診断学を学ぶ その1
こんにちは。
今回は私が細々と続けている、診断学勉強会について
ご紹介したいと思います
そもそも医学部では、
ざっくり言うと
最初に体の細胞レベル、分子レベル、の仕組みを学び、
正常の体の仕組みを学び、
病気の細胞レベル、分子レベルの状態を学びます。
これがいわゆる基礎医学という分野で、
大体2年生~3年生の前期くらいまで授業があります。
それが終わると、
「臨床医学」といって
循環器(心臓の病気とか)
呼吸器(肺の病気とか)
皮膚科
耳鼻科
といったように、主に臓器別の具体的な病気のメカニズムから
治療方法までを学ぶ授業がはじまります。
そして、そのあとは国試に向けて
臨床医学の勉強、勉強・・・
・・・となりまs。
しかし実際、現場に出たら
患者さんは
「この臓器のここの部分がこのように痛みます!」
なんて具体的にピンポイントで教えてくれないわけですよね。
「なんとな~く頭が痛いんです。」
とか
「ここらへんがムカムカします。」
とか
言われるわけです。
そんな実際の患者さんの主訴(上記のような主な来院理由)
から、医学的な専門用語に置き換え、
どの症状に当てはまっているのかを推測していく過程を学ぶ、
それが診断学です。
実際、具体的な症例を先生が持って来てくださり、
ケーススタディを中心に進めていくのですが、
臓器別に習っていても、
実際別の観点から問題を出されると
・・・全然わからないんですよね
例えて言うならば、
国別、地域別に覚えていた世界史を、
同時代の各国の動向の関係や文化の比較
といった切り口で問われるような感覚です
難しいし、毎回四苦八苦しています
でもわからないなりにこういう問題って
取り組むのは楽しいです。
頭が柔らかくなっていくような感じがします。
私の頭ももう少し賢くなっていくことを願いつつ、
細々と続けていきたいなと思っている勉強会です