受験を勝ち抜いた学生に学ぶ、他の人とは違うオリジナルな勉強法
成功した人には、他の人とは違うオリジナリティがある、
と言われています。
たとえば、イチロー選手の振り子打法はオリジナル過ぎて、オリックスに入団したばかりの頃は当時の監督が修正しようとしたと言います。
この例に限らず、成功=オリジナリティの法則はビジネス・学問研究・スポーツ・芸術の世界など、ほとんど全ての分野について当てはまることではないでしょうか。
では、受験勉強ではどうか?
よく言われるのは、
受験勉強だけは、定番の参考書と問題集を、決められたパターンに沿って、地道にこなして行けば合格できる。
という説です。
これもたしかに一理あります。
ただ、本当にオリジナリティはないのか?
受験を勝ち抜いた学生に聞くと、実は、オリジナリティのある勉強方法を行っていることが分かります。
たとえば、
- 数学の問題集の解答に、まず自力で解けたところまで印をつけ、そこから、次の行までの「ラグ」を赤い矢印で示す
- 解けなかった問題を毎日リストにつけ、そのリストを見て、4日後に再度チャレンジする。それでまた間違えた場合はさらに7日後にチャレンジする。
など。
ちなみに、僕が受験生のときに行った方法は、
英語の長文の前置詞を全部チェックペンで隠す。
さらに、[動名詞or不定詞]もチェックペンで隠し、その下に原形のみ書いておく。
too~to構文やso~that構文は並び替え作文などで出題されやすいので、文全体をチェックペンで隠し、下に単語の順番を入れ替えて書いておく。
というやり方でした。
おかげで、ノートはチェックペンで真っ赤になっていたので、電車の中でそれに顔を近づけて、緑の下敷き越しに見ていると、後ろの女子高生2人組に「あのノートきもい~」と、言われたりということはありましたが、
長文の復習をするだけで、単語や文法なども合わせて覚えることができて、英語は一番の得意科目でした。
この勉強方法は誰かに聞いたのではなく、自分で思いつきました。
暗記科目で使っていたチェックペンへの信頼度があまりに高かったんで、英語の長文でもチェックペンを使えないかな、と考えたのがきっかけでした。当時「チェックペンは魔法のペンだな」と思いました。
それで数学の解答にもチェックペンをひいて覚えようとして、失敗しましたが・・
話が長くなりましたが、結局言いたかったのは、
勉強方法にも細かい点で工夫できることがある!
ということです。
「青チャートを2周」、「NEXT STAGEを3週」と言っても、大切なのはそのやり方です。
何をやるか(What)?
ではなく、
どうやるか(How)?
です。
どこに×印をつけるか、とか、問題集はきれいに使うべきか、汚して使うべきかといった点、ここにも気を配りながらやって行くと効果は大きくなって行きます。