英文法教室 <新装版>
かつては駿台本科の英文法テキストには、この本の練習問題が並んでいたらしい。
数問やってすぐ解説(数ページ)、数問やってすぐ解説(数ページ)、 の繰り返しなのでペースがつかみにくいが、収録されている問題はオーソドックスな問題が並んでおり、正直、どこの予備校でも英文法のテキストの内容は大体これと大差ない。
となると、違いを分けるのは伊藤和夫の濃厚な解説部分。
『英文解釈教室』『英語構文詳解』になじんでいる人なら問題なかろう。
「学習英文法を精緻に体系化し金字塔的英文法書」の言葉にウソ偽りはない。
なお、書誌情報としては、1979年初版本(ハードカバー)で、90年代以降絶版だったのが、2011年にソフトカバーで復刊されたものである。