医者は聖職か?
試験が終わってからやりたいことリストはまだまだ続きます。
次のテーマは
□この春休みに3本の医療に関わる映画を見ること。
というわけで、
今回は、TSUTAYAで
[神様のカルテ2]を借りてきました。
以前にも
「神様のカルテ1」のおすすめについて書いたことがありましたが、
私は2のほうがよかったかも!
(単に藤原竜也がイケメンだったからという説もあり。)
今回の映画では
医者は人間なのか?聖職なのか?
という点がテーマになっています。
命を扱う医者が自分のQOLを優先にすることは悪なのか?
自分の生活を犠牲にして患者さんに尽くし続ける医者がいい医者なのか?
この点について、皆さんはどう思われますか?
確かに、患者さんに尽くし続けるお医者さんは日本にはたくさんいらっしゃいますし、
本当にすばらしい姿勢だと感じます。
そして、そのような医者になりたい、と自分も少し思ってしまう節があります。
(いや、いいことなんでしょうけど。)
でも一方で、自分も貴重な医療資源の一部なのだ
という認識も常に持っていなければいけない、と私は思っています。
尽くし続ける医者が全員天寿を全うできるのであれば、
それが一番いいのかもしれません。
でもそのような理想があるからこそ、
私は医師として、中途半端にはできないと、一線から退く先生(特に女医さん)
がいるのだとしたら、
また、過労で倒れる先生が増えているのだとしたら、
それは結果的に社会にとって大きな損失につながります。
自分は医療資源の一部。
たとえ細くとも、できるだけ長く持続可能な自己運営をしていきたい。
そしてそのような仕組みをつくっていきたい、と思っています。