海馬 〜脳は疲れない〜
こんにちは。
試験期間がはじまると・・・
なぜかなぜか、掃除をしたくなる~
本を読みたくなる~
というありがちな逃避行動に走っているわけですが・・・
今回読んだ
「海馬 脳は疲れない」
という本はとても面白かったのでご紹介
この本は東大の池谷先生(薬学系研究科)とコピーライターの糸井重里が
「脳の働き」をテーマにした対談形式になっているのですが、
一番感じたのはコラボレーションによる
「話題の広がり」
でした。
池谷先生は「海馬」という記憶を司る脳の部位について
研究されおり、その働きを社会の構造や人間関係といった
身近なたとえを使って伝えてくださっているのですが、
糸井さんの
「それって●●みたいですね。」
「なるほど~、△△ってことですね。」
と返す言葉が、理系畑、研究畑ではない
なんとも絶妙な言い換えなんです。
言葉を紡ぎだす職業ならではの
秀逸なたとえ。
多くのプロと対談してきたからこその
経験と科学を結びつけるコメントに
すっかり糸井重里ファンに
なってしまいました。
文系畑から医者になる、
そんな私の存在意義を考える
という側面でも
大きな刺激と見通しをもらった1冊でした。