習➡さらに別の問題で再テストを行なう事が必要です。
実際、究進塾でもこの方法で(問題選定、配点、制限時間を詳細に決めています)指導した結果、「1冊繰り返しスタイル」ではうまく行かなかった生徒に成果が出ています。
ぜひお試し下さい!
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